東海科学機器協会の会報

No.297 2003 秋号

[ TKK釣り大会レポート ] 珍現象発生!!

釣り大会実行委員長 (資)昭和理化 山岸 晃


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 18年ぶりの優勝をかけて虎!軍奮闘中の阪神タイガースが世間を賑わしている最中、私たちTKK釣り大会も何年ぶりどころか、今までにないような珍現象が起きてしまいました。
 日本へ接近している台風14号の行方を気にしつつ、TKK釣り大会は残暑厳しい9月13日、半田市臨海公園一帯を中心に行われました。昨年の釣果を参考に今回は直前週を含め3回も下見に行って決めました。昨年の釣り場亀崎一帯も多くの釣り人が沢山のハゼをクーラーに納めていておおいに自信が沸いてまいります。半田市臨海公園の集合場所に実行委員の本部を設けて参加の皆様をお送りいたしました。
 今日は絶好の釣り日和です。潮の干満もまずまずで、釣果を疑う余地はまったくありません。例年の検量時にはあっ!と驚くような大物を見せていただき、待ち役の委員も唯一の楽しみとなっております。
 そして制限時間の午後12時がやってまいりました。参加の方に検量をお手伝いいただきルール通りハゼの部3匹の合計重量を読み上げ釣果表に書き込みます。いやはや本当に驚きました。実行委員一同、参加の皆さんも。不漁だったのです。予想、期待に反して釣果が上がっていませんでした。他魚にいたっては誰ひとり一匹も釣られていませんでした。参考に昨年のハゼの部を申しますと優勝重量は94gです。今回は54gです。他魚の部は342gのボラでした。よく釣りで「今日はボウズだった!」と言われますがたとえ気軽に釣れるハゼでも立派な魚、あり得るのです。つくづく釣りの無常さを知りました。それはさて置き、待ち遠しかった成績発表です。しかしこの場でまたまた事件勃発!他魚の該当者がいないのです。3賞品用意しているのに。どうしようか……。
 こんな時です、頼りになるのは。往年の実行委員から提案、魚種をハゼの部だけにして10賞品を1位から10位(BB)までに振り分けたら!その通りです。その結果が4ページの別表の通りです。
 皆さんの楽しい釣り大会が大変苦労された一日となってしまったようです。ごめんなさい。それにしてもこのような結果の釣り大会は、今日まで随分経験いたしましたが記憶にありません。終って本部を後片付け、話題の監督さんではありませんが実行委員一同に今日の感想は?
 「しんどかった!」