東海科学機器協会の会報

No.279 2000 1月号

新しい年を迎えて

東海科学機器協会 理事長 津坂 武昌(オザワ科学株式会社)


明けまして
おめでとう御座います。

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 会員の皆様には益々ご健勝で清々しい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
 日頃から協会の事業につきまして、格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。昨年の日本経済は、金融ビッグバンを始めとする国際化の進展と急激な金融環境の変化に対し公的資金の投入や金融再編の動きにより、やや落ち着きを取り戻しておりますが、リストラに取り組む産業界の動向と共に予断を許さない厳しい状況が続いております。私共の業界も地球環境への取り組みを始め科学技術や教育の振興策等、若干恵まれた環境にありますが、総需要の抑制と大競争時代の到来により総じて厳しい展望となっております。
 当地では2005年開催の日本国際博覧会(愛知万博)を始め中部国際空港と複数の研究学園都市構想等、ビッグプロジェクトが目白押しとなっております。いずれも計画から一歩進み、着工実施の段階を迎え、地域の活性化に大きなインパクトを与えるものと期待を致しております。
 昨年も参加、交流、行動の原点に立って全国友好協会の事業に積極的に参画して交流と情報の交換に努めて参りました。
 また本年は、当協会の最大の事業であります第18回最新科学機器展を4月に吹上ホールで開催致します。今回は第6回計量計測総合展と共に、新たに第1回名古屋粉体工業展も同時開催となり、三つの展示会の融合により大きな相乗効果を発揮して、地域ユーザーと出展の皆様との情報交換の場として広く活用される事が期待されるところであります。
 会員各位の一層のお力添えを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 本年は20世紀最後の年になりますが、益々進展する情報化への取り組みと早い変化に即した対応で地域社会の貢献し、21世紀に向けて東海発景気回復の情報が発信出来る事を願い、日本経済新生のスタートの年になる事を切望するものであります。
 最後になりましたが会員各位の一層のご繁栄と皆様のご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶と致します。


No.279 2000 1月号

新年にあたって 五行歌

東海科学機器協会 
副理事長 岡野 忠弘(名古屋科学機器株式会社)


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No.279 2000 1月号

2000年に向って

東海科学機器協会 理事 浅野 山治(株式会社浅野器械店)


新年あけまして
    おめでとうございます。

 昨年は我々の中日ドラゴンズが、念願かなってリーグ優勝ができました。ドラゴンズファンが多い、東海科学機器協会の会員の皆さんには、重ねておめでとうを申し上げます。優勝はしたけれども、何か物足りない感じがするのは、日本一になれなかった事ではないでしょうか。
 物事には、身の程を知るという事が大切ではないでしょうか。私はセントラルリーグの優勝だけでも良しとするべきだと思っています。また、今年は昨年以上に、日本一を目指して皆さんと共にドラゴンズを応援していきたいと思っています。
 これが、身の程を知る野球ファンではないでしょうか。
 頑張れドラゴンズ。今年は竜年だ、地下鉄もナゴヤドーム球場まで直接乗り入れができるそうです。
 今年2000年の竜年こそ、日本一のドラゴンズとなることを夢に見て、今年も協会、会社、個人共に頑張って応援して頂きたいと思っています。
 東海科学機器協会の皆さん、今年もいい年でありますように。


No.279 2000 1月号

竜年だ日本一

機器協会 理事 竹田 政夫(株式会社イリエ)


新年あけまして
    おめでとうございます。

 ドラゴンズ、11年ぶりのリーグ優勝おめでとう!!背番号77が宙に舞った。
 ドラゴンズファンにとって、こんな幸せなシーズンはありません。想いおこせば、開幕怒濤の11連勝!これでドラゴンズファンのだれもが今年こそは絶対優勝できると確信した。しかし途中何度か優勝できないのではないかと思うところもあったが、振り返ってみれば6月に1日だけ首位の座を阪神タイガースに譲ったものの、スタートからゴールまで首位をひたすら走っていた。球界きっての投手陣、心から心へ信頼のたすきがつながってVへ導いた鉄壁リレー、次々に誕生した日替わりヒーロー、本当によくやってくれた。ありがとうドラゴンズ。
 さあ今年は2000年、竜の年。今年こそ去年つかみそこなった日本一を達成して、最高の世紀末にしてほしい。

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No.279 2000 1月号

秋の池

東海科学機器協会 理事 木下 実(合資会社木下理化)


新年あけまして
    おめでとうございます。

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 鶴舞公園の秋の池をご存じでしょうか。秋から冬にかけての景観は見る角度によってその趣きが異なり、私は東北に向けて見るのが特に好きです。都会の中で一年の自然の流れを感じさせられ、心和む池です。
 昨年一年もいろいろな出来事がありました。その中で技術立国をめざす日本にとって、H2ロケットの2度連続の打ち上げ失敗は残念でなりません。技術に溺れず技術と生産の調和を伴い、失敗にめげず科学の発展のためにさらなる飛躍を期待したいものです。
 昨年の新聞紙上では「経営の質」という記事に興味を持ちました。
・自分の過去の苦労話に大半の時間を割く社長を持つ会社の成長性は高くない。
・創業者の自叙伝をプレゼントされたら、その会社への投資はもうからない。
・決算説明会に不必要に多くの役員、社員を連れて来る社長は独裁者か、数字のことを知らない。
・平凡な社長は総論を話し、優秀な社員は各論も話す。
・社長が著名人との親交をにおわせたり、強調するときは、その会社への投資は避けた方がよい。
・社長室の豪華さとその会社の成長性は反比例する。
・豪華な本社ビルを建てたときは、業績のピークが株価のピークか、その両方である。
・情報開示に熱心すぎる会社には注意する。
・多角化は多悪化になることが多い。
・地獄からはい上がった会社は強い。
・社員同士が役職名で呼び合う会社よりは「さん付け」で呼び合う会社への投資の方が、リターンが高いことが多い。
・自社製品以外のおみやげをくれる会社への投資はもうからない。

西暦2000年、良いお年でありますことをお祈り申し上げます。


No.279 2000 1月号

夢よもう一度

東海科学機器協会 理事 伊丹 惣三(壽工業株式会社)


 毎年、本欄で二つの夢を見つづけて来ました。一つは、中日ドラゴンズがセ・リーグ優勝することであり、もう一つは、フォクラー水でアトピー患者が猛烈な痒みから解放されることでした。
 前者は正夢になりました。開幕11連勝で「今年のドラゴンズはやるな」と思わせましたが、途中で調子を崩して一時阪神タイガースに首位の座を明け渡したことがありました。しかし、その後再び盛り返して2位の巨人に3連勝して断然有利になり、大詰めの9月30日を迎えました。
 会社のリフレッシュルームで、社員達と缶ビールを飲みながらのテレビ観戦でした。ドラゴンズがヤクルトに4-0でリードを許したときには「ダメかな」と思われました。しかし、横浜球場で巨人が敗れ、その瞬間ドラゴンズの優勝が決まりましたが、今やっている試合に勝ってこそ星野監督の胴上げが盛り上がるわけですから必死になって応援しました。結果は5-4で見事な逆転勝ちを収めました。その場の全員で“燃えよドラゴンズ”を合唱しました。私の夢の一つが叶いましたが、今年はリーグ優勝だけではなく、日本一になってもらいたい、と願っております。p5_cut1
 さて、二つ目の夢のことであります。ごく薄い食塩水を電気分解して得られる電解除菌水(フォクラー水)には、次亜塩素酸が多く含まれていて強い除菌力があります。このフォクラー水で毎日5~10分間、アトピー性皮膚炎の肌を洗浄しつづけると、表皮にある黄色ブドウ球菌に対して強い除菌効果があるので、1週間で痒みが和らぎ、1カ月でキレイな肌になった事例があります。ご希望の向きにはフォクラー整水器を無料でお貸ししますので、どうぞお声を掛けてください。多くのアトピー患者が猛烈な痒みから解放されることを願っております。


No.279 2000 1月号

21世紀の日本

東海科学機器協会 理事 前田 憲一(株式会社島津製作所)


 昨年を振り返って最も印象的だった出来事の一つに、米国クリントン大統領の不倫疑惑の報道ぶりがある。それも我々日本人から見ると、一国の大統領を国民の前に素っ裸にし、それをTV報道するのだから恐れ入る。日本で同様の政治家の女性に関するスキャンダルがあったがその報道ぶりはどうだっただろうか?
 アメリカ人はもともとその開けっぴろげさが特徴の一つだと思っていたが、これほどまでとは思ってもみなかった。
 ひるがえって我が国はどうだろうか?もともと「臭いものにはふた」ということわざがある。意味を辞書で引いてみると「解決しなければならない、いやな問題や知られたくないことが世間にもれないようにすっぽり隠す」とある。そういえば我々はいやなことがあると、どうしてもそれを避けて通りがちだ。アメリカ人ならさしずめ「臭いものはふたを取って、中身を確かめましょう」となるだろう。p6_cut1
 ヨーロッパはどうだろうか?どうも日米の中間のようだ。
 我々日本人にとってはアメリカ方式が“グローバルスタンダード”と称して、日本になだれ込んできても困るだろう。かといっていつまでも臭いものにふたは出来ない。
 臭いものはふたを取って中身を確かめる、ということは言い換えると「問題点を発見する」ということに通じると思う。振り返ってみると我々の日常の活動は「問題点発見の旅」のような気がする。問題点を発見し、それを愚痴って放置せずに、解決策を考え実行することが成長というのだろう。その過程では当然変化がつきものだ。
 トヨタ自動車の奥田会長が4年前、就任の社内の所信表明で「これからのトヨタは何も変えないことが最も悪いことだと思ってほしい」といわれたそうだ。大事にしたい言葉だ。


No.279 2000 1月号

西暦2000年を迎えて

東海科学機器協会 理事 細居 邦造(株式会社ダルトン)


明けましておめでとうございます。

 西暦2000年という節目の年を迎えるに当り、私自身にとっても又、旧年と異なって、新しい地で新年を迎えることが出来ましたことは、これ迄にない喜びを感じております。
 さて2000年問題で揺れている世界経済の内でその動きを考えれば、資金と情報は既に国境を越えグローバル化が進行し、一方経済のリジョーナル化とローカル化の現象の中で産業構造は付加価値増殖型の産業がリーリングセンターとなって来ています。これから21世紀に向けてはまさにハードシステム型経営からソフトシステム型経営への移行が増々進み、個性適応型システムの実現に向けて個人をベースに価値観の多様化と個性の重視への対応を要求され、機能的には高成長経済下の多機能、高機能から簡略化への移行の動きが、高度情報技術面からは知的情報(記号系)の音・文字・情景等々から味・香・肌ざわり・コミュニケーション・閃き等々の心的情報(非記号系)へよりシフトされて行く様子が顕著に見られるようになって来ています。p7_cut1
 そうした高度情報社会-情報が価値を生む社会は又、女性の時代とも呼ばれ、情報産業、情報処理産業、情報通信産業、デザイナー等心的情報関連分野での活躍はご承知の通りのことと思います。
 知恵(頭脳)を働かせる時代、知恵の使い方を問われる社会に私達の身近な東海科学機器協会会員の中の多くの企業がそれらを実践され、又されつつあることは、まさに21世紀は東海地区の時代と言うにふさわしい新しい世紀となることは間違いないのではないでしょうか。
 最後に私が名古屋に赴任し半年になりますが、この間会員の皆様方を初め周りの方々の温かい御支援、御厚情を賜り、改めて御礼申し上げる次第です。
 本年も旧倍の御支援、御指導の程よろしくお願い申し上げます。


No.279 2000 1月号

おらが春嬉しさは中くらいかな

東海科学機器協会 理事 後藤 聡(株式会社中央理化器製作所)


