東海科学機器協会の会報

No.331 2010 夏号

東海科学機器協会 第57回定時総会開催報告


東海科学機器協会副理事長 八神 基


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 去る5月11日、名古屋ガーデンパレスホテルにおいて第57回TKK定時総会が開催されました。前回と比べ出席者は3名増の53名、委任状による出席者36名を加え、合計89名となり、会員総数104名ですから85.5%の出席率でした。
 定刻の4時40分、開会の宣言が司会者よりあり、次いで岡野理事長が登壇され、恒例により五行歌で締められる力強いご挨拶をいただきました。直ちに議事の審議に入るため、定款に従い理事長が議長となり、まず議事録署名人の指名があり、育英館の中尾社長様・サイエンス商会の中村社長様に議場の賛成多数をもってお願いしました。次いで各務理事より本会は定足数を満たしており、その成立の宣言がされました。直ちに議事に入り、第一号議案から第四号議案に亘り、八神・竹田両副理事長からそれぞれ報告と提議があり、議長による採決提議の結果すべての議案が承認可決され、円滑に総会が進行しました。
 第一号議案は平成21年度の事業報告で、この一年間の協会活動を振り返りながらの詳細な説明で報告があり、協会の諸活動につき異議なく賛同を得ました。主たる事業としては、当期初めに第21回最新科学機器展の開催がありました。4月22日から24日まで、3日間で18,692名と多数にのぼる来場者数でした。入退会の報告では新規入会は6社、退会は4社で結果104社となりました。あらためて会員の増強を出席者へお願いがありました。
 第二号議案は平成21年度の収支報告で、一年間の事業活動に係わるお金の出入り・遣り繰りにつき報告されました。総会資料の紙上での印字が細かく、次回からはプリント文字の拡大の必要を感じました。報告後、監事を代表して宮木監事からの監査報告を含め原案通り異議無く、承認可決されました。
 第三号議案は新年度の事業計画案で、10項目に亘り概ね従来路線に沿った事業内容で計画されています。会員の積極的な参加を期待しつつ提議され、議場からの賛同を得て原案通り承認可決されました。
 第四号議案は平成22年度の収支予算で、新年度の事業計画を実行するための予算付けです。原案通りで承認を受け可決されました。なお、当期に開催された行事の一について、参加募集の対象者が一部に限られてしまったことについての質疑がありました。人数制限により参加できなかった会員へは次回同種の行事への参加呼びかけを優先するなど、行事開催方法の改善についてなど活発な意見が交わされました。
 第五号議案は任期満了に伴う役員改選の件でした。第53回定時総会より改めている役員の選出方式に従い、まず信任投票の結果につきヤマト科学の岩田様・名古屋医理科商会の服部様よりのご報告を受けた後、予め会員へ送達されていた役員案の承認を議場で求めたところ、全員異議なく承認可決されました。ここで一旦休会に入り、この間に新たに選任された役員で臨時役員会が開催されました。理事長以下の役員構成が互選により可決されたのを受け、総会を再開し、岡野理事長より各役員の紹介があり全議案の審議が済みました。閉会のことばを各務理事よりいただき、総会は遅滞無く午後5時45分に終了いたしました。
 なお、この総会終了後の場を借りて恒例となっていますTKK・東海科学機器二世会=JETの活動報告および今期の計画が会長の青山さんから発言がありました。このJETは当協会に加盟する会員会社の経営後継者および予定者による同志的結合体で、先々にはTKKの核となることを期待されている人々の学習の場です。TKKの未来のためにも有資格者がいらっしゃいましたらお声掛けください。
 今回の総会はご出席のみなさまのご協力により、時間どおりにきっかりと進めることができました。深く感謝申し上げまして第57回の定時総会の報告を締めます。