東海科学機器協会の会報

No.310 2006 春号

第20回最新科学機器店

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No.310 2006 春号

2006年新春懇親会レポート 活気にあふれ、 コミュニケーションを深めました

東海科学機器協会理事長 西村己恵子 (株式会社テクノ西村)


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恒例の新春懇親会が、2006年1月17日(火)名古屋ガーデンパレス3F葵の間においてTKK会員103社中54社70名と来賓4名の皆様をお迎えして開催されました。
司会者水野隆二理事(カーク(株))の紹介で実行委員長西村己恵子((株)テクノ西村)が開会を宣言し、岡野忠弘理事長(名古屋科学機器(株))が挨拶に立ち、本年度万博事業の開催のご協力のお礼および本年4月の第20回最新科学機器展の成功を祈念し得意の五行歌に託して述べました。続いて社団法人愛知県計量連合会会長代行辻憲史様、日本工業新聞社顧問岡田英雄様のご祝辞の後、伊丹惣三理事(寿工業(株))の乾杯の音頭で懇親会が始まりました。
本年は昨年より出席者も若干増え、東海地区の活気のよさも伺わせる雰囲気もありました。会場のあちらこちらで会員同士名刺を交わし、コミュニケーションを深めるには絶好の場となっておりました。宴もたけなわとなり、コンパニオンの手際よい運びでビンゴゲームが進められました。舞台正面には豪華景品もたくさん並べられ、いつしかそのゲームに熱中しておりました。ビンゴゲームではどんどん「ビンゴ!」の声があがり、大きな箱・小さな袋と賞品をそれぞれ獲得されました。中締めは八神基副理事長((株)ヤガミ)の本年の戌年のお話と威勢のいい三本締めで宴はお開きとなりました。

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TKK新年の挨拶

東海科学機器協会副理事長 
岡野忠弘 (名古屋科学機器株式会社)


02_019情報発信はTKKから
第二〇回最新科学機器展の年日本中いや世界へ

科学立国を目指すニッポン
担い手になろうではないか会員の総意に基づいて

大きな災害自然からの脅威
科学の力でくい止める富士山レーダーのごとく

研究開発の成果がときには見えない基礎的であればこそ一度顔をあげ先を見よう

産官学は先輩もやってこられた
今 我々はそれを受け継ぐ飛躍させる

商品が出来るのも開発を支える業界があってモノができていく偏らず両目で見る

ポテンシャルの高さは東海地区
甘んじないでさらに飛躍し明日の科学に全力でぶちあたろう

二〇〇六年一月

新春にあたり

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日本工業新聞社
顧問 西田英雄様
乾杯の挨拶をする
伊丹理事
社会法人
愛知県計量連合会
会長代行 辻憲史様

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幸運をバネに、今年はジャンプ!

(株)八神理化器製作所 八神令恭


03_017本年のTKK新年会にて、幸運にもビンゴ1位を射止めることができました。元来、私はクジ運の悪い方で、宝クジどころか、毎年来るお年玉付き年賀状も、当たりが数枚・・・という有様でした。ところが、今回のビンゴでは、どういう風の吹き回しか、順調にカードの穴が増えてゆき、あっと言う間に完成、思わず「ビンゴ!」と叫んでしまいました。(正直、快感でした!)
 この年の初めの幸運をバネにして、今年は勢いつけてジャンプ!を目指します。TKK会員の皆様、ありがとうございました。
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TKK 新春懇親会での悪夢

(株)中央理化 大倉行雄


04_016TKKの皆様にはいつもお世話になっております(株)中央理化の大倉です。新春早々、ビンゴゲームで2番となり初夢なのかそれとも悪夢なのか。私は今回社長就任してTKK初参加の行事で、行く前に(株)三商大前所長にアドバイスを受けておりました。「懇親会はビンゴゲームがありますよ。あれに当たると作文を提出しなければならないから、私なんかビンゴで1番になっても絶対手を上げません。作文を書くのが苦手だから」なんて大前所長が言っておりました。
まさか自分が2番になるなんて夢にも思っておりませんでした。大前所長が大きな口を開け白い歯を見せ、腹をかかえて大笑い。賞品が、近江牛しゃぶしゃぶ。私は大食くいしんぼうです。作文か近江牛か迷いましたが近江牛の魅力に負けることとなり、頭と首をひねりながら提出作文を書いております。年初旅立ちが2 番、夏のサマージャンボ1等賞をめざして今年1年がんばりたいと思います。皆々様、色々ご教授の程よろしくお願いいたします。
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[ 第15回TKKボーリング大会 ] (3月10日)実施