新年明けまして
    おめでとうございます。

 ’99年プロ野球日本シリーズは、惜しくもドラゴンズはトップになれなかったですが、そのために今年こそはという目的が出来てある意味では、二位の方が良いのかも知れません。最高に嬉しい春よりも中くらいの春の方が今年への目的とやる気が出るものです。ヘタにトップに立つと、追われる者の義務感と責任感にさいなまれて、王さんも大変だろうなと思います。過去ドラゴンズのシリーズ優勝の年は景気が悪くその翌年に景気が良くなるという現象が見られたそうですが、銀行が再編成されたり、メーカーが縮小統合されたり、かつてなかった社会経済状況のもとでいかにハイリスクをさけ、ノーリターンでない少しのリターンを求めるか、まかり間違ってもどこかの取り立ての腎臓1個いくらなんてことにならないように気を付けないと、と言っても健康な腎臓でないと売れないかな。売った買ったは……の内にというが、今後益々売る事は難しい時代になるであろうし、知らない間にインターネットで売買終了になってしまったり、今後コンピューターの世話なしには過ごせそうにないであろうし、中くらいの嬉しさがコンピューターにわかるかな。なにもかもデジタル化してしまい、速度が限りなく速くなって来ると、人間は直観的にそのデータや結果を判断してしまいがちになり、そこまでの過程や方法はどうでもよく、その結果だけを読んでしまいそうな人間が増えてきはしないだろうか。
 稲を植え実を付けるまでの時間的余裕が、生物や動物等自然界のサイクルとして大切ではなかろうか。この時間的サイクルは、21世紀、22世紀へと益々短くなっていくとしたら、暦とは、春とはそのただ一点になってしまい、セミコロン程の値打ちしか無くなってしまわないだろうか。おらが春と感じられる今が良いのかも知れない。たとえどんなに寒い春であっても、人の感性を大事にして健康に生きていきたいものだと“屠蘇”に酔いしれて……。


No.279 2000 1月号

新しき年に向けて

東海科学機器協会 理事 西村己恵子(株式会社テクノ西村)


 東海科学機器協会会員の皆様には、新年明けましてお目出とうございます。
 如何な年をお迎えになりましたでしょうか。この新しい年を如何なる年になればと念じられておられますでしょうか。昨年の秋口に、JET(TKK二世会)で行われました勉強会で袈裟を召された方が講師としてお話をされる機会がありました。その際おっしゃいました“念ずれば通じる”とおぼしき事、ただこの事が大きく頭に残っております。その時いただきましたカードを改めて取り出して見てみますと“念ずれば花ひらく、切に思うことは必ずとぐ(道元)”と書かれておりました。 それぞれの人間がそれぞれの事を念ずれば、ただ念ずるという形ではなく、念じる方向へ思考のみでなく、それへの行動、それへの努力につながって行くものですとおっしゃいました。
 各々各社の皆様にはどうか、この新年が希望へのステップであります事を切に念じております。この念じる行動も健康への基盤の上に立っている事を声を大にして申しそえます。少しでも良い方向へのステップでありますように。


No.279 2000 1月号

展示会でビジネスチャンスを

展示会でビジネスチャンスを

東海科学機器協会 理事 間宮 収(東海八神株式会社)


明けましておめでとうございます。

 新しい年を迎えて、謹んで皆様方のご健勝とご繁栄を心からお祈り申し上げます。
 昨年は、期待外れの年でありましたが、今年は、久しぶりに景気の回復の希望がもてる気配の新年を迎える事が出来ました。
 その一つには、当協会の最大のイベントであります「第18回最新科学機器展」の開催が、4月に吹上ホールにて予定されています。この機会をとらえて、業界の情報の発信基地として、会員の皆様方が積極的に活用して頂ければ、業界全体が活性化するものと期待しています。この度の展示会は「第6回計量計測総合展」と「第1回名古屋粉体工業展」を同時開催致します。今回初めての試みとして3つの展示会を同時に開催する意図は、いろいろな分野のユーザーを対象にした展示会を計画してほしいという要望に応えたものです。したがって、今までにない規模・内容等を充実させ、多くの来場者に満足して頂けるように準備を致しています。
 また、このような展示会の機会は、東海地区では3年に1度の開催であります。p9_cut1
 展示会開催期間中には、記念講演、新製品・新技術説明会などが予定されていますから、皆様方のビジネスチャンスの場として、最大限に活用して頂きますようお願い致します。もう一つの要因として、昨年の日本の経済界は、少しずつではありますが、前年に比べて右肩上がりの企業が多くなりつつあります。政府も科学技術研究費の補助金を増額するなど積極的に取り組んでいます。 我が業界もこの機会を捕らえ、希望のもてる年に繋がって行く事を期待しています。私も展示会実行委員の一人として、可能性を求めて最善を尽くす所存でございます。 今後とも、皆様方のご支援とご協力の程、よろしくお願い致します。
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No.279 2000 1月号

