東海科学機器協会の会報

No.360 2016 秋号

JET2016年7月度研究会報告

㈱木下理化 木下 顕良

5_1 2016年7月20日(水)に今年度初めてのJET定例研究会を行いました。遅れて来られた会員の方もおられましたが最終的には全員出席ということでJETの活動として幸先のよいスタートを切ることができました。

 今回は「会社として入っておいたほうが良いかもしれない生命保険」というテーマで、日本生命保険相互会社の中杉麻奈美様を講師にお招きし行われました。私自身、生命保険といいますと個人のものも含めてあまりピンとこない部分がありましたので、今回のテーマは真面目に生命保険というものを考える良いきっかけになるという意味では大変興味がありました。

生命保険の種類は“定期保険”“終身保険”“養老保険”の3種類があり、これは個人向けも法人向けも同じということでしたが、法人向けの生命保険には「会社や従業員を守るために加入する」という目的があります。それでは上記の保険のどれを選択すればよいかということになりますが、それは会社の状況や目的によって異なります。たとえば定期保険は損金算入ができます。終身保険につきましては、戻りが良くキャッシュバリュー効果が高いため資産形成が可能です。また相続対策にもできるようです。 最後の養老保険は主に従業員の退職準備金に用いられます。また法人定期保険は100歳までの長期にすることによってキャッシュバリュー効果が高くセカンドオピニオンの付帯サービスが利用できるものもあります。経営者は体が資本になります。病気をしていると場合によっては保険自体に入れない可能性も出てきます。まずは病気をしないための対策(人間ドックや検診等の再検査)をとる必要があります。しかし病気をした場合は病気を治す最良の対策をとることが必要であり、早く治療を開始して治したいという気持ちに駆り立てられますが初めの治療の選択が大切ということで上記のセカンドオピニオンの付帯サービスを必ず利用することを強く勧められました。

生命保険は様々な選択肢があり非常に複雑ですが、会社の状況・目的を見極め最良の選択が できれば様々なリスクを回避できるものになると思いました。 限られた時間ではありましたが法人における生命保険について学ばせていただきました。

担当幹事:林・高木・木下