東海科学機器協会理事 中村眞一
(株式会社島津製作所名古屋支店)


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昭和40年代、今の団塊の世代(丁度私がそうですが)狂ったように、ピンに向かって力任せに投げ込んだ若き時代を思い出しました。時代は学生運動で騒々しい頃、又ビートルズ日本上陸にも障壁がありました。そんなモヤモヤの世相に、あのピンをかっ飛ばす音で日ごろの憂さを晴らしていたのではないでしょうか。そんなボーリングが最近又復活の兆しが見えてきているようです。団塊の世代2世たちが、親の遺伝を受け継いでいるわけではないでしょう。何か現在、若者の中に自分自身の経験してきた、あの錯綜した時代意識と同じ意識が、芽生えていない事を願うばかりです。
そんなことを思いながら観戦したボーリング大会でした。皆様ご苦労様でした。
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[ 第15回TKKボーリング大会 ] ピンが勝手に倒れる状態でした

(株)マイセック 杉浦重仁


06_016 社内選考で3位のため、気軽にボウリングを楽しんだ結果、「優勝」しました。原因はひとえに「ラッキー」でした。当日はいつになく好調で、投げればピンが勝手に倒れる状態でこのボウリング場と相性がよかったです。今後も楽しいボウリングをモットーに続けていきます。皆様ありがとうございました。
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[ 第15回TKKボーリング大会 ] 団体の部 優勝 プレッシャーを感じましたが、 成果が得られ十分満足しています

(株)マイセック 
<佐藤一也・酒向徳重・杉浦重仁・西脇孔美>


07_018優勝狙い通りです。2月に社内選考会があり、上位4名の編成チームのため多大のプレッシャーを感じましたが、予期した成果が得られ十分満足しています。次回も社内選抜で生き残れるようにしたいものです。大いに盛り上がり、隣レーンの堀場製作所様と理科研様に多大な迷惑をおかけしたことお許しください。大会のためにご尽力いただきました協会関係者の方々に紙面をおかりしてお礼申し上げます。

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[ 第15回 TKKボウリング大会結果 ] 個人の部 女性最優秀 はまりそうで心配です

(株)マイセック 西脇孔美


08_017超ラッキーです。社内選抜でハンディー込み4位に辛くも滑り込みましたが、まさか最優秀とは幸福です。最初176が出て、2回目もと張り切りましたがあえなく112.正直言ってノミネートされるとは考えていませんでしたので、最優秀の発表には本当にサプライズでした。ボウリングにはまりそうで心配です。

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[ 第15回 TKKボウリング大会結果 ] 個人の部 準優勝 サプライズ

アズワン(株) 小野内 健一


09_017 今回の第15回TKKボウリング大会はとても楽しく、非常に盛り上がった大会でした。結果も団体2位!個人2位!と本当、出来過ぎです。歴代のアズワン参加メンバ-においても、賞に絡むことすらなかったのですが、今回はまさにサプライズ!でした。
勝因は、ずばり【チ-ムワ-ク!?】プレ-中メンバ-一人ひとりが声を掛け合い、良いリズムで後半に進むにつれ、ハイタッチのオンパレ-ドと普段以上の結果を出すことが出来ました。
私個人も、メンバ-の勢いに乗り、終わってみればなんと“個人賞!”獲得。みんなで勝ち取ったこの結果はメンバ-(アズワン)を結束させる非常に良い経験に繋がりました。そして、これからも現状に満足することなく更なる上を目指して努力していきたいと思います。最後に協会の皆様、大会に参加された皆様にお礼申し上げます。有難うございました。

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[ 第15回 TKKボウリング大会結果 ] 団体の部 準優勝 まさか、まさか、の初入賞!!

アズワン(株) 
<小多田仁一・小野内健一・鵜澤秀行・小林浩幸>


10_016この度は、第15回となりました「東海科学機器協会主催ボーリング大会」におきまして、【団体第二位】という表彰の栄誉に授かりまして誠に有難うございました。
思えば少なくともここ最近5年間は、協会主催の行事におきまして「賞」と名がつくものにはとことん縁が無く、1・2・3位といった本賞はおろか、跳び賞やブービー賞にすら入ることは無く、存在感の無い存在(決してそのつもりは無かったのですが)でありましたが、今回2位入賞ということで、参加者はもちろん、弊社当支店全体が「まさか、まさか?」という状態です。
もしかしたら、今回の結果が協会会報誌に掲載となって初めてその実感に浸れるのかも知れませんが、この度の結果がまぐれと言われないよう精進し、次回も良い結果が出せるよう頑張っていきたく思っております。
この度は誠に有難うございました。
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[ 会員だより ] 初めてのルアー釣り体験

アドバンテック東洋(株) 仙石大樹


11_016先日、先輩に誘われ、静岡県沼津港にシイラ釣りに行きました。船で沖に出て釣りをするのは初めてだったのですが、サーフィンが趣味で海が好きだった私は、先輩に誘われた時、迷わず行くことにしました。
 当日は、まだ日も昇る前に15人乗りの船に乗り込み、沖に向かって出港しました。時間が経つにつれて、水平線からは太陽が顔を出し、海の上から見る日の出は、最高の気分でした。釣りのポイントに着く前に、初めてルアー(擬餌鉤で魚を釣る方法)の投げ方を教えてもらい、早く釣りたい気持ちを抑えながら、皆との会話を楽しんでいました。
何も知らない私はどんな所がポイントになるか聞いてみると、「鳥山ができている所に魚の群れがある」とのこと。いざポイントに着いてみると、本当に鳥が群がって、海に向かってアタックしている光景を見てびっくりしました。船長の掛け声で、鳥山目がけてルアーを投げ込むと、最初の魚の群れは、体が黄色のシイラでした。シイラの群れは、ほんの数分でなくなってしまうため、皆いっせいにその群れ目がけてルアーを投げ込みました。すると、すぐに海の中で綺麗な黄色の魚が私のルアーを目がけて追ってくるのが見え、グググィーッと私の釣竿がしなり、想像以上の引きに全身鳥肌が立ったことを今でも鮮明に覚えています。船に釣り上げると、またそこでも魚の大きさと変な顔にびっくり。初めて釣り上げたシイラは、なんと75cm位の大きさで、今までにない体験を味わいました。その後、何匹もシイラを釣り上げ、楽しい一日が「アッ」という間に終わってしまいました。
これまで釣りと言えば、浮きを垂らして、ゆっくり待つことしか知らなかった私ですが、
私たち人間が魚に向かって行くルアー釣りは、ハードでスリリングなスポーツをしている感覚でした。

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[ 会員だより ] 海釣り

アドバンテック東洋(株) 片岡 修


12_017大阪から名古屋に転勤になり、はや2年半になりますが、名古屋の地理がまだわからず、趣味の釣りに行くにも一人では行けない状況です。会社の同僚を誘い、昨年は数回行きましたが、満足な釣果がありませんでした。
 そもそも釣りを始めたのは、入社後すぐに広島転勤になり、先輩に連れて行かれたのがきっかけで、趣味にまでなってしまいました。広島で8年、その後大阪で20年、名古屋で2年半、約30年間釣りを続けております。釣りのフィールドは海・川・湖などがありますが、私はもっぱら海(波止)で、しかもチヌ(クロダイ)釣りが専門です。大阪在住時代は、神戸・大阪・和歌山一帯をフィールドとして、季節を問わず月2回は釣りを重ね、自慢話になりますが、数年前には大阪湾の沖一文字波止で、年無しチヌ(年数がはっきりしない程大きなチヌ)、自己最高寸の51cmを釣り上げ、釣り雑誌の「釣りサンデー」にも掲載されたことがあります。
 専門的になりますが、チヌ釣りは季節・地域・場所により釣法(ウキフカセ・カゴ・ダンゴ・落とし込み・カカリ釣りなど)が違い、餌も様々です。昨年、知多半島の豊浜港波止に行きましたが、我々のウキフカセ釣法(餌オキアミ)に対し、この辺り一帯は、ダンゴ釣りが主流らしく、隣で釣っている地元の人は、餌にボケ(シャコ)を使い、中型チヌを頻繁に釣り上げていたことを横で羨ましく眺めていたことを覚えています。
 本誌が発行される頃には、春本番となり、乗っ込み(産卵)チヌの季節到来であります。今年こそ、知多半島で小型のチヌでも釣り上げてみたいと願っています。
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[ 会員だより ] 何よりも「人」を大切に

