東海科学機器協会の会報

No.277 1999 7-9月号

TKKハゼ釣り大会ご報告

日 時:1999年9月12日(日) 8:00~
場 所:知多・豊浜港一帯
参 加:11社 66名

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 恒例の「TKK釣り大会」が晴天に恵まれた9月12日の日曜日、知多半島・豊浜港一帯で開催されました。当日は天候にも恵まれ、11社66名の多数の参加をいただき、朝8時の受付後、参加者の狙いの、または秘密の釣りポイントに早速陣取り、大会は皆さんの大漁を期待して開始されました。会員の中には前日より予行演習を兼ねて現地入りして、ポイントの検索に熱心な太公望もあり、優勝にかける意気込みも感じさせました。

 TKK行事の内では唯一のファミリーイベントだけに、親子での参加も多数。正午からの検量では数グラム単位の差に嘆息しながらも、名古屋科学機器の小野司さんが「ハゼの部」3匹合計92グラムで堂々優勝。一方「他魚の部」ではテクノ西村の原恒男さんがセイゴ328グラムで完勝。釣りフリークの垂涎の的であるダイワ、シマノの賞品が用意された表彰式がにぎやかに執り行われました。


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 恒例になっている各優勝者からTKK会報誌への投稿について、新たに開設された「TKKホームページに今回から優勝の弁が掲載され、WWWで世界に発信されます」との案内にどよめきが出るなど和やかな雰囲気に終始しました。 社員及びそのご家族の多数の参加を得て、まさにTKKのファミリーイベントの色彩が十二分に展開され、「釣り」を魚に平和な家庭劇も展開される中、今回も成功裡に終了することができました。

実行委員長 各務隆弘(朝日テクニグラス)
副委員長 後藤 聡(中央理化器)
副委員長 細居邦造(ダルトン)


大会結果

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【ハゼの部】
1位 小野 司(名古屋科学機器)
2位 山田恭也(イリエ)
3位 各務弘規(朝日テクニグラス)
4位 嵐 順一(テクノ西村)
5位 吉田文彦(中央理化器製作所)
6位 原 恒男(テクノ西村)
7位 各務利和(朝日テクニグラス)
8位 各務時彦(朝日テクニグラス)
9位 前田宗俊(名古屋科学機器)
10位 有野真一(名古屋科学機器)

【他魚の部】
原 恒男(テクノ西村)セイゴ
後藤繁和(中央理化器製作所)メバル
中野良和(中野)黒鯛


初めてのハゼ釣りとカニ

【「ハゼの部」優勝者小野 司(名古屋科学機器)】

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 9月12日、今日は私にとって初めてハゼ釣りです。海で釣りをするのも初めてです。会社の先輩に連れられて豊浜港へ出発。知多半島道路を降りてすぐの釣り具屋で、ゴカイを買いました。「うーん。こいつがゴカイか。気持ち悪い。餌を付けるのが不安だ」。情けない心配をしながら豊浜港に到着。道具は餌付きで会社の上司に借りて、気合いを入れていざスタート。防波堤から足を投げ出し座って、早く釣れないかとワクワク待っているが、ハゼが釣れる気配は無い。「いつのまにか餌だけは食われてるのに。まあこんなものかな」。 足元をサワサワ動いているフナムシやカニを見ながら、ぼーっと海の生物を観察していると、「釣れた」という喜びの声が聞こえてきた。「ちょっと場所変えてみよう。きっと場所が悪い」。ゴカイの活きが悪くなったのを見計らって、声がした方に移動です。

 「この辺でいいかな」。20mほど移動して、いざ再開と思ったが、餌が付いていない。ついにあのゴカイを触る時が来てしまった。先輩のゴカイを一匹もらい、悪戦苦闘。元気がいいので、クネクネとよく動く。頭をつかむと噛もうとするし、臭いし、気持ち悪い。 なんとかゴカイを制し、再スタート。ハゼの釣り方は知らないけど、とりあえず底まで餌を落とし、糸をピンと張るようにして、あたりが来るか見ることにした。しばらくすると、釣竿の先端がピクピク上下に動いている。竿を上げようとすると、たしかに感触がある。「第一号だ!」釣り上げると、けっこう大きい。16cmぐらいか?うーん満足。ニコニコしながらゴカイを付ける。また悪戦苦闘していると、先輩が付けてくれた。

