東海科学機器協会の会報

No.277 1999 7-9月号

第18回最新科学機器展 準備レポート

「第1回名古屋粉体工業展」を同時開催
来年4月12日より14日まで、吹上ホールにて開催されます展示会は、今回も、第6回計量計測総合展との共催で計画を進めてきました。しかし、この地域の特徴を増大するために、(社)日本粉体工業技術協会の協力を得て、さらに「第1回名古屋粉体工業展」を同時開催することになりました。
この目的は、できる限り幅広い顧客の来場者に展示会にきていただき、出展会社のビジネスチャンスを促進するための計画であります。したがって、従来の最新科学機器展と同時開催することにより、さらなる相乗効果を期待するものです。
わが業界では、大阪科学機器展が共催され、大変な成果を挙げられました。東海科学機器協会も良いことは積極的に取り入れて、少しでも業界の発展に寄与できればとの思いで計画いたしました。
展示会を成功させるためには、会員会社の積極的なご参加をお願いいたします。
(展示会実行委員会)


出展ご検討中の企業の皆様へ

科学機器展の地域特性について
東海・中部圏のユーザーを最も多く誘致できるのは、最新科学機器展・計量計測総合展です。
科学機器展は全国八ヶ所(札幌、仙台、信越、東京、名古屋、大阪、広島、福岡)で行われておりますが、そのいずれもが地域密着型であることが統計的にわかります。
来場者分析では、名古屋市内45%、愛知県内34.5%(名古屋市内を除く)、岐阜県5.8%、三重県5.5%、静岡県2.3%、その他は6.9%という結果が出ており、東海・中部圏のユーザーを最も多く誘致できる展示会は最新科学機器展・計量計測総合展に他なりません。

開催周期について
次回開催は3年後の2003年です。
最新科学機器展・計量計測総合展は3年に1度の周期で開催をしております。来月4月のこの機会を逃しますと次回は西暦2003年まで、東海・中部圏でこれほどの規模の科学・計量計測機器の専門展の開催予定はありません。

第1回名古屋粉体工業展の同時開催について
同時開催によるスケールメリットを最大限に活かします。
今回より、粉体工業展(主催:社団法人日本粉体工業技術協会)を同時開催することになりました。
粉体工業展は、これまでに国際粉体工業展(東京・16回)粉体工業展(大阪・2回)の開催実績をもち、第16回科学機器展と’97粉体工業展・大阪をインテックス大阪で同時開催した際には、来場者数はもちろん内容面での充実を図ることができ、多大な成果をあげた実績があります。今回、第18回最新科学機器展・第6回計量計測総合展・第1回名古屋粉体工業展を同時開催することにより、来場者誘致と展示内容の充実において非常に大きな効果が期待されます。
粉体工業展は「製造・プロセス・環境機器」「FA・測定機器・ラボ機器」「材料・エンジニアリング・情報・他」を出展対象とし、「化学・ゴム・プラスチック・紙・パルプ」「薬品・健康食品・化粧品」「食品・飼料、無機材料・セラミックス」「鉄鋼・金属・鉱業・セメント」「機械・電気・電池・エレクトロニクス「エンジニアリング・建設」「環境・エネルギー」「金融・保険・商社」「官公庁・学校・国公立研究機関」を来場対象ユーザーとして開催されています。

精密測定、電気・電子測定コーナー新設について
計量計測総合展に「精密測定」「電気・電子測定」の2つのコーナーを新設し内容の充実を図ります。
※出展料と小間規模などの出展要項については計量計測総合展とすべて共通です。

【精密測定コーナー】
製造工程における精密測定の高度化・システム化は益々重要になっており、これらのニーズを捉えて東海・中部圏の自動車、工作機械、半導体、精密部品関連企業の方々を来場誘致いたします。
出展対象
三次元座標測定機器、真円度測定器、表面粗さ測定器、輪郭形状測定器、歯車測定器、ねじ測定器、測長機、測微器、ゲージブロック、電気マイクロメーター、空気マイクロメータ、デジタルスケール、自動定寸装置、ノギス、各種ゲージ、測定顕微鏡など

【電気・電子計測コーナー】
あらゆる産業における研究・製造・検査に必要不可欠な電気・電子測定器、電子応用計測機器、電気指示計器を一堂に集め、生産分野で検査・品質管理に携わる方々や工場の現場サイドで製造・生産に携わる方々を来場誘致いたします。
出展対象
電圧・電流・電力測定器、オシロスコープ、オーディオ・ビジュアル測定器、各種アナライザ、マイクロプロセッサ開発関連機器、半導体・IC測定器、ボードテスタ、回路素子・材料測定器、伝送特性測定器、電波測定器、光測定器、信号発生器・発信器、記録計、データ処理装置、電子物理量測定器など