東海科学機器協会の会報

No.291 2002 夏号

かきゃ~あんたも NY ハーレムジャズ グランドゼロへ

名古屋科学機器(株) 岡野忠弘


「今年の連休は家族でNYに行こう!」小生の知らない内に家族が旅行会社に予約を入れ、ただまな板に乗せられました。2人の子供達は学生時代にNYへ行き、それを再現したいようでした。特にハーレムでのジャズは印象的であったようです。今回の旅行でもそれを聞きたいのがメインでもあります。
4月27日昼、関空を飛び出しました。

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 NWは台北からの便ですので、アジアからの人々が既に乗り込んでおられました。

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 デトロイトからの国内便はラガーディア空港へ向かうはずでしたが、NY近くで竜巻に遭遇、生きた心地がしませんでした。
翌朝まずあの事故現場を訪問、お悔やみをしたかったのです。今回事故に巻き込まれた知人がおられました。単身赴任でした。その場所を「グランドゼロ」といいます。前の教会のフェンスには千羽鶴もかかげられ、教会墓地のチュウリップがけな気にも咲いておりました。

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 物見遊山ではいけません。なんだかあたりは大きな墓の中にいるような気分でした。セントラルパークは八重桜がピンクの絨毯を敷き詰めたように染まっていました。相変わらずジョッギング姿や大きな犬を散歩させている人たちに会いました。ジョンレノンの事故の場所には一本のバラが飾られており、この偉人に対する人々の愛され方を知りました。

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さあ待望のハーレムジャズです。市内から2、30分走ったところにある、このジャズクラブはおそらくメジャーなんでしょう。でも多くの日本人は、ここにきている人々からは歓迎されておりません。町中心部は今回の事件でアメリカ国旗が飾られているにもかかわらず、このエリアは、国旗を見ることがありません。白人社会に冷ややかな目、これと同じ目がこのジャズクラブにもあります。でも丁度この日がデュークの誕生日にあたりオール、デュークの演奏。そう「A列車で行こう」から始まりました。

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エンパイアステートビルにも昇りましたが、チェックの厳しさは飛行機に乗るそれと全く同じです。NYの象徴的な建物ですから、次回はここ、とまことしやかに語られています。

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朝早くアムトラックで3時間、ペンシルバニア駅からワシントンDCへ行きます。政府系の列車なんでしょうか、パスポートが必要です。安全面のチェックかもしれませんが。ワシントンは観光都市で、黒人が極めて多いエリアです。おきまりコースですが、アーリントン墓地、前回はなかったオナシスの墓と2つを見学、弟の墓もとなりにあります。

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今回の家族旅行、最大は家族の絆でしょうか、それを強く感じました。又、米国の今回の事件で国民が一致団結をした、ことです。それを強く感じた旅行でした。是非皆様もお出かけください。

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