東海科学機器協会の会報

No.345 2013 春号

会員だより 健康第一

日本フリーザー㈱名古屋営業所 榊原二郎

 仕事中に極度な息苦しさを感じ、病院へ行ったのは昨年10月の事でした。
 診断は、心筋梗塞。緊急入院となりカテーテル手術を受けました。
 先生からは、運動不足、飲酒、喫煙、ストレス、疲労、遺伝と原因は様々との事で、心臓の冠状動脈から枝分かれした血管が2か所詰まりかけていたとの事。かなり細くなった血管にステンレスのメッシュ状の筒を入れ、血液の流れを良くして頂いたとの事でした。
 手術は手首からであり、思ったより簡単であった事に驚きました。
 もし、時代が違えば開胸手術となっており、医療の進歩に感謝すると共に、もしかしたら死んでいたかもしれないという怖さも感じました。
 また、当時40歳の私は、こんな年齢で?と驚きましたが、30代の患者も多いとの事で、同部屋の患者さんの内、私より年下の方が2名もいる事に更に驚きました。
 思えば、大学まで野球で鍛えた体は、何をしても大丈夫という「おごり」があり、社会人になって以来、体に良い事は一切行っていなかったなと、大反省しました。
 まだ子供も小さく、彼らが路頭に迷う事無く、無事成人するまで元気に働ける様に、退院後、まずは好きなシングルモルトウィスキーとタバコを止めました。

健康第一 今では週末に1日20,000歩を目標に散歩をし、体調管理に取り組んでおります。
 近所の庄内川を散歩しておりますと、鯉が泳いでいたり、水鳥がいたりとこれまで気にしていなかった風景や自然を感じられます。これからの季節は梅の花が咲き、土筆が生えてと楽しみもあり、散歩も良いもんだなと感じ、今後も継続していこうと考えております。
体調も、すこぶる良くなり、仕事の方もこれまで通りバリバリ動ける様になりました。
 バリバリ働いている皆様、私の様にまだ若いと過信しておりますと、体が悲鳴を上げる事もあります。私の様に不摂生をしているなと思う方がもしいらっしゃれば、そろそろ自分の体と向き合ってみてはいかがでしょうか。