東海科学機器協会の会報

No.360 2016 秋号

かきゃあ あんたも 休日の楽しみ

㈱島津理化 名古屋営業所 福田 一生

 働きはじめて4年目の春、4月に大阪から名古屋に転勤し、休日に家でテレビをつけていると大体15時くらいから競馬の番組をしているのでそれをなんの気なしにぼーっと見ていました。単純に馬という動物を競争させてお金を賭けるだけの単純な娯楽と思っていましたが、きちんとしたスポーツである事に改めて驚いて最近よく見るようになりました。

 騎手が馬に跨り、着順を競うというレースを一日に1場で12レースするという競技です。最近は世界のトップ騎手が日本に参戦してより盛り上がっているように感じます。また、騎手が判断を誤るとすごく着順に響くということにも気付きました。なんといっても真剣勝負なのが見ていて熱くなる所です。競馬場の砂(ダート)・芝・距離などのレース条件が違うだけで目まぐるしく着順が入れ替わったりするのです。よくよく話を聞いていると馬には血統というものがあるらしく、その血統の得意な条件によって着順を上げやすいと言われているようです。自分はスピードよりも力に自信がある方でスタミナは無いので砂の短距離向きなのかなんて勝手に想像して楽しんでいます。

 プロ野球もよく見るようになりました。一応、私も現役の時は甲子園に出場したのですが、大した活躍も出来ずに野球人生を終えました。もうプレイヤーではないことに少し寂しい気持ちはありますが、冷静にプロ野球を見ていると150㎞/hや160㎞/hを超えるような球を投げていて、もしこのような人たちと同じ舞台にいても太刀打ち出来なかっただろうなと思い、逆にほっとしてしまう時があります。ただ、正直現役でやっていた時はそういうレベルを見てみたかったですし、打ってみたかったです。

 縁もゆかりもない名古屋に来て休日に家でテレビを見ているだけの状況になっているのでまた新たな楽しみでも見つけて有意義に過ごしていけたらなと勝手に思っています。

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