飯島電子工業(株) 竹内好彦


13_016私はHONDAの車が好きです。何故なら常に新しい事を考え、真っ先に市場にそれを送り込み、挑戦している会社が作った車だからです。挑戦を続けたからこそ、あの高回転まで滑らかに回るエンジンが誕生したのだと思います。
 そのエンジンを皮切りに、今では世界のHONDAと言われるまでになった本田技研工業ですが、私はその理由を「世界一のエンジンを作れる技術」であると思っていました。しかし、最近HONDAの創始者である本田宗一郎氏の本を読む機会があり、そこで私の考えが間違っていた事に気づきました。
 本田宗一郎氏が会社を発展させるために最も大事だと考えたのは技術ではなく「周囲の人が皆偉人である事に我々が気づくこと」でした。つまり、「人の能力をうまく引き出してやる事で、誰でも優秀な人材になる可能性を持っている」と考え、人を育てた事だったのです。
 これを読んだ時、私は勤務先である飯島電子工業もこの考え方を尊重していると感じました。何故なら、私自身がこの考え方によって可能性を引き出してもらえたと思うからです。私は昔から自分の考え・意志がない人間でした。飯島電子工業に入社してからもただ与えられた仕事をこなすだけで、自分で仕事を提案するなどという事はありませんでした。
 こんな人材であれば普通はあきらめられ、教育を打ち切られ他の人材育成に移るところですが、飯島電子工業という会社は私への教育を続けてくれました。なかなか成果が出なくても続けてくれました。その甲斐あって、今では営業マンとして関東エリアを任せてもらえるところまで辿りつく事が出来ました。まだまだスタートラインに立てたばかりで他の人から見ればあたり前なので大きな事は言えませんが、昔の私に比べたら大変な進歩なのです。ですからとても感謝しています。
 飯島電子工業には他にも良い所は沢山ありますが、私はこの「一人一人の力を信じ、それを引きだそうと教育に時間を掛けてくれる所」が最も良い所であり、他社に誇れる部分だと思います。何故なら、そこには「何よりも人を大事にする」という思いがあるからです。
 「何かの縁でせっかく一緒に働く事になったのだから、みんなに楽しくやりがいのある仕事をしてもらい、みんなに幸せな生活を送ってもらいたい」と社長がよく話していた事を思い出していますが、あの言葉の裏には何よりも「人」を大事にしたいという気持ちが込められていたのだと今になって考えています。
 技術ももちろん大切な事。しかし、それ以上にそこで働く「人」が大切であると考えてくれる、そう感じさせてくれるこの会社で、私はこれからも自分を磨き続けます。またそうする事で、飯島電子工業の使命である「お客様の品質管理パートナーである事」と「環境保護」に貢献していきます。

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[ 会員だより ] 自社のこと

自社のこと 中尾 智


14_015創業は明治43年2月1日、初代中尾国一が地図掛図等の教材販売を開始。大正14年8月1日、現組織株式会社育英舘、資本金10万円に変更。如如ながらも順次増資し現在2850万円。TKKが始まった時からの会員として、多勢の会員の方々に協力いただいて現在に至っております。
勤務心得として、実意・丁寧・親切・技術を糧として、主に愛知県の内、三河地区の会社や学校を担当。職業奉仕に力を入れております。今後もよろしくご支援下さい。

