東海科学機器協会の会報

No.367 2018 夏号

かきゃあ あんたも ツール・ド・○○

㈱マイセック SE事業部 野村 雄人

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 GWに友人の結婚式のため、甲府市に行く機会がありました。日本を代表する山、富士山が眼前に広がる甲府市へ・・・そうだ、自転車で富士山を登ろう!

 冒頭から理解し難いことを書きましたが、今回私の趣味のひとつであるロードバイクを紹介させて頂きます。さて、ロードバイクとはどういったものなのