東海科学機器協会の会報

No.327 2009 秋号

〔会員だより〕 ウェイクボードって何?


㈱マイセック 間宮康博


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 私の週末の過ごし方は、特にこの時期、マリンスポーツでもマイナーなウェイクボードにハマっております。ただハマっているだけではなく8年前に仲間と協力してマイスキーボートを所有し、本格的に活動しているつもりの自称ウェイクボーダーです。
 活動拠点は琵琶湖になりまして、長浜港でボートを降ろし、竹島より北西にある入り江付近をマイゲレンデとしてウェイクを楽しんでおります。
 さて、ウェイクボードとは言っても知らない人が多いと思いますので少し長々と?説明させていただきます。簡単に平たく言えば水上スキーの横乗り版になります。スキー板がスノーボードに代わったものがウェイクボードと想像して頂ければ、格好は同じです。ただ違いは、水上スキーはボートにスピード良く引っ張られスピード感を直線的に楽しむスポーツに対して、ウェイクボードは、ボートの引き波(ウェイキ)を利用して右往左往にジャンプ(インバート系)したり回転(スピン系)したりして、いろんな技にチャレンジして楽しむスポーツであります。従って大きな技を失敗すると、とても痛い思いもするスポーツです。しかし、成功すればかなりの爽快感が味わえます。また、ただ滑りを楽しむだけでもとても楽しく遊べる安全なスポーツです。現在の私は痛い思いはしたくないので、もちろん後者の安全スタイルですが・・・。
 ウェイクボードの基本は、ウェイキを使って2つのウェイキを飛び越すことが出来れば、先ほど少しふれたように、インバート系やスピン系など数々の技に挑戦して行けます。もちろん若き頃の私は、いろんな技に果敢に挑戦して怪我の絶えなかったことを覚えております。その当時、良くチャレンジしていた技はタントラム(又はバックロール)やレイリーです。タントラムはエアをして進行方向へバク宙するような技で、後ろ向きに飛ぶのでウェイキを捉えるタイミングが難しく大変苦労しました。レイリーは空中でボードを後方高く上げてスーパーマンみたいな格好をする技で恐怖感に打ち勝てば出来ます。どれもみな、ウェイキをタイミングよくしっかり捉えることと目線が重要で、そうすればエアが高くなり、次の動作も、し易くなり成功率も高くなります。但し何か欠けると失敗する確率が高くなり、水面の落ち方によっては捻挫をしたり(特に膝)、息が2・3秒出来なくなったりしてとても悲惨です。たまに記憶が飛び、溺れそうになったこともありますけど(笑)。
 こんなに楽しくて痛々しい場面もあるウェイクボードですが、その他たくさんの仲間と出会えるのも楽しみの一つです。グループ同士の交流はもちろんの事、その中で普段全く接点のない業種の仲間たちと何気ない会話ができることは、とても良い経験をさせてもらっております。
 今では家庭の事情や周りの環境の都合上でなかなか行く機会が減って、さらに自称ウェイクボーダーになってしまいましたが、できるだけやり続けたいと思っております。