No.310 2006 春号

[ 会員だより ] 趣味をとおして考える

アズワン(株) 上村康司


15_016名古屋に赴任して早や2年、まだまだプライベ-トにおいては新発見の連続で、週末はあちらこちらで新鮮で楽しい時間を過ごしております。
私の趣味(釣り)においても同じ感覚の連続です。
初めて釣りをしたのは小学校3年生の頃、かれこれ37年くらい前になります。近所の池でのフナ釣りに始まり、高校時代にへら鮒釣りに熱中。地元の競技志向団体に入会加盟し、籍を置いていた15年間は諸大会・競技会に出場し勝つことに満足し、また、自分の技術の向上に励むことだけを考えていたような記憶しか今振り返ってみても残っていないような気がします。
今思えばガツガツとした、釣りはしていても魚を楽しむ趣きはなく上手くなること=人より釣る=勝つことが目的でストレスを抱える趣味だったように感じます。この考えには賛否両論あるでしょうが、自分の価値観の変化によるところが大きいと感じています。
現在は15年程前に始めたチヌ(黒鯛)釣りにはまり、へら鮒釣りは一時休止中。転勤族の私にとっては赴任する度に馴染みの渡船屋や船頭さんとの人間関係や対話を楽しみながら釣りを満喫しています。
釣行ごとの海の色の違いや季節による景色の移り変わり・潮の香りの強弱を肌で感じ、釣りが終われば船頭さん宅で一緒に食事をいただきながら(さすがにお酒は我慢、我慢)釣り談義に花が咲いたり、帰路の途中何か産物があれば土産に買って帰ったりと、釣れても釣れなくても自分の満足感以外に自分一人遊びに行く後ろめたさからか家族の喜ぶ顔でホッと安堵感にひたったりしています。
たくさん釣れても全て持ち帰るのではなく、必要外の魚は海に帰してやりながら「今度また自分のハリに掛かってくれよ」と今日への感謝と次への願いをこめながら、趣味としての釣りを楽しむ自分に満足しているような気がします。釣行する限りは、当日は誰よりもたくさん釣るという気持ちで毎回出かけます。ただ単に「糸を垂らしてのんびりと」なんて気持ちは全くありません。また、チヌ釣りも競技志向性が高い釣りで、自分の技術向上のために以前のように競技団体入会の気持ちがない訳でもありません。
数多く釣った者が勝ち、少ない者が負ける。競技会は釣りの世界でも資本主義の原理によって成り立っているのです。勝ちたいから技術を磨き、負けた悔しさから更なる研究に励む。前向きな考え方で、努力した分報われなければならないことは自分でも十分理解できる。ただ今の時代、何事にも勝ち負けをつけたがる傾向にあるような気がしてならないのです。何事にも向上心を失ってはいけないことは事実です。しかし、私自身勝ち負けに一喜一憂する思いを趣味の世界にまで取り入れることに躊躇しているのも事実です。日々 資本主義の現実世界に身を置き、趣味の世界まで資本主義一色では何か寂しさを感じてならないのです。
アスリ-トとしての釣りを目指すのか、レジャ-としての釣りを目指すかは本人の価値観の違いであり、自分の満足感の高い方を選べばそれでいいことなのも判っています。年初に読んだ『藤原正彦著:国家の品格』も類似内容の訴えのように理解し共感しているのですが、趣きを味わうからこそ趣味なのではないでしょうか。資本主義世界の中で生きながら時に勝ち負けよりも大切なものが“趣き”や“情緒”“敬い”であり、必要かつ見失ってはならないもののような気がしてならないのです。人や物、自然をとおして“趣き”や“情緒”“敬い”“自然観”を身に付けることにより心が和み、心が和らぐのではないでしょうか。
趣味をとおして感じることは、自分が現実の厳しい資本主義の世界で健全な心で仕事をし、生きていけるのは家族の絆や愛情と、かつ情緒を楽しむ趣きや敬いの中に身を置く時間を有しているからかもしれないということです。また、そう思いたいものです。これからも許す限り長い時間、魚と楽しく対話をしていきたいものです。

