東海科学機器協会の会報

No.375 2020 夏号

第67回定時総会 挨拶

東海科学機器協会理事長 高木 裕明

 日頃は東海科学機器協会の運営に対しまして絶大なるご協力とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて令和2年度がスタート致しました。本来ですと5月12日の第67回定時総会におきまして皆様方にお集まり頂き、新年度の事業計画並びに予算案についてご審議賜るところでありましたが、昨年末に中国・武漢市にて発生した新型コロナウイルス感染症が世界全域に拡大し、4月7日政府より緊急事態宣言が発出されたことにより、紙上総会を実施することとさせていただきました。結果につきましては、先に事務局よりご案内しました通り、すべての議案が過半数の賛成を頂き承認可決されております。先ずもって皆様方のご理解とご協力に感謝申し上げます。
 又、今回の総会では役員の改選もございま
した。協会規約によりまして監事を務めて頂いて
おりました水野隆二氏(株式会社カーク代表取締役社長)と小澤恵子氏(オザワ科学株式会社
代表取締役会長)が退任され、新たに小澤大地
氏(オザワ科学株式会社代表取締役社長)と
小山内学氏(株式会社イリエ代表取締役社長)が役員に選任されました。水野様、小澤様には
長年に亘り協会役員として会の運営にご尽力を頂きました。改めまして感謝申し上げます。両氏には協会相談役として引き続き大所高所よりご指導賜ることとなります。
 さて昨年を振り返りますと、総会に始まりファミリーイベント、講演研修会、見学会など例年以上に多くの会員の皆さんにご参加頂き盛況に事業を遂行することが出来ました。誠にありがとうございました。
 しかしながら残念な出来事もございました。当協会の会員でありましたL社(本社東京)が民事再生法を申請したことにより連鎖して数社の会員企業が事業を停止し退会をされました。その後会員増強を皆様にお願いしましたところ、現在までにエリエールビジネスサポート株式会社名古屋営業所様とザルトリウスジャパン株式会社名古屋営業所様にご入会して頂くことが出来ました。本来であれば総会席上でご挨拶を頂くところですが、今回は会報誌にてご挨拶賜ることとし来年の新春懇親会席上にてご紹介させて頂きたいと思います。なお、今年度につきましては協会行事がいつ正常に開催できることになるかわかりませんので、本年度の入会に限り入会金を免除させて頂く
ことと致しました。皆様方のお仲間やお取引先で未入会の企業がございましたら是非ともご紹介賜りますよう宜しくお願い致します。
 さて、3年に一度開催しております最新科学機器展がいよいよ来年5月に迫ってまいりました。現在展示会実行委員会にて準備が進められております。コロナウイルス感染拡大の為、中部地区も市民生活や企業活動に制限がかかり景気が冷え込んでおりますが、コロナ後を見据え最新科学機器展を盛大に開催することにより当地区の景気浮揚のきっかけにしていきたいと思います。どうぞご協力のほど宜しくお願い致します。
 なお、緊急事態宣言は5月25日に解除されましたが、当面は第二波、第三波の感染拡大に備えマスクの着用、消毒の徹底、そして三密を避ける行動を続けることにより会員企業の皆様方そしてご家族の皆様が罹患されないようお祈りいたします。
 当協会の益々の発展と会員各社のご繁栄を祈念申し上げご挨拶とさせて頂きます。