東海科学機器協会の会報

No.331 2010 夏号

ひまわり

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兵庫県南西部、佐用郡佐用町で撮影されたものです。
佐用町はひまわりが有名で毎年夏にはひまわり祭りが開催されてるようです。
写真提供 : 会員企業様からのご投稿、匿名にて
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No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 第57回定時総会開催報告


東海科学機器協会副理事長 八神 基


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 去る5月11日、名古屋ガーデンパレスホテルにおいて第57回TKK定時総会が開催されました。前回と比べ出席者は3名増の53名、委任状による出席者36名を加え、合計89名となり、会員総数104名ですから85.5%の出席率でした。
 定刻の4時40分、開会の宣言が司会者よりあり、次いで岡野理事長が登壇され、恒例により五行歌で締められる力強いご挨拶をいただきました。直ちに議事の審議に入るため、定款に従い理事長が議長となり、まず議事録署名人の指名があり、育英館の中尾社長様・サイエンス商会の中村社長様に議場の賛成多数をもってお願いしました。次いで各務理事より本会は定足数を満たしており、その成立の宣言がされました。直ちに議事に入り、第一号議案から第四号議案に亘り、八神・竹田両副理事長からそれぞれ報告と提議があり、議長による採決提議の結果すべての議案が承認可決され、円滑に総会が進行しました。
 第一号議案は平成21年度の事業報告で、この一年間の協会活動を振り返りながらの詳細な説明で報告があり、協会の諸活動につき異議なく賛同を得ました。主たる事業としては、当期初めに第21回最新科学機器展の開催がありました。4月22日から24日まで、3日間で18,692名と多数にのぼる来場者数でした。入退会の報告では新規入会は6社、退会は4社で結果104社となりました。あらためて会員の増強を出席者へお願いがありました。
 第二号議案は平成21年度の収支報告で、一年間の事業活動に係わるお金の出入り・遣り繰りにつき報告されました。総会資料の紙上での印字が細かく、次回からはプリント文字の拡大の必要を感じました。報告後、監事を代表して宮木監事からの監査報告を含め原案通り異議無く、承認可決されました。
 第三号議案は新年度の事業計画案で、10項目に亘り概ね従来路線に沿った事業内容で計画されています。会員の積極的な参加を期待しつつ提議され、議場からの賛同を得て原案通り承認可決されました。
 第四号議案は平成22年度の収支予算で、新年度の事業計画を実行するための予算付けです。原案通りで承認を受け可決されました。なお、当期に開催された行事の一について、参加募集の対象者が一部に限られてしまったことについての質疑がありました。人数制限により参加できなかった会員へは次回同種の行事への参加呼びかけを優先するなど、行事開催方法の改善についてなど活発な意見が交わされました。
 第五号議案は任期満了に伴う役員改選の件でした。第53回定時総会より改めている役員の選出方式に従い、まず信任投票の結果につきヤマト科学の岩田様・名古屋医理科商会の服部様よりのご報告を受けた後、予め会員へ送達されていた役員案の承認を議場で求めたところ、全員異議なく承認可決されました。ここで一旦休会に入り、この間に新たに選任された役員で臨時役員会が開催されました。理事長以下の役員構成が互選により可決されたのを受け、総会を再開し、岡野理事長より各役員の紹介があり全議案の審議が済みました。閉会のことばを各務理事よりいただき、総会は遅滞無く午後5時45分に終了いたしました。
 なお、この総会終了後の場を借りて恒例となっていますTKK・東海科学機器二世会=JETの活動報告および今期の計画が会長の青山さんから発言がありました。このJETは当協会に加盟する会員会社の経営後継者および予定者による同志的結合体で、先々にはTKKの核となることを期待されている人々の学習の場です。TKKの未来のためにも有資格者がいらっしゃいましたらお声掛けください。
 今回の総会はご出席のみなさまのご協力により、時間どおりにきっかりと進めることができました。深く感謝申し上げまして第57回の定時総会の報告を締めます。

No.331 2010 夏号

第57回定時総会ご挨拶

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東海科学機器協会理事長 岡野忠弘


 第57回定時総会を開催するにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
 昨年は第21回最新科学機器展を開催、会員の皆様のお力添えで困難な時期にもかかわらず成功裏に終了させていただきました。改めて感謝する次第でございます。
 今年は我々が属しています、日本科学機器団体連合会と日本分析機器工業会と合同で今年9月に幕張メッセで開催いたします。是非、こちらにもご高覧いただければ幸いです。
 今年の総会は改選の年にあたっておりますのでご審議のほどをお願い申し上げます。今年も会員の皆様に有意義な行事を考えております。是非、ご参加をご期待申し上げます。

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No.331 2010 夏号

平成22・23年度 東海科学機器協会役員

理事長   岡野忠弘 理  事   八代 智 監  事   伊丹勝司
名古屋科学機器㈱代表取締役社長     ㈱島津製作所名古屋支店支店長      壽工業㈱代表取締役社長
        
副理事長   八神 基 理  事   高木裕明 監  事   中野良昭
㈱ヤガミ代表取締役社長     伊勢久㈱代表取締役社長      ㈱中野代表取締役社長
        
副理事長   木下 実 理  事   小澤惠子 監  事   林 宏樹
㈱木下理化代表取締役社長     オザワ科学㈱代表取締役社長      ハヤシ化成㈱代表取締役社長
        
理  事   竹田政夫 理  事   宮木康光 相談役   津坂武昌
㈱イリエ代表取締役社長     ㈱栄屋理化代表取締役社長      オザワ科学㈱取締役会長
        
理  事   各務隆弘 理  事   二村和孝   
朝日テクニグラス㈱代表取締役社長     ㈱日立ハイテクノロジーズ部長       
        
理  事   水野隆二 理  事   中園秀己   
㈱カーク代表取締役社長     ㈱堀場製作所所長       

No.331 2010 夏号

〔役員挨拶〕 新たに2名加わり15名の役員でエネルギッシュにスタート!


東海科学機器協会理事長 岡野忠弘 (名古屋科学機器㈱)


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 東海科学機器協会の会員の皆様、今回新しく役員の構成が変わりました。長年副理事長をされておりました、竹田副理事長が理事に、新しく木下理事が副理事長に就任されました。また中野監事、林監事の2名の方が役員になられました。15名の役員で2年間のTKKを歩んでまいります。どうか皆様がたのご支持、ご支援をお願い申し上げます。
 今年度は東京も大阪も京都もそれぞれ科学機器協会の役員が変わります。研究開発支援産業全体が大きな変化を遂げる年になりましょう。秋には科学機器展と分析展が合同で9月1日から3日まで幕張で開催されます。ぜひご高覧いただければ幸いです。
 今年もいろいろな行事を予定しております。ぜひとも皆様方積極的な参加をお願いいたします。

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東海科学機器協会副理事長 八神 基 (㈱ヤガミ)


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 今期より二年間に亘り、重ねて副理事長職のご下命を受けました。先に開催されました定時総会での役員改選では、比較的若年層の役員が新たに二名加わっていただくことなりました。二期前に選出された若手の役員の方々とも力を合わせ、フレッシュでエネルギッシュに協会運営が行われていくことと存じます。ご期待くださいませ。


東海科学機器協会副理事長 木下 実  (㈱木下理化)


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 この都度、第57回定時総会の役員改選により、副理事長を拝命しました。突然の指名に驚きと困惑をしています。当協会は半世紀を超える伝統ある協会です。この歴史と協会会員の維持を如何に次世代へ継承するかが今後の運営の大きな課題であります。より一層の研鑚と親睦を深め得る魅力ある協会へ。岡野理事長のもと、微力ではありますが協会運営に努めさせて頂く所存でありますので何卒よろしくお願い申し上げます。


東海科学機器協会理事 竹田政夫  (㈱イリエ)


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 今年度の役員改選により、理事を拝命しました㈱イリエの竹田です。
 今年度より若手2名が増員され、木下理事が副理事長に昇格され若返りが図られました。新たな組織で、2年間務めさせていだきます。会員皆様のご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。


東海科学機器協会理事 水野隆二  (㈱カーク)


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 この度、東海科学機器協会の理事として就任させていただくことになりました水野でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 協会の歴史と伝統をふまえ、今後さらに発展するように会員相互の親睦と協調を基本に皆様に愛される魅力ある協会を目指して、微力ながら頑張ってまいります。何卒よろしくお願い申し上げます。


東海科学機器協会理事 各務隆弘  (朝日テクニグラス㈱)


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 この度のTKK第57回定時総会にて、引き続き理事の信任を頂き、ありがとうございました。
 思えばTKKとのかかわりはJET(東海科学機器協会二世会)に入会させて頂いたところに起点があります。1979年5月26日東海銀行主税町クラブで設立総会があり、以後研究会やYES傘下のもと、全国の二世会との交流を経験して業界の歴史、業界人の人となりを勉強する機会に恵まれました。JETも今日では世代交代を図りながら今時センスの面々が30余年の歴史を連綿と綴り続けてきています。今回の人事も10名余がJETを源にしている事から、東西より名古屋に拠点をおく役員の方々のご教示も頂きながら、少なくとも全国的視野の中でのTKKの進むべき方向性も具現化されていくはずです。
 私どもはTKKが時代を捉え、更に未来永劫発展し続けるためには、適時役員の世代交代も念頭に置きながら、与えられた時間は使命によって、ささやかながらも成すべき仕事をさせていただく事かと理解しています。事業改革を担当する者として各行事の部会化を図り、その運営に協力会社として会員企業が参画する制度が概ね定着して参りましたが、一方ではその一環である「会員増強」を本年度も推進して参ります。TKKが切磋琢磨の場、情報交換の場やネットワーク作りの場ともなりますよう業界はもとより業際を含めて、新規会員の推薦、ご紹介をあらためてお願いする次第です。
 季節折々、様々な魅力ある行事が準備されています。何より会員の皆様の積極的なご参加や提言がTKKを活性化させる源泉となります。今期も何卒よろしくご支援賜りますようお願い申し上げます。


東海科学機器協会理事 八代 智  (㈱島津製作所)


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 第57回定時総会にて理事に就任しました㈱島津製作所名古屋支店の八代智です。
 名古屋支店勤務が3年目に入りましたが、この2年数ケ月間の東海地区の市場は、良い意味でも悪い意味でもグローバル化の影響を受けて大きく変化してきました。会員各位のご意見とご支援を得て、変化する市場の中、理科学機器業界として更なる発展ができますように尽力する所存です。よろしくお願い申し上げます。


東海科学機器協会理事 高木裕明  (伊勢久㈱)


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 先の第57回定時総会におきまして理事に再任頂き誠に有難うございます。
 微力ながら岡野理事長を盛り立て、TKKの発展に少しでも寄与出来るよう頑張りたいと思います。
 なお、引続き会報編集委員長も拝命しておりますので本年度も会員の皆様に有益な情報が提供できますよう努力申し上げます。
 今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い致します。


東海科学機器協会理事 小澤恵子  (オザワ科学㈱)


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 改選により東海科学機器協会の理事を引続き務めさせて頂くことになりました。
 今期から役員会社が2社増え、15社にて運営する事となりました。その中でファミリーイベントを担当させて頂きます。TKK会員の皆様のお役に少しでも立てる様頑張りますのでご指導の程宜しくお願い致します。


東海科学機器協会理事 宮木康光  (㈱栄屋理化)


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 この度の総会で、理事に就任することになりました。2年間に渡り役員会等に出席させていただき、今まで解からなかったことが少しは理解できるようになりました。業界を取り巻く環境が益々厳しさを増す中、協会に入ったメリットを感じていただけるような事業をする必要があるように感じています。これからも、愛知県以外の役員として感じたことを素直に意見申し上げ、TKKの益々の発展の一助となればと考えています。会員皆様のご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。


東海科学機器協会理事 二村和孝  (㈱日立ハイテクノロジーズ)


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 この度の総会で、推薦をいただき東海科学機器協会理事に就任することになりました。
 TKKの運営に参加させていただきましたのは、2009年4月、転勤にて名古屋に着任し理事として前任者の仕事を引き継いだのがスタートでした。今後2年間、伝統あるTKK発展の為に、微力ですが、お役に立てればと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。


東海科学機器協会理事 中園秀己  (㈱堀場製作所)


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  この度、東海科学機器協会の理事として就任させていただきます中園です。どうぞよろしくお願いいたします。まだまだ若輩の身ではございますが、当協会の伝統を認識し、諸先輩方が築き上げてこられた実績を汚すことなく会員皆様のお役に立てるよう努力してまいります。今後とも会員皆様のご指導、ご鞭撻の程、よろしくお願いいたします。


東海科学機器協会監事 伊丹勝司  (壽工業㈱)


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 この度TKKの監事に就任致しました。昨年までの1期2年務めた経験を生かし、会員相互の交流や会報誌を通じての情報発信等、当会の発展に貢献したいと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。


東海科学機器協会監事 中野良昭  (㈱中野)


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 今回、東海科学機器協会の役員(監事)に選任頂いたことを誠に光栄に思っております。
 また一方では、このような大役を全うすることができるのか、非常に不安もあります。
 まずはTKKの発展に少しでも貢献できるよう皆様方の御指導のもとで努力したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。


東海科学機器協会監事 林 宏樹  (ハヤシ化成㈱)


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 第57回定時総会にて推薦を頂き、監事に就任する事になりました。まだ、40歳という若輩者ではございますが、東海科学機器協会の発展に少しでも貢献できればと思っております。皆様方からのご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。


懇親会風景


 
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No.331 2010 夏号

平成21年度 事業報告


・第56回定時総会の開催


平成21年5月12日(火)PM5:00-5:50
名古屋ガーデンパレスホテル2F翼の間
出席者:85名
(内訳 本人出席50名、委任状35名)

議事

第一号議案  平成20年度事業報告の件
第二号議案  平成20年度収支予算書報告の件
  同 監査報告
第三号議案  平成21年度事業計画承認の件
第四号議案  平成21年度収支予算案承認の件
議長  東海科学機器協会理事長 岡野忠弘
議事録署名者  ㈱育英舘代表者              中尾  智
議事録署名者  ㈲サイエンス商会代表者    中村康之亮

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・第21回最新科学機器展の開催


平成21年4月22日(水)から24日(金)AM10:00~5:00
名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)にて開催
第9回計量計測総合展、知財情報&戦略システム展2009と同時開催
4/22:5,244名 4/23:6,453名 4/25:6,995名
合計:18,692名の来場者数
3団体の出展 158社 195小間
 (前回 152社 258小間)
開催記念講演会には、代替材料フォーラムでレアメタルの代替、エネルギー問題に対応する金属材料の講演が多く開催されました。また新製品・新技術説明会では、予定人員をオーバーし、別室を設ける会場もあり好評でした。

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・第39回HOKT会の開催


平成21年10月1日(木)・2日(金)
北陸・大阪・京都・東海の各協会持ち回りの懇親会で今回、東海地区が担当。参加:32名

1日目 岐阜県関市小瀬 鵜の家/足立にて鵜飼い見物
2日目 愛知CCにてHOKT会コンペ
中部地区の「鵜飼い」見物とH22年日本オープン開催予定の名門「愛知CC」でのHOKT会コンペを実施しました。歴史ある「鵜飼い」と名門ゴルフ場の組合せは、好評でした。


・役員研修会報告


三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所見学(通称;小牧南工場)
平成21年11月5日(木)PM0:00-5:45
西春日井郡豊山町大字豊場1 出席者:13名

三菱重工名古屋航空宇宙システム製作所は日本の航空宇宙産業の中心地である中部地区に大江、飛島、小牧南工場を擁し、我が国における航空・宇宙産業のリーダーとして最新鋭の航空機及び宇宙機器等を製作しております。小牧南工場は、航空自衛隊の主力戦闘機F-15を始め、自衛隊の各種航空機とボーイングなどの民間航空機の製造と修理を担当する工場です。今回、見学の貴重な機会を得ることができ日本の航空機産業の歴史、開発製造の膨大な時間と費用を感じる見学会でした。


・TKKの関係諸団体等との行事


H21.04.27  鈴木理化学 齊藤和枝会長死去御弔電
H21.05.11  コフロック創立50周年御祝電
H21.6.7-8  第57回日本理化学硝子機器工業会(焼津)出席
H21.06.09  第64回日本科学機器団体連合会総会出席
H21.06.09  京都電子 勝木社長御尊父様御弔電
H21.08.24  ダルトン梶原名古屋支店長御令室御弔電
H21.09.25  木下理化 木下専務御結婚祝電
H21.10.1-2  第39回HOKT会(愛知GC)参加
H21.11.02  トヨタ自動車渡辺前社長叙勲祝電
H21.10.21-23  全日本科学機器展in大阪(インテックス大阪)出席
H22.01.23  (社)愛知県計量連合会賀詞交換会出席(東京第一ホテル)
H22.01.23  第61回新春大懇親会出席(熱海金城館)/松坂牛福引提供
H22.01.26  ㈱広野会長/元北陸科学機器協会理事長広野克様死去弔問
H22.01.28  ㈱チノー常務取締役門田郁夫様/元TKK理事死去香典



・TKK会員増強計画活動


TKK会員増強活動は、永遠の至上課題です。本年度も第3回役員会(6/9)から議案に提議し逐次活動を行ってきました。その結果、12-1月にかけて6社の御入会をいただきました。平成22年3月終了時点では、104会員となりましたが、この活動は継続していかなければならない課題と承知しております。皆様の御協力も重ねてお願いしたい所存です。


・ファミリーイベントの企画


平成21年8月30日(土)
第2回名古屋港水族館見学会
参加者:15社105名
(大人61名 子供44名)(昨年14社87名)
昨年に続きファミリーイベントとして第2回名古屋港水族館見学会を開催しました。当初80名の参加枠で企画しましたが、参加希望が多く最終105名となりました。当日は、好天に恵まれ、夏休みでもあり、水族館のイベントも多数ありのお得なものとなりました。ひと通り水族館を見て周り昼食をとりながらクイズを行い、皆様に景品を獲得していただきました。次回も開催してほしいとの声も多くありました。

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・第48回野球大会の開催


平成21年9月26日(土)に予選10月3日(土)に決勝戦を実施しました。
参加:10チーム
優勝/カーク 準優勝/島津製作所 3位/三弘

全国の協会の中でTKKだけが、唯一軟式野球を行っております。本大会は、2日目前日大雨の影響から実施が危ぶまれましたが協力会社の努力でグランド整備なども行い、開催に間に合わせました。2年振りにカークの優勝となりました。準優勝は、昨年覇者の島津製作所が、獲得しました。

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・第31回TKKゴルフ大会の開催


平成21年10月17日(土) 豊田市セントクリークGC
参加者:18社19名

当日天気予報は、雨の予報でしたが大会には影響せず無事終了しました。
1位 衣斐 博(イビコーポレーション) NET 70.0
2位 松本悦夫(愛知電子)              NET 71.6
3位 大竹博之(カーク)                   NET 73.0
4位 青山杲資(サンメック)              NET 73.2


・平成21年度 新年懇親会の開催


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平成22年1月12日(火)PM6:00~8:30
場所 名古屋ガーデンパレス2F 翼の間
63社76名出席(昨年58社75名)

会員増強活動で12-1月に6社の御加入をいただいたのでご紹介をしました。来賓に、フジサンケイビジネスアイ様を招いて開催しました。懇親会では、ジャグリングなどを迎えて楽しいものでした。


・第19回ボウリング大会の開催


平成22年2月5日(金) PM6:30~8:00
場所:スポルト名古屋 参加:25社 132名
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団体優勝/英興チーム

2ゲーム合計1251点 アベレージ156.375点
近藤彰彦、松原大輔、村山貴志、山根伸介

団体準優勝/マイセックチーム
2ゲーム合計1189点 アベレージ148.625点
佐藤一哉、間宮康博、幸村 武、酒向徳重

個人優勝/伊勢久 日比野有高
(1ゲーム目:155点 2ゲーム目:198点 合計:353点)

個人準優勝/マイセック 佐藤一哉
(1ゲーム目:176点 2ゲーム目:171点 合計:347点)


・役員会・委員会等の開催


平成21年4月より平成22年3月まで26回の開催
役員会/11回、編集委員会/7回、事業改革委員会/7回、日科連団体定期説明/1回


・TKK会報の発行等


H21年度 第1号 H21.06.30 夏  号 vol.326/220部
H21年度 第2号 H21.09.30 秋  号 vol.327/220部
H21年度 第3号 H21.12.25 冬  号 vol.328/220部
H21年度 第4号 H22.01.25 新年号 vol.329/220部
H21年度 第5号 H22.03.25 春  号 vol.330/220部
以上、会報誌5回、作成


・HP 1ケ月あたりのアクセス数の推移


09/04 2581件 09/10 2389件
09/05 2729件 09/11 2315件
09/06 2426件 09/12 2743件
09/07 2416件 10/01 2727件
09/08 2389件 10/02 2566件
09/09 2315件 10/03 2877件
合計30473件(平均 2539件/月)1日に100件位のアクセス


・入退会の記録


<ご加入> 6社 ご加入ありがとうございます。

エスペックミック㈱   前川剛司様
㈱岡崎製作所名古屋支店 齊藤 武様
三進金属工業㈱名古屋事務所 高野 満様
ジーエルサイエンス㈱名古屋営業所 伊藤宏樹様
㈱堀場テクノサービス中部日本サービス  畑中和哉様
メトラー・トレド㈱名古屋事務所 松嵜 剛様

<ご退会> 4社 長い間ご加入いただきましてありがとうございました。

安曇濾紙㈱名古屋営業所 成瀬芳憲様
電子システム㈱ 吉岡克巳様
㈱イワケン名古屋支店 加藤哲夫様
セントラル科学㈱名古屋支店                 阿部将人様

平成22年3月31日現在会員数104社

No.331 2010 夏号

平成22年度 事業計画

項目 内容 日時 場所(予定)
1 第57回定時総会 年1回の会員への報告、
承認、および会員の交流
平成22年5月11日 名古屋ガーデンパレス
2 定時役員会の
開催
TKK運営のために企画、
立案、報告、承認を行う
平成22年4月~
平成23年3月まで11回
開催(8月は休会)
銀行協会会議室を
中心とする各会議室
3 会報編集委員会の開催 TKKの活動を広報する
会報等を企画・編集・
発行
平成22年4月~
平成23年3月まで11回
開催(8月は休会)
銀行協会会議室等
4 会員福祉のための
事業
会員及び会員会社関係
者を対象にした厚生事業
平成22年8月
~平成23年3月くらいの間
・ファミリーイベント
・野球大会・ゴルフ大会
・ボウリング大会
5 業界の広報活動に関する事業 他団体との友好活動 平成22年5月20-21日
平成22年6月
平成22年9月1-3日
平成23年1月
第40回HOKT会(京都)
第65回日科連総会(東京)
科学機器展2010(幕張)
第63回新春大懇親会(熱海)
6 会員の広報活動に関する事業 会報の発行、ホームページの充実を図る。 6月、9月、12月、1月、
3月の会報の発行・同時に
HPへの展開
会報誌・HP
7 会員の研修を目的とした事業 工場見学会等の実施 未  定 未  定
8 事業改革委員会の推進 TKK事業の在りかたを
見直し、検討をする。
3ヶ月に一度くらいのペースで委員会を開催 銀行協会会議室を
中心とする各会議室
9 会員相互の親睦を図るための事業 TKK新春懇親会 平成23年1月11日 未  定
10 その他随時会員にとって有益な事業 有益事業の随時紹介 随  時 メール等でご案内

No.331 2010 夏号

〔かきゃああんたも 〕ご挨拶

ジーエルサイエンス㈱ 名古屋営業所長 伊藤宏樹


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 この度、東海科学機器協会へ加盟させて頂きましたジーエルサイエンス㈱名古屋営業所長の伊藤宏樹です。
 当社は昭和48年3月に名古屋出張所(現名古屋営業所)を開設し、この地区での営業活動を開始しました。その間に東海科学機器協会加盟会社の皆さまとはいろいろ取引をさせて頂いておりました。しかし、平成21年度まで、未加入のままで38年の長きに渡って経過してきました。その後、当営業所のみが各地区にある科学機器協会への未入会が判明した次第です。
 過去にお誘いがあったのに断ったのか、お誘いがなかったのか、誘って頂けない何かがあったのかは私には判りませんが昨年、㈱島津製作所名古屋支店を訪問した折に理事の八代様からお誘いを受けました。しかし、会費及び入会費が予算化されていない状況でしたので入会は保留していました。そんな時間が経過する中、次年度からの予算申請を12月に行っていた最中に今度は監事の㈱栄屋理化の宮木様より再度、熱心なお誘いを受けました。その後、特別の配慮を頂きまして、今年の1月より入会させて頂くことになりました。新年会へも厚かましく参加させて頂いた次第です。
 いろいろな側面で東海科学機器協会の活動をお手伝い出来ればと思います。また、微力ながら協会の発展に貢献できるよう努力していきたいと思います。今後ともご指導ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。

No.331 2010 夏号

〔かきゃああんたも 〕ご挨拶

メトラー・トレド㈱ 科学機器営業本部 東日本セールスチーム 松嵜 剛


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 私共の「メトラー・トレド」という社名は、創業者のエルハルト・メトラー(博士)が1945年に世界で初めて精密天びんを開発し、製造・販売を開始したという故のものです。それ以来、私共は製造メーカーとして0.1μgから数トンに至るまでの高分解能天びん・はかりを中心に、電子天びん・pH計類・熱分析装置他、お客様へ様々な分析・製造支援装置を提供させていただいております。
 スイスに設計・製造本部を置き、その他、ドイツ、アメリカ、中国にも設計・製造拠点を置いています。
 この数年で特に各種研究所様、製薬会社様を筆頭に「微量・高分解能・高精度」というニーズが急加速しているのですが、まさにこの分野は私共が得意とするところであり、測定に関するコンサルティングを積極的に行ってお客様の要求にお応えしています。もし困っているお客様がいらっしゃいましたら、ぜひご紹介いただけましたら幸いです。
 ところで天びんと言いますと、「置けば質量が測れる」という地味な装置ではありますが、そこには気温、湿度、振動、気象(気圧)、電界/磁界、地球の引力/遠心力、惑星間の引力までもが影響しているという事をご存知でしょうか。弊社の天びんはそれらに対して様々な合理的(奇抜)な工夫を施していますので、これが弊社製品の正確さの秘密ともなっております。もしご興味のある方は、松嵜までぜひ一声かけて下さいませ。天びんを語る事で「地球(自然)を語る」「宇宙を語る」に繋がっていきますので、この世界の「不思議」をぜひご堪能いただきたいと思います。
 今年に入って東海地域の各業種全体に活気が出てきました。この東海地域の勢いが更に強くなるよう、私共も努力を重ね貢献していきたいと思っています。今後共よろしくお願い申し上げます。

No.331 2010 夏号

〔かきゃああんたも 〕ご挨拶

㈱ケット科学研究所 名古屋営業所所長 竹谷一美


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 この度、株式会社ケット科学研究所の名古屋営業所所長に就任いたしました竹谷一美と申します。私は1997年に入社し、以来名古屋営業所にて勤務しておりまして、平成22年5月31日付けで前任の正木と交代させて頂くことになりました。
 現在、経済は一昨年からの不況を脱し、回復基調にあると言われておりますが、まだまだ厳しさを感じられる場面も多く、決して楽観視できない状況であります。このような時に所長就任という重責を担うことになり、期待と不安を抱いております。しかし、弊社の経営理念である「広く世界市場に通用する信頼性の高い計測機器、および関連機器を開発・提供することによって、社業の発展を図る」の思いを胸に、力の限り職務を遂行して行こうと思っております。
 最後に、若輩者ではございますが、協会の発展に微力ながらお役に立てればと考えております。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

No.331 2010 夏号

〔TOPICS〕YES代表者会議 in京都

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開 催 日   平成22年5月20日
開催場所  京都円山公園内 料亭 左阿彌
出 席 者   ㈱サンメック 青山
              イソワテック㈱ 磯輪
報 告 者   ㈱サンメック 青山


 各地区の二世会代表が一同に集い、活動報告や交流を深める「YES代表者会議」が京都科学機器協会50周年創立記念式典に合わせ開催されました。式典前夜祭となった「料亭左阿彌」を会場に当会から青山会長と磯輪副会長が参加し、各地区合わせて総勢15名で行われました。各地区から趣向を凝らした活動状況を報告いただき、他地区の勉強会にもっと積極的に参加していき、更に有意義な会へ発展させ、横の繋がりを増やし情報交換していこうと出席者全員で誓い合いました。
 また、当会は今年2名の新入会員を迎え13名に増えましたが他の4地区(東京・大阪・中四国・九州)の中では中四国(JACK)の次に少ない会員数となっており、活動内容に制限されることも多々にある状況です。他地区も微増ではありますが確実に増えていますので当会も今後は会員増強活動に注力し活動内容に幅を持たせていきたいと考えます。
 さて、次年度は改選を迎える地区が大半のようでYES代表者会議への出席者も大きく入れ替わりそうな気配があります。変化そのものにスピードが要求されるこの時代に合ったスムーズな活動を継続していけるよう、代表経験者が補佐していくことが必要です。その後の懇親会では、話しながら歌いながらの楽しい時間を過ごさせていただきました。
 次回開催場所は広島の予定となっています。まだ二世会が発足されていない北陸の方々を交え6地区での共同開催となれば、今後のYES活動域が増え、その結果ますますの業界発展に繋がればと願い、ご報告とさせていただきます。

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〔会員だより〕アコーディオンの魅力


飯島電子工業㈱ 縣さよ子


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 アコーディオンという楽器をご存じでしょうか?きっと、何となくテレビで見聞きしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。そう、ヨーロッパの街角やカフェの風景のBGMで流れていそうな、あの独特な音の楽器です。
 アコーディオンは、左手で「蛇腹」を開閉して空気を送り込みながら、右手で鍵盤を、左手でボタンを押すと音が出る仕組みです。左手は主に伴奏のためにベースとコード(和音)を奏でるボタンですが、規則的な配列が理解できれば演奏するのに時間はかかりません。音が出る仕組みはとても単純なので初心者でも「まず音が出ない」ということはなく、実は誰でも弾くことができる気軽な楽器なのです。サイズ、デザイン、音色、仕様は非常に豊富ですし、電源不要でどこでも持ち運びができるうえ、「蛇腹」のコントロール次第でダイナミックさ、情熱、哀愁など表現の幅は限りなく広がります。音楽ジャンルを問わず自由に奏でることができるので、歌や、他の楽器との相性も抜群で、知れば知るほど魅力いっぱいの楽器なのです。
 私は9歳からアコーディオンを習い始め、今も先生に就いて練習に励む毎日です。長く続いている理由は、趣味の領域で、とにかく「楽しむ」ようにしていること、それから「人とのつながり」です。社会人になって活動の幅が広がったことで、地域や年代、国を超えた出会いがぐんと増えました。いろんな場所でたくさんの人とふれあいながら音楽を楽しめる、こんなに楽しいことはありません。
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 昔は演奏の場といえば定期コンサートだけでしたが、今では、友人との共演ライブ、バーやカフェでの演奏、結婚式やパーティでの余興演奏、地域イベントでの演奏など、出会いがさらに出会いを呼び、いろいろな所で演奏を楽しむ機会が広がりました。「次はどんな曲を聞いてもらおう、どう表現したら楽しんでくれるかな、いつかあの人と一緒に演奏したいな」・・・と、想像するだけでワクワクしてきます。
 飯島電子工業に入社してからも、社内の懇親会での余興で演奏させてもらい、ギターマンである社長との念願のセッションも実現しました(写真)。こうしてたくさんの人と楽しい空間を共有できるのも、アコーディオン、そして演奏を聞いてくださる方々のおかげですね。感謝、感謝です。

 

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〔会員だより〕自炊に取り組んだ一年間


伊勢久㈱ 稲葉直之


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 わたしは丁度、一年ほど前、あるきっかけがあって、料理を始めました。まだ短期間ですから「料理が趣味」とはとても言えませんが、振り返ってみて、がんばって自炊に取り組み試行錯誤したことや思いのほか楽しかったこと、そして若干健康状態が改善されたことについて書きたいと思います。
 きっかけは去年の六月。健康診断で色々な数値がかなり悪くなっていたことに始まります。「食べ物を変える必要がある。それも油を控えた和食中心のメニューに」そう考えた私はまず、料理の本を買い求め、とにかく作ってみて、足りない調味料、調理器具、収納のための道具等々は休日に買い求めるというサイクルを繰り返しました。もちろん、判らないことは料理に詳しい会社の同僚や知り合いに聞いたことは言うまでもありません。そうしているうちに、少しづつ形になってきました。(みりんと酢を入れ間違った等の失敗は数知れずですが割愛します)こうなると物事は、俄然おもしろさが増します。味噌汁のダシをどのようにとればよいのか?米屋さんで精米してくれるが何分づきがベストなのか?一度に材料をまとめ買いするにしてもどのように同じ材料でおかずのバリエーションを増やすか?楽しみは尽きません。あげくのはてにはホームベーカリーを買ってパンも自作しています。また、最近は休日に一週間分の浅漬けを作り置きすることを計画しています。その甲斐もあって、今年の健康診断では劇的に、とはいきませんが悪かった数値の大半に改善の兆候が見られ、お医者様にも「食事の改善にがんばったようだね」と言っていただいたことは本当に嬉しい体験でした。
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 あたりまえのことを長々書きました。しかし、そのあたりまえのことが驚きと喜びの連続だったことも事実です。片栗粉を使って麻婆豆腐のとろみをつけることに成功したら料理をしたことのない男性は驚くこと請け合いです。そのように小さな驚きが重なって私の考え方、感じ方も変った気がします。最後に自炊を始めたばかりの時、ラジオで聴いた歌手の加藤登紀子さんの言葉を振り返ってみれば、なるほど本当だった、という思いをこめて紹介させていただきます。「私は若い人達、それも普段料理をしない若い男性に料理をして欲しい。それはそうすれば、自分が自然の一部だと理解できるから」

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〔サイエンスリレー第2回〕HPLC使用溶媒と環境負荷

各会員様は、それぞれ科学機器業界の一翼を担う、すばらしい商品をもっておられます。
そこから科学技術の側面を切り出し、情報提供するということで会員同士のコミニケーションも高めていきたい。
そこでお馴染みのサイエンスコーナーをリレー方式でつないで行きます!


ジーエルサイエンス㈱名古屋営業所長 伊藤宏樹


1.はじめに
 食品中の有効成分測定や健康診断などで体内物質量を測定する際に有効な分離分析技術である液体クロマトグラフ(HPLC)ですが、分離管(カラム)に試料を送り込むためには、各種溶媒が必要となります。一般的なHPLCシステムでは、メタノールやアセトニトリルなどが用いられ、排出された溶媒は廃液となり、産業廃棄物として焼却処分されます。そこで、今回はHPLCシステムとその使用溶媒量を考えて見たいと思います。

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2.HPLCカラムと使用溶媒量
 一口にHPLCといってもその用途により、使用するカラムの大きさも様々です。今回は、一般的なHPLCシステムを例にとり、その溶媒使用量とその環境負荷について考え、また、その削減方法について検討してみたいと思います。
 一般的なHPLCとして、逆相分析を例にとり、またカラムサイズは内径4.6mmのカラムを例にとり検証していきたいと思います。
 流す液体(溶離液)は、アセトニトリル/水=50%、流速は1mL/minで、1日12時間、270日(54週×5日)として計算すると、使用溶離液量:194.4Lになります。また、アセトニトリルのコストを¥12,000/3Lとすると、¥388,800になります。溶媒を製造するためには、いろいろな環境負荷を与えるため、この量を少なくすることは、非常に重要ではありますが、環境負荷を考えた場合、もうひとつ忘れてはいけない問題があります。12-2それは、廃液の問題です。先記にもしたように、廃液は、産業廃棄物として、焼却処分されます。アセトニトリルを廃液処分するためには、NOx環境基準を満たすことが義務付けられており、100%アセトニトリル換算でアセトニトリル1Lにつき、10Lの灯油を加えて燃焼させることが義務付けられております。そのため、必要な灯油量は、972Lにもおよびます。二酸化炭素の発生量も灯油をC12の炭化水素として換算すると1,222㎥になり、地球温暖化にも大きな影響を与えます。
 そこでHPLCシステムをスケールダウンすると大きな環境負荷の低減につながります。使用するカラムの内径を2mmにするだけで、流速は0.2mL/minになりますので、この検証例に当てはめると、使用溶離液量は38.9Lになり、コストも¥77,760に削減されます。また廃液も1/5になるため焼却に使用する灯油量も194Lと同様に少なくなります。

3.溶媒削減を実現するシステム
 このように、カラム内径を細くすることにより、大きな溶媒削減が実現でき、環境負荷低減に役立ちます。しかし、内径の細いカラムは、カラム外拡散の影響を受けやすく、デッドボリュームにより、クロマトグラフのピーク形状が悪くなり、分離や感度に悪影響をもたらします。そのため、内径の細いまたは長さの短いカラムを使用する際には、システムを最適化する必要があります。具体的には、配管の長さを短くし、検出器のセル容量を少なくするなど、検出されるまでの間に試料が通る場所の容量を削減する必要があります。

4.まとめ
 今では、さまざまな研究開発で使用されているHPLCも、配管や検出器セルボリュームなどに気を使い、使用するカラムのスケールダウンを行うことで、溶媒使用量を大きく削減するだけではなく、廃液及びその処理を軽減することで環境負荷の低減に大きく役立つことができます。

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〔名古屋のグルメ 〕名物のかき揚げ丼は、海老がぷりぷりでたまらない!