No.310 2006 春号

日本科学機器団体連合会役員会及び 東京科学機器協会創立60周年記念 第58回新春大懇親会レポート

東海科学機器協会理事長 岡野忠弘


日 時 2006年1月27日(金)~28日(土)
場 所 熱海 ホテルニューアカオ
出席者 岡野理事長 小澤副理事長

16_016今回、記念すべき創立60周年のために人数も260有余名、またご夫婦同伴も20組にもなりました。入江理事長の挨拶に引き続き各地役員を代表し、中四国科学機器協会 古太刀理事長から詩吟での挨拶が披露、喝采を浴びました。記念講演も開催され、京都科学機器協会理事長 堀場雅夫氏の「自今生涯」という演題で1時間拝聴しました。
TKKは抽選会に記念としてお贈りした、松阪肉を3名に贈呈しました。
懇親会も260名にもなると壮観であり、禁煙席が特別に作られ、時代を感じさせました。2時間の懇親会で、二次会もにぎやかに楽しいひと時でした。
翌日の役員会では昨年大阪の展示会、今秋の東京の展示会が話され、当協会ではまもなく始まる最新科学機器展への誘致や「愛・地球博」での「青少年のための科学の祭典」に皆様が参加されたこと、経済的なご負担をしていただいたことを話しました。なお、国際委員会の竹田委員長は企画をNPO法人 分析産業人ネット(略称:PAI-NET)に今後お願いすることになったと報告があり、3月12日から始まるPITTSCON2006にお世話をお願いすることになりました。
また、電子情報委員長を拝命していますが、全国の協会のうち、2協会がまだ利用されていないので、早く利用をお願いしました。各地協会の報告では、中四国科学機器協会 創立25周年記念行事が今年7月15日(土)広島で開催される、との報告がありました。また、格安で取得可能なISO140001の話がありました。
熱海の春、今年はおそく例年早咲きの桜もつぼみは固く、梅すらもまだの陽気でした。
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No.310 2006 春号

JET新年会報告

ハヤシ化成(株) 林 広樹


開催日 2006年2月8日(水)
場 所 串巧房 朋輩亭
出席者 16名
17_0132006年最初のJETの行事“新年会”を若干時期外れではありましたが開催させていただきました。
今回の会場はテクノ西村の西村さんご推薦のお店というだけあって、お店の雰囲気はお洒落で落ち着く感じ、そして目の前で揚げてもらったできたてホヤホヤの串をすぐに食べさせてもらえるという何とも言えない贅沢さ、西村さん、このようなお店をご紹介いただきありがとうございました。
さて、今回の新年会で嬉しかったのはお店の事だけではありません。岡野理事長をはじめ5名の参与の方々にご参加いただき、色々なお話を聞かせていただけたおかげで、すばらしい時間を過ごす事ができました。今後のJET行事にも会員、そして参与の方々に一人でも多く参加していただきたい、という事でお待ちいたしております。
(当番幹事:西村、林)
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No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第9回役員会議事録

日 時 2006年1月17日 (火) PM4:30~
場 所 名古屋ガーデンパレス
出席者 岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、西村理事、山岸監事、高木監事、清監事、

議題

(1)第20回最新科学機器展(H18.4.19-21)について(竹田)
前回の展示会では、121社230小間であったのに対して、今回本日までで104社194小間の見込み。締切1/27にこだわらず小間募集は行うこととしています。また、記念講演会では著名な先生を招聘し、来場者にアピールできるように工夫しています。展示会当日の式次第についてもほぼ了解が得られたのでこれらの肉付けを進めます。

(2)1/17(火)新春懇親会について(西村)
本日の役員会終了後開催されますが、54社70名の予定となっており、前回より若干参加者は増えています。計量連合会からも辻代表代行に来賓として出席していただき、最新科学機器展の前の懇親を深めることができると思われます。

(3)1/27(金)-28(土)第58回新春大懇親会について(岡野)
TKKから、岡野理事長・小澤副理事長が出席するということですでに段取りは完了しています。1/27は東京科学機器協会60周年事業の延長として堀場製作所会長の記念講演会が開催されます。1/28は全体での役員会が開催されます。TKKとして最新科学機器展について最後のお願いも行います。

(4)2/10(金)TKKボウリング大会について(西村)
当初、2/10で計画を進めていましたが、予約がとれず3/10(金)に行うということとしました。来週以降、案内状を作成し募集を開始します。

(5)2006年度事業計画について*5/16定時総会に向けて(岡野)
2005年度決算については順次取りまとめ中です。定時総会・次年度事業計画等につきましては順次準備を進めることとしました。

No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第10回役員会議事録

日 時 2006年2月14日 (火)
場 所 名古屋市中小企業振興会館4F会議室
出席者 岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、木下理事、西村理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題

(1)第20回最新科学機器展(H18.4.19-21)について(竹田)
本日まで(申込済み+予定)で114社223小間となっています。3/3東京、3/7名古屋にて出展社説明会を開催します。併催事業もナノテク・セラミックス・エネルギー分野で著名な講師の先生については準備がほぼ完了しています。出展者についての受付はまだ継続して行います。入場券等印刷については 3/3以降最終決定後に開始し、展示会1ケ月前には整えることとしています。

(2)1/17(火)新春懇親会実施報告(西村)
今回、54社70名を集め盛大に開催されました。本年開催の第20回最新展開催をふまえ、愛知県計量連合会から辻憲史会長代行様、ビジネスアイから岡田英雄顧問様に臨席いただきそれぞれ御祝辞をいただきました。