ミレニアムを越え、勝ち組へ!!

東海科学機器協会 理事 浅野 尚孝(日製産業株式会社)


あけましておめでとうございます。

 昨年は、ドラゴンズがリーグ優勝し、TKK会員の皆様には、晴れやかに新年を迎えられた事と思います。
 新聞によりますと、ドラゴンズ優勝は過去4回ありましたが、その4回とも不景気の真っ最中でありました。しかしドラゴンズが優勝すると、その次の年は、株価も大幅に上がり、景気が回復するという、素晴らしいジンクス?があるそうです。
 11年11月29日付の日経新聞にも報道されましたが、アジア向け輸出の増加に伴い、NKK、川鉄などの鉄鋼関係はフル生産状態が続いているようです。鉄鋼最大手の新日鐵も、10月からフル生産体制に入ったと報道されました。又、三菱化学、三井石油化学などの石油化学大手も、エチレンを中心にアジア向け輸出が拡大し、あのバブル期1990年の生産高に並び、過去最高の生産高になっているとも報道されました。
 半導体関連、エレキ産業もすでに回復過程にあり、2000年は我々にとって、フォローの風が吹く時と確信します。
 しかし、勝ち組と負け組がはっきりする時代でもあります。
 方向、舵取りを誤らずに、是非頑張って良い年にしたく思います。
 皆様の更なるご健勝をお祈り申し上げます。


No.279 2000 1月号

昇龍

東海科学機器協会 理事 八神 基(株式会社ヤガミ)


 いよいよ西暦2000年の幕開けを迎えることとなりました。
 西洋キリスト教の国々では、ミレニアム(千年紀)を祝う大掛かりな事業が行われているようです。p10_cut1
 東洋では今年は辰年、動物になぞらえると龍となります。龍は十二支の中で唯一想像上の動物です。天空でも地上でも水中でも生きることができ、中国では皇帝は龍の化身として絶大な権力を有していました。
 年賀状では「タツの落し子」が描かれているものを多く目にしますが、できれば勢いよく天を翔ける「昇龍」をイメージしたいものです。
 我が国もバブル経済が崩壊して早や10年、景気もなんとかならんかと思い煩いつつ、失われた90年代に別れを告げ、今年はこの龍にならって、大いに昇り詰めたいものです。 龍頭蛇尾に終わらぬよう、年の初めから気合いを入れて頑張ってまいりましょう。


No.279 2000 1月号

2K・年頭に際して

東海科学機器協会 監事 各務 隆弘(朝日テクニグラス株式会社)