 同じ場所で糸をたらすと、今度はいきなり来た。一匹目よりは小さいが、まあまあ大きい。この後もう一匹釣れたが、その後はさっぱり釣れません。「とりあえず三匹いればいいか」。そんな時、小さなカニが目に止まった。「ちょっとカニでも釣ってみよう」。ゴカイをカニに近づけると、案の定ハサミでゴカイを挟んで食べようとする。ザリガニ釣りの要領で、四匹捕獲する。

 ここでハゼ釣り大会は終了。本日の成果は、ハゼ三匹と、おまけのカニ四匹。計量では、ハゼ三匹合計で92グラムにもなり、なんとハゼの部、優勝してしまいました。

 この日は初めてづくしでしたので、とても楽しく過ごすことが出来ました。


運も実力の?

【「他魚の部」優勝者原 恒男(テクノ西村)】

 会社の釣りクラブで、一年に数回出掛けるが、ハゼ釣りは久々だ。昔は一束、二束といって、百匹単位で釣れ、誰でも釣れる魚として馬鹿にしたものだが、最近は、そうは、いかん。環境の変化が物語っている。

 誘われるままに、今回初参加する。協会の皆様方にお会い出来るのが楽しみで、天気は良いし、磯の香を腹一杯吸い込み、のんびりさせてもらうのが一番の目的だ。日頃厳しい企業戦士の面々も、家族連れで、今日ばかりは、和やかに家庭サービスに努めておられる。 豊浜港の南の舟溜り、8時10分第一投、直ぐ竿先が“ピクピク”。これは調子が良さそうだ………上がって来たのは餌の影に隠れて小さなハゼ、周囲の皆が、どっと笑う。少しずつ場所を変え乍ら誘いをかける、なかなか思うように喰ってこない、二時間程の間で赤鯛の十センチ位が二匹、ハゼ五匹、コチ一匹、計量に値するものなし。

 こんなものかと、缶ビール飲み乍ら、のんびり構える。

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 沖に投げ込んで置いた竿が、急に激しくおじぎする。やっと来た、“えいっ”とばかりにしゃくり上げる。ググッと手ごたえあり“やった”と思いきや次の瞬間、ツーン、急に軽くなる。見事に鉤素が切れておる。何か大物がおるようだ。透かさず方針変更。仕掛を丈夫な物に餌も五、六匹房がけで投げ込む。暫くは音沙汰なし、その間手竿で小ハゼと戯れる。この調子だと餌も余るだろうからと、根気良く生きの良い餌に取り替え、右に左にと投げ込む。“来たっ”穂先がグーンと曲がる“ヨッシャ”今度は大丈夫だ久々の手ごたえ、まあまあのセイゴ二十八センチ……。

 その後再び沈黙が続く。暑さだけが気になり(最高温度三十二度)十一時近く潮も大分下がり、小物も、かかってこなくなった。手竿を持って少し場所を離れたところ、同僚が大声で「引いとる、引いとる」と知らせてくれる。リールの糸止めがしてなかったのか、ジーッとリールの流れる音が、余計あわてさせる。“ えいっ”グッグウ竿から腕に伝わる感触、これぞ釣りの醍醐味だ、今度は大きそうだ、右に左にと思い切り走る。ギャラリーを従え、おもむろに釣り上げるこの心地良さ、三十四センチのセイゴだった。

 腰掛けがわりにしているクーラーボックスの中で、時々“ゴツン・ゴツン”とセイゴの動きをお尻で感じ乍ら、一人にんまり制限時間を待つ、十一時半納竿。全体に低調の中、たまたま私は運が良かった。素敵なリールを賞品に頂き、ありがとうございました。このリールで来年も又挑戦したいと思います。幹事の皆様方には、暑い中でいろいろと御配慮下さいまして本当にありがとうございました。御陰様で楽しい一日を過ごさせて頂きました。