(3)1/27(金)-28(土)第58回新春大懇親会報告(岡野)
今回、東京科学機器協会創立60周年にも重なり総勢260名余りの盛大なものとなりました。熱海の開催でしたがたいへん寒い気候でした。記念講演として京都科学機器協会・理事長堀場雅夫氏の講演もあり、充実した式典となりました。2日目は役員会も開催されTKKとしては、本年開催の最新科学機器展の宣伝をしました。また、本年は中四国科学機器協会が創立25周年とのことでした。

(4)経営研究会計画について(伊丹)
4/9-10にて計画し、実施予定です。

(5)3/10(金)TKKボウリング大会について(西村)
計画通りで準備を進めていますが、会員等への案内については、来週以降連絡する予定です。また、景品等については、他事業での予備から一部充当できそうです。

(6)2006年度事業計画について(岡野)
本日、事業計画について昨年比でプランを作成し、配布しましたで次回までに各々確認し、決定することとしまし。合せてその予算も検討することとしました。

(7)5/16定時総会に向けて(八神)
本年、第53回総会に向けて昨年度報告、次年度計画策定をしましたで次回までに確認し、決定することとしました。

No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第11回役員会議事録

日 時 2006年3月14日 (火)
場 所 名古屋市中小企業振興会館 4F会議室
出席者 岡野理事長、八神副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、水野理事、木下理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題

(1)第20回最新科学機器展(H18.4.19-21)について(竹田)
前回の展示会は121社230小間に対して今回152社258小間となり、まずまずの出展規模となる模様です。展示会本番に向けて実行担当などの選任を近々に行うこととした。

(2)3/10(金)TKKボウリング大会実施報告(西村)
18社122名を集め盛大に開催されました。団体優勝はマイセックチーム、準優勝はアズワンチーム個人では優勝マイセック杉浦様、準優勝はアズワン小野内様となった。福利厚生事業では部会方式で行うこととしていますがボウリング大会についてその趣旨に沿うように改良の余地があるのではないかとの意見があった。

(3)2006年度事業計画について(岡野)
前回の第10回役員会で大まかに事業計画が提示されましたが本日、会員の研修を目的とした事業について展示会の講演会をこれに充当させることが承認されました。それ以外の事業計画等については17年度と同様としたが事業予算を検討した上でボウリング大会等について予算を若干増額することとしました。

(4)5/16定時総会にむけて(八神)
今回定時総会では通常報告の他、2年毎の役員改選の時期にも該当するのでその方法について検討されました。内規にしたがってH18-19年度の役員の選任について検討したところ現在の役員を選出することで承認されました。今後総会の6週間前までにTKK全会員へ総会資料を送付し選出の可否を問うこととしました。また役員の会員推薦の選出に備えて4/19PM1:30から臨時役員会を予定しました。

(5)HOKT会開催について(木下)
第36回HOKT会開催にあたり北陸科学機器協会から一報があり8/23-24にて実施する予定の連絡が入ったので報告がされた。

No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第9回会報編集委員会議事録

日 時 2006年1月24日 (火)17:00~18:00
場 所 オザワ科学4F会議室
出席者 小澤編集委員長、高木副編集委員長、岡野理事長、八神副理事長、小島編集委員、北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)新年号(1/25発行予定)について
ほぼ予定通りの内容で発行することができます。

(2)会報誌の課題について
表紙、記事、かきゃ~ああんたも、名古屋のグルメなどについて議論しました。

(3)会報誌春号に向けて
表紙: 引き続き「うちのワンちゃん」の写真を募集しています。
記事: 新春懇親会レポート、初夢賞1位・2位の方のコメント
ボウリング大会レポート、優勝・準優勝の方のコメント
第58回新春大懇親会レポート
かきゃ~あんたも
名古屋のグルメ などを予定しています。

No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第10回会報編集委員会議事録

日 時 2006年2月27日 (木) 16:00~
場 所 名古屋銀行協会会議室
出席者 小澤編集委員長、小島編集委員、吉田事務局

議題

(1)春号(3/25発行予定)について
表紙: 愛犬の写真3点を寄稿いただいています。
インフォメーション:5/16定時総会、新年度広告募集
記事: 1/17TKK新春懇親会報告(西村理事)、ビンゴ大会初夢獲得者に原稿依頼
1/27日本科学機器団体連合会新春懇親会(岡野理事長)
厚生事業3/10ボウリング大会報告
会員だより:仙石大樹様(アドバンテック東洋)、片岡肇様(アドバンテック東洋)、竹内好彦様(飯島電子)、中尾智様(育英館)、上村康司様(アズワン)の寄稿を予定しています。


