東海科学機器協会の会報

No.327 2009 秋号

〔会員だより〕 ギターまつわる話


㈱保秀理化硝子製作所 貝沢秋則


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 少々マニアックな話になるかも知れませんが。昨年暮れに新聞のテレビガイドを見ていましたら懐かしい名前が目に入ってきました。1970年代フォークの神・フォークの黒幕と言われた
「石川鷹彦」(アレンジャーで有りスタジオミュージシャン)が出演する!!私もまだ若い頃フォークソングと言うよりはフォークギタープレーに憧れて夜遅くまでコピーに励んだものです。あの頃石川鷹彦のギタープレーは神かかっていたとプロ仲間でも絶賛するくらい上手く、数々のミュージシャンの曲に参加していました。例えば、旅の宿(よしだたくろう)22才の別れ〈風〉チャンピオン(アリス)等々3000曲以上アレンジャーとして参加しています。番組の中で昔懐かしいフレーズの曲が何曲かあり、さすがに上手いな~と感動します。65歳をこえた今でも、毎年ソロコンサートや他ミュージシャンのアレンジャーとしても頑張っているそうです。番組の最後に弾いた曲がボブ・ディランのDon’t think twice, all right(くよくよするなよ)も良かったですネ~!!
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 私も安物のギターで弾いていますが当時マーチン、ギブソン、国産ではK・ヤイリ等有名ブランドのギターに憧れたものです。
 そうそう、会社の近くに洋風居酒屋があり、そこのマスターがK・ヤイリのギターを店に置いていて、たまに借りて弾いていましたが、さすがに音のキレが違います。いつも帰り際に冗談でチョーダイと言っていたら最近家に持ち帰ったそうです…残念!!
 最近のお気に入りは押尾コータロー(アコースティック・ギタリスト)です。ギター1本でいくつもの音色が放たれるのです。基本的なフィンガーテクニックに加えオープンチューニング奏法で音の幅がグッツと広がります。ライブ会場ではギターファンのみならず幅広い層の人達が聴きに来るそうです。興味のある方は一度聴いてみては、いかがですか?
 今では私も時々しか弾いてはいませんが、家で一杯やっていると、知らずと手に取って弾いている時があります。最近の歌も良いですが、昔の曲も捨てたものではありません。これからも続けていけたらと思っています。