東海科学機器協会の会報

No.290 2002 春号

[ 第11回TKKボウリング大会レポート ] TKK今年度有終のイヴェントは、1フロア貸し切りで盛大に!

ボウリング大会実行委員 (資)昭和理化 山岸 晃


 第11回TKKボウリング大会が平成14年3月8日(金)、「ブランズウィックスポルト」において盛大に開催されました。24社160名の多きにわたる参加者があり、年度最後のイヴェントにふさわしく60レーン1フロア全貸し切りの大会となり、プレー前からすでにその熱気がピリピリと肌で感じ取られるほどです。
 大会の実行を一任するにつけ、ボウリングってとても不思議な要素とエネルギーを持つスポーツと感じます。誰もが十代、二十代に友人達、家族達と一度は夢中になった経験があり、また恋人と二人でひそかに楽しんだゲーム。単純明快、目の前の10本のピンを自分の投球ボウルで1本でも多く倒せばよいこと。一投目で全部倒した爽快さ!老いも若きも過去の栄光のスコアに苛まれつつ今日こそはと心に秘めて……。ボウリング場までは足取りが重くても、一旦場内に入ると自分の負けん気がムラムラと目覚めていつしかゲームの虜に。ゴルフではいかにミスを少なくしてスコアに結びつけるか、どちらかといえば得点もマイナス指向の競技とすれば、ボウリングはミスが笑いになりそのミスが糧になって点数もどんどん増していくプラス指向の競技と思います。メイトがミスしても次第に一心同体、あげくは隣の初対面のレーンの方と一喜一憂。練習や経験、トレーニングをせずいきなり投球してターキーなぞ出た日にはそれこそ大変。ゴルフのような立ち上がり不能とも思える挫折感と後遺症もなく、終わってみれば口惜しい爽快感。とても無害で爽やかな気軽なスポーツだと実感いたします。
 そんな訳で気休めの前置きはここまで。なんと申しましてもTKK主催の権威あるボウリング大会です。試合です。ゲーム終了を待ち成績発表のパーティー会場へ。皆さんしばしの団らん後、西村実行委員長より参加されました皆様へ感謝の辞。木下実行委員から役員を代表して新年度行事参画への抱負と誘いをお伝えいたしました。 いよいよ成績発表!各務実行委員のウイットある司会で場内爆笑の渦。三位、二位と続き、栄えある団体優勝は日立ハイテクノロジーズチームでした。代表の安達さんは、控えめな感想もさることながら、内に秘めたチームの闘志はさすがの一言です。さて、個人賞の発表です。男子優勝はやはり日立ハイテクノロジーズチームの曽我和文さん。女子優勝者はマイセックチームの高桑明子さん。実力の二位、三位発表後、誰もが期待する飛び(運のみ)賞です。羞恥を超越したアスリートのみに贈られるBB賞に至っては会場の雰囲気も最高潮、皆さんから羨望の歓声でした。心地よい疲れと共に平成13年度TKK最後のイヴェント、ボウリング大会も平野実行委員の唱和で散会となりました。

5-1