(2)平成18年度方針の検討

・ 表紙については、新年号よりスタートした「うちのワンちゃん」シリーズを継続。
・ 会報誌掲載広告の募集をする。
・ 「かきゃ~あんたも」は好評なので、現在のスタイルで寄稿をお願いする。

No.310 2006 春号

東海科学機器協会 2005年度第11回会報編集委員会議事録

日 時 2006年3月16日 (木) 16:00~
場 所 名古屋銀行協会会議室
出席者 小澤編集委員長、高木副編集委員、小島編集委員、吉田事務局

議題

(1)春号(3/25発行予定)について
表紙: 愛犬シリーズ3点の提供を受けています
インフォメーション: 5/16定時総会
4/19-21 最新科学機器展
記事: 1/17TKK新春懇親会報告、ビンゴ大会初夢獲得、厚生事業報告 3/10ボウリング大会報告
会員だより: 仙石大樹様(アドバンテック東洋)、片岡肇様(アドバンテック東洋)、竹内好彦様(飯島電子)、中尾智様(育英館)、上村康司様(アズワン)の寄稿を予定しています。たいへん会員様にご理解を頂き好評です。1/27-28日本科学機器団体連合会新春懇親会(岡野理事長) JET JET新年会報告

(2)平成18年度方針の検討
・ 表紙については、新年号よりスタートした「うちのワンちゃん」シリーズを継続。
・ 会報誌掲載広告の募集をする。
・ 「会員だより」は具体的な呼びかけによりご協力頂けるのでこれかも会員全部に進めていくことにしました。
・ 「サイエンスコーナー」は科学機器の会報なので掲載していただける先を検討することとしました。

No.310 2006 春号

各社広告

nagoya_kgk

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No.310 2006 春号

編集後記

■いつまでも寒い日が続き春は来ないのかと心配していると、桜開花宣言とほぼ同時に暖かいぽかぽか陽気になりました。しかしこれは名古屋のはなし。まだまだ寒くて暗い雪に埋まっている地域は沢山あります。今年ほど、雪害ニュースを多く目にした年はありません。全国一斉に春にならないですかね。我国経済も全国同時に景気が良くならないと春とは言えませんね。大都市・大企業だけ良くても駄目。本当の春がほしいですね。(I・O)


■本春号をもちまして平成17年度の事業は全て終了いたします。皆様方のご支援に深く感
謝申し上げます。いよいよ梅の花に続き、桜の季節がやってまいります。日本の四季の移り
変わりを実感する一番素晴らしい時期だと思います。そんな18年度は、スタート早々に第20回最新科学機器展が開催されます。多くのお客様にご来場いただけるよう、出展各社工夫を凝らして準備を進めております。皆様方のご支援を切にお願い申し上げます。(H.T)


■日に日に春らしくなる今日この頃です。春号が発行される頃は桜も満開かと思われます。日銀の量的金融緩和政策の解除が発表され、金利の動向が心配されます。市民にとっては預金金利のアップ、住宅金利のアップと身近なことが気になる先行きです。春の陽気と同じに、懐も暖かくなってもらいたいものです。(S・K)


■寒さを忘れ、トリノオリンピックに夢中でしたが、メダルの成果がもう一つ。しかし荒川静香選手はすごかったですね。カーリングの小野寺選手他の真剣な眼差しに心打たれるものがありました。パラリンピックのメダル9個はすごいパワー。野球のWBCにも熱中の昨今、TKTはボウリング大会が大盛況でいた。スポーツ三昧で寒さを忘れ、気がついたら、もう春。最新科学機器展が目前でした。皆様いかがでしたでしょうか。(S・K)


■いよいよ新年度のスタートとなります。今年に入ってから寒かったように感じましたが桜の開花は例年早くなっているそうです。おそらく急に暖かくなるんでしょうね・・・。新年度スタートは、第20回最新科学機器展です。スタートをうまくできるように祈念します(M・Y)