あけましておめでとうございます。

 TKK会員の皆様方には、佳き新年の幕開きを迎えられたことと存じます。
 昨今の話題はミレニアムに終始した年でした。世界のクリスマス、新年は街も人心も殊更ルミネッセンスに輝き、それぞれの新年を感慨深く迎えたことでしょう。
 「世紀末」も「ミレニアム-millenium」になると、俄然お洒落な響きがします。不景気をよそに2000年のカレンダーを見るだけで、何か明るい明日が開ける思いがするのは不思議です。
 昨秋の話ですが、思い立ってシンガポールの「CIA99」※の参観に行って参りました。時期も11月の末で、この祈り一昨年に続きクリスマス・イルミネーションコンテストも見る事が出来ました。ご承知のように多民族国家だけに、中国系、マレー系、インド系、又は英国系のそれぞれの暦が共存して、正月気分は3ケ月に及びます。とりわけクリスマス・西暦の新年は観光客誘致の好機でもあり政府観光局※※の肝いりでオーチャードは勿論マリーナ地区に及ぶまで、夜ともなると街明かりをモノともしない光と彩色イルミネーションの世界が交錯して流れ、巻き上げ、点滅する「光」の競演が見られます。
 この光の渦中には喧噪も争いも無い虚構ながら、さながら夢の国への御招待の趣があります。自身のことで恐縮ですが、1945年生まれにとって戦後我が国のリストラクションが始まった年に生を受け、以来朝鮮動乱を起点にかなりの勾配で右肩上がりの国勢といっても過言でないほどの半世紀でもありました。これはまさに国際経済の中で日本が、如何に一等国たる煌めきを蘇らせるかの「光」の競演に奔走した歴史を、偶然にもシンガポールの夜に見る想いでもありました。
「ミレニアム」の語彙から「想像上の黄金時代」であったのかも知れません。他方この単位の側面から見れば僅か5%にしか及ばない時間の経過を経験して、結局7~8%の生とするならば、100年の計ではなく、せめて1000年の計の中で考え自身が何を残せるのか、会社として次世代に何が残せるのかにしても、おやである。
 ……などとY2Kを初夢に託し、昨年よりは今年。今年は又来るべき21世紀の為に相も変わらず狂奔西走する幕開けとなりそうでもあります。昔人曰く「回るコマは倒れない」の如く。
 皆様の年頭所感は如何でしょうか、文字通り確かに輝く2000年になりますように。
 本年もどうぞよろしくご指導お引き回しの程お願い申し上げます。

※ChemAsia99・InstrumentAsia99・AnalabAsiaの他、ENVIRONMEXasia99 とWATERMEXasia99が併催された国際会議と展示会で構成されている。次回は2001年11月13日~16日。 Singapore International Convention & ExhibitionCentre にて

www.int-acc.or.jp/singapore/


No.279 2000 1月号

もう一歩 前へ

東海科学機器協会 監事 水野 隆二(名古屋片山化学株式会社)


 会員の皆様、新年明けましてお目出とうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。
 いよいよ2000年がスタートとなりました。会員の皆様方におかれましても、たくさんの希望を胸にいだきながら新年をお迎えになられたことと存じます。昨年の後半から少し景気も回復の兆しが見受けられ、今年は油断さえしなければ好景気へ転じる、たいへん大事な一年になるような気がしております。会員各位のさらなる努力と成功を心から念じております。
 さて私は協会への活動を「もう一歩 前へ」のスローガンのもとに4月に行われます最新科学機器展の成功と協会行事の積極的な参加を目標に頑張る所存でございます。皆様方におかれましても、ぜひ協会への積極的な参加をよろしくお願い申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。


No.279 2000 1月号

勉強会にご参加を

JET会長 中野 良昭(株式会社中野)


新年明けましておめでとう御座います。

 西暦2000年を迎えTKKの会員の皆様におかれましては益々のご健勝のことと御喜び申し上げます。また昨年中はJETに対しては格別の御引き立てを頂き誠にありがとう御座いました。
 2000年問題も何事も無く終わり、皆様もゆっくりとお正月をお迎えになられたと思います。しかしそのお正月が明けても世間の景気の方は皆様の奮闘努力のかいも無く、未だ回復とはいえず、以前として厳しい状態のままです。その中にいてJETの会員の方々は不景気を打開すべく頑張っておられます。またその御忙しい中でJETの会員全員が交代でJETの勉強会を企画して頂き、そして数多く御参加頂きました。そしてこの会の活動が少しでもJETの皆様がたの御役に立てたらと思います。
 ここ何年かは二世会へ新人の方々が次々と入会されました。本年も名古屋、九州、東京でYES(各地区二世会)の交流会が開催される予定ですので新人の方々には是非ともご参加頂きたいと思います。全国の二世の方々の大変興味深い面白いお話が開けると共にお仕事にも必ずつながると思います。
 そしてこれらのJETの活動の内容をTKKニュースに掲載して頂き、TKKの皆様に報告させていただいており、誠に感謝しております。これからもJETの活動に何かとご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。


No.279 2000 1月号

東海科学機器協会 1999年度第8回役員会議事録

日 時
1999年12月14日(火) 16:30~17:25

場 所
タチソウ

出席者
津坂理事長、岡野副理事長、浅野理事、竹田理事、木下理事、伊丹理事、前田理事、間宮理事、細居理事、後藤理事、浅野理事(日製)、八神理事、各務監事、水野監事 事務局:犬飼

■議事
(1)第18回最新科学機器展について[竹田]
12月6日現在の出展企業、小間数等内容報告。
出展申込み1月末締切り、再度各企業確認依頼。

(2)第38回TKK野球大会報告 11/23(祝)[伊丹]
稲永公園球場にて準決勝、決勝戦を行い、終了した旨報告。
優勝:名古屋医理科商会、2位:伊勢久、3位:池山器械店、
4位:テクノ西村会計報告承認。

(3)TKK新春懇親会について 1/25(火)名古屋ガーデンパレス[後藤]
会員各位に案内状配布。新春懇親会の日程、開始時間(18:30)の確認。
同日開催予定の役員会15:00より展示実行委員会16:00より開始再確認。

(4)TKKボウリング大会 3/10(金)[八神]
会場:ブランズウィックスポルト。開始時間18:30スタート。
2000年1月に会員各位宛に案内状配布予定。

(5)東京科学機器協会 第52回新春大懇親会 2000/1/23~24[岡野]
津坂理事長、岡野副理事長、竹田理事出席予定。

(6)日本科学機器団体連合会 年史委員会 12/21(火)[岡野]
津坂理事長、岡野副理事長出席予定。

(7)その他
・12/14(火)17:30~日本科学機器団体連合会創立55周年記念史掲載役員集合 写真撮影(オクムラ写真館)12月末完成予定。
・平成12年度役員会開催予定案提示。次回役員会までに確認いただくよう依頼。
・TKKホームページ開設。約3ケ月間の利用状況報告。
・日本科学機器団体連合会(グループ保険)加入企業数等の報告、加入の勧め。


No.279 2000 1月号

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No.279 2000 1月号

編集後記

いよいよ新たな年2000年紀の始まりです。市況にもちょっぴり明るさが見えはじめたようにも感じます。よい年になりますよう。
Y2K問題で年末年始に出勤でしたが大きな問題も発生せず、とりあえずは無難なスタートです。(S.O)


新年明けましておめでとうございます。1999年を無事に過ごせたと思いきや、今度はY2K問題。何かと不安の種は尽きませんが、今年は記念になる年なので、みんな幸せに過ごせたらいいですね。(Y.O)


辰年を迎えました。天空に昇る龍のように景気上昇し会員企業様の繁栄をお祈り申し上げます。東海地方の方々は辰年・ドラゴンズのイメージ有り今年も期待!!会報誌も辰のごとく上昇していきます。(N.I)


あけましておめでとうございます。動物占いによると、今年は“こじか”の年。『新しい旅立ち・再出発』などの意味があり、何か事を始めるのにとてもいい年だそうです。ミレニアムにふさわしい年になりそうですね。今年も宜しくお願い致します。(J.S)


明けましておめでとうございます。新しい年2000年に入ってしまいましたが、全世界のコンピューターの調子はどうなんでしょうか。最高ですか?なんとなく落ち着かない気分の正月ですが、大丈夫、OK!常に前向きに歩んでいけば恐いもの無しだ。さあ-これからの新しい年を皆さん共に、朗らかな良い年にしていきましょう。今年も宜しくお願い致します。(I.O)


TKKのホームページ開設おめでとうございます。開設に際し、各方面で労をとられた方々にお礼申し上げます。これからこのホームページのコンテンツを充実させていかねばなりません。皆様の意見、お待ちしております。(S.O)


会報編集委員

 委員長  岡野忠弘:名古屋科学機器
 副委員長 間宮 収:東海八神
 委 員  小澤  :オザワ科学
  同   大藤 晋:島津製作所      
  同   大伴義孝:ヤガミ
 事務局