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天ぷら かき揚げ 光村
 
アズワン㈱名古屋支店 小川弘高


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 三弘の田中様からご指名を受けました、アズワン名古屋支店の小川です。
 私が紹介するお店は、天ぷらかき揚げ“光村”というお店です。
 私はお昼に行くことが多いのですが、ランチタイム真っ只中に行くと、お客さんがいっぱいで待つことがあるので、少し時間を前後にずらして行くと、スムーズに入店できます。
 店内は、店員さんがみな元気で威勢がよいので、活気にあふれています。調理は分業で行われていまして、具を調理する人・具と粉を混ぜる人・揚げる人・ご飯をどんぶりに入れて具を乗せ、つゆをかける人…といった感じです。その人達の連携は見事ですよ。そのため、オーダーしてから料理が出てくるまでの待ち時間はほとんどありません。お腹が空いた状態だと、少し待っただけでもとても長く待っている気分になるものですが、こちらのお店ではそういった問題は全くありません。
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 こちらの名物は、かき揚げ丼です。具がたっぷりで、ご飯が見えないくらいに盛られており、かき揚げの海老がぷりぷりでたまらないですよ。また、かき揚げ丼にはしじみのお味噌汁とお漬物がセットで付いています。こちらもかき揚げとの相性が抜群で、お互いの良いところを引き出しているように思えます。メニューは、かき揚げ丼以外にも、天ぷらやあなご丼等もあり、こちらもボリューム満点でおいしいですよ。是非一度、足を運んでみられてはいかがでしょうか。
 場所は、名鉄瀬戸線清水駅から徒歩5分ほどのところです。駐車場もあり、第1・第2駐車場合わせて20台ほど駐車可能です。毎週水曜日が定休日なのでご注意下さいね。
 


 天ぷら かき揚げ 光村
 

住所:名古屋市北区清水3丁目19番18号
TEL:052-911-3512
営業時間:11:00~14:00(LO13:30)、17:00~22:00(LO21:30)
定休日:毎週水曜日


次回は、新光電子㈱名古屋営業所所長 内田正明さんがご案内します。

No.331 2010 夏号

会員動向

◆代表者変更
・㈱ケット科学研究所 名古屋営業所は、平成22年5月31日付けで所長 竹谷一美様に交代されました。
・立岩商事㈱は、平成22年5月31日付けで代表取締役 立岩友則様に交代されました。

◆ご退会
・㈱イワケン 名古屋支店様、平成22年3月31日付けで退会が承認されました。
・セントラル科学㈱ 名古屋支店様、平成22年3月31日付けで退会が承認されました。

会員数104社(平成22年3月31日現在)

No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 2010年度第1回役員会議事録

日  時 2010年4月13日(火)
場  所 名古屋BK協会
出席者 岡野理事長、八神副理事長、竹田副理事長、各務理事、木下理事、水野理事、小澤理事、八代理事、
       高木理事、伊丹監事、中園(代:高田)監事、宮木監事


議 題
(1)堀場製作所・中園所長様対応について(岡野)
堀場製作所・高田副所長様から中園所長様は同社内でご多忙の時期にあり、本年12月までの期間、高田副所長様が代行される旨の説明があり、可否を諮ったところ異議なく承認されたので高田副所長様にお願いすることとしました。

(2)H22.4.11-12 経営研究会開催報告(高木)
4/11は、当初曇りの予想のところ、晴天に恵まれました。伊勢神宮を訪問し、新しい宇治橋を渡り、伊勢市内を見学しました。2日目は一転し大雨の中、皇室御用達の賓日館を見学し、和田金の牛肉を楽しんで終了となりました。

(3)次期役員信任投票進捗(八神)
本日までにTKK104会員の内から次期役員信任投票については、71件到着しており、否の内容はありませんでした。これらの内容について、役員信任投票を開票担当へ連絡することとしています。

(4)H22.5.11 定時総会開催準備/改選(八神)

3:30-4:20 第2回TKK役員会 5F:竹の間
4:20-4:40 総会受付 3F:葵の間 宮木監事
4:40-5:10 総会1-4号議案   八神副理事長、竹田副理事長
5:10-5:50    総会5号議案、役職互選       
5:50-6:00 二世会報告など 青山会長
6:00-8:00 懇親会 3F:栄の間    八代理事、中園監事

懇親会出席の来賓については、ご出席者の確認をすることとしています。

(5)H22.5.20-21 京都科学機器協会50周年 兼 第40回 HOKT会(木下、水野)
TKKから岡野理事長、竹田副理事長、木下理事、水野理事が参加することとしています。
HOKT会については、この4名で参加し、京都50周年事業については、引続き岡野理事長、竹田副理事長が参加することとしました。

(6)H22年度事業計画担当案、議案事項の検討の開始(岡野)
新年度計画担当については、新役員を5/11定時総会にて選任した後に確定しますが、素案については、提示することとしました。

No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 2010年度第2回役員会議事録

日  時 2010年5月11日(火)
場  所 名古屋ガーデンパレス5F
出席者 岡野理事長、八神副理事長、竹田副理事長、各務理事、木下理事、水野理事、小澤理事、八代理事、
       高木理事、二村理事、中園監事、宮木監事、伊丹監事


議 題
(1)次期役員信任投票進捗(八神)
本日までに本日開催の定時総会役員改選信任投票について、候補者に「否」の内容は到着しませんでした。
これらの内容について改めて役員信任投票を開票担当へ連絡することとしました。

(2)H22.5.11 定時総会開催準備/改選(八神)

3:30-4:20 第2回TKK役員会 5F:竹の間
4:20-4:40 総会受付 3F:葵の間 宮木監事
4:40-5:10 総会1-4号議案   八神副理事長、竹田副理事長
5:10-5:50    総会5号議案、役職互選       
5:50-6:00 二世会報告など 青山会長
6:00-8:00 懇親会 3F:栄の間    八代理事、中園監事

上記の内容で定時総会を進行することとしました。なお、総会後の懇親会については、来賓としてビジネスアイ
斎木取締役、原部長が参加されることとなっています。TKK伊丹特別顧問も出席されることとなっています。

(3)H22.5.20-21京都科学機器協会50周年 兼 第40回 HOKT会(木下、水野)
HOKT会については、TKKから岡野理事長、竹田副理事長、木下理事、水野理事が出席しその後、京都科学機器協会50周年については、岡野理事長、竹田副理事長が出席することとしました。

No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 2010年度第3回役員会議事録

日  時 2010年6月8日(火)
場  所 名古屋BK協会
出席者 岡野理事長、木下副理事長、竹田理事、各務理事、水野理事、小澤理事、八代理事、
       高木理事、二村理事、宮木理事、中園理事、伊丹監事、中野監事
欠席者 八神副理事長、林監事


議 題
(1)H22-23年度TKK役員委嘱状授与(岡野)
第57回定時総会にて選任された役員に委嘱状授与を行い、会報掲載写真の撮影を行いました。これから2年間の任期をよろしくお願いいたします。

(2)H22.5.11 第57回定時総会終了報告
定時総会は、名古屋ガーデンパレス3F葵の間にて、午後4:40から開催され、H21年度の事業報告、会計報告、H22年度の事業計画、予算案が提示説明され、それぞれ承認可決されました。続く2年に一度の役員改選については事前に15名の役員候補者の信任投票が行われており、否認される候補者のないことが報告され正式に承認され役員として就任しました。以上をもって第57回定時総会は、終了しました。

(3)H22.5.20 第40回HOKT会終了報告(木下)
今回幹事は、京都が担当し、ジャパンエースCCにて17名の参加者を集めて開催されました。当日は若干曇り空ではありましたが無事終了しました。
表彰式は、京都50周年行事の一環として前夜祭にて行われました。

(4)H22.5.20-21 京都科学機器協会50周年事業終了報告(岡野)
京都御所近くの京都ブライトンホテルにて全国から160名以上が参加して開催されました。
堀場政夫名誉顧問などの表彰式等、様々な行事が実施されました。二世会も同時開催で行われました。

(5)H22.6.18 第65回日科連団体連合会総会(岡野)
TKKからは岡野理事長、八神副理事長が出席する予定ですが、65周年としての行事も兼ねていることから津坂相談役も出席されることとなっています。全国協会の改選も実施されており、新たな顔ぶれでの開催となります。

(6)H22年度事業の企画スタートについて(岡野)
本日第3回の役員会ではありますが、すでに事業年度はスタートしておりますので各事業担当の方は、事業計画などをまとめて実施の準備を開始してください。

(7)H22年度ファミリーイベント計画(小澤)
本年ファミリーイベントには、3年連続となりますが好評の名古屋港水族館見学会を企画しています。8/29(日)開催予定で7月中旬に案内を出す予定です。
ゲーム、景品などを準備し今回90名くらいの集客を目指します。

(8)H22年度 第49回TKK野球大会計画(伊丹)
第49回野球大会は、9/11、18(土)の開催予定としています。過去参加のチームに再度参加を呼びかけ、10チーム以上で実施する企画です。7月下旬に案内を出し、9月の第一週に抽選会を行います。

(9)H22年度 第32回TKKゴルフ大会計画(水野)
第32回ゴルフ大会は、10/23(土)の開催予定としています。場所は、土岐レイクグリーンGCの予定です。7組の参加者で企画し、詳細はこれからまとめていく予定です。

(10)H22年度 講演研修/工場見学会の企画について(八代)
工場見学会は、TKK会員の期待値の高い事業でもあり、どのようなテーマを期待するか?などを分析し候補地をいくつかピックアップし11月開催をめざして準備を開始します。

No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 2010年度第1回会報編集委員会議事録

日  時  2010年6月16日(水)15:00~
場  所 銀行協会 
出席者 高木委員長、伊丹副委員長、小島委員、松本委員、吉田事務局


議 題
(1)夏号(6/25発行予定)について

表紙 ひまわり
インフォメーション  ファミリーイベント  8/29(日)水族館見学会(株)
  第49回野球大会  9/11、18(土) 第32回ゴルフ大会 10/23(土)
記事  第57回定時総会・事業報告、計画、役員改選新役員の抱負
会員だより 2件頂戴しました。会報の企画として定着してきました。
かきゃああんたも ご入会会員のご紹介、代表者交代
サイエンスリレー 第2回目を掲載、今後の展開の仕方を検討
グルメシリーズ アズワン小川様

(2)平成22年度方針の検討
会員だよりにご理解をいただき会報の奥が深くなりました。

表紙  一般会員からの投稿をしていただける工夫が必要
サイエンスリレー  TKKのテーマを模索してお願いをすることとしました。

(3)協会案内  約9年振りの更新です。活用に合わせて構成を検討しました。

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No.331 2010 夏号

編集後記

◎鬱陶しい梅雨の時期になりましたが、お百姓さんには恵みの雨と言う事になります。大いに作物が成長し我々の食卓を賑わせて欲しいものです。当協会もいよいよ22年度の事業が始まりました。8月にファミリーイベント、9月に野球大会、そして10月にはゴルフ大会と行事が目白押しです。多くの会員企業の皆さんに参加頂き、事業が盛況に開催できますことを願っております。宜しくお願い致します。(H.T)


◎本号でご紹介致しました通り、第57回の定時総会が終わり新しい年度が始まっています。
会報誌も変化を、と言うことで昨号より「サイエンスコーナー」がリレー方式の「サイエンスリレー」に衣替えをしております。また新しいコーナーも企画立案し、会員各社がご参加頂ける誌面作りを目指して参ります。
ご意見ご希望、どしどしお寄せ下さい。(K.I)


◎入梅に入り日々鬱陶しい天気が続いています。ワールドカップ開会前まで負け続けていましたサッカーが第一戦で勝利し、鬱陶しさの中に一瞬のさわやかさをもたらしてくれました。世界景気もギリシャを発端としたヨーロッパの混迷で先行きが不透明な状態となっています。ワールドカップ同様に、不透明な景気を払拭するさわやかなニュースを期待したいものです。(S.K)


◎東海地方も梅雨入りし、じめじめ鬱陶しくなってきました。気温も上昇、日差しも強くなり、日中外を歩く時にはつい日陰の場所を選んで歩いてしまいます。熱中症には気をつけたいところです。鳩山首相が辞任するなど日本の政治情勢は混沌としてますが、政府は6月の月例経済報告の基調判断を現状の「持ち直し」から「緩やかに回復」との表現に引き上げる方向だそうで景気動向にも明るい兆しが見えてきたようです。6月11日には世界最大のスポーツイベントとも言われるサッカーワールドカップ南アフリカ大会の幕が切って落とされました。この夏号発行時まで岡田ジャパンが勝ち残ってくれたら嬉しいのですが・・。(M.M)


◎今年の天気は、春が少なく梅雨にもようやく入ったのですが、雨などは極端に降ったりするようです。景気の天気図は、一部の業種は回復基調ですが、ほとんど完全な「梅雨」です。TKKは、気持ちだけでもそんな梅雨を少しでも吹き飛ばせるような活動ができるといいなと思います(M.Y)


会報編集委員

委員長  髙木裕明:伊勢久(株)
副委員長  伊丹勝司:壽工業(株)
委員  小島司郎:(株)ヤガミ
事務局  吉田実:名古屋科学機器(株)
委員  松本幹雄:(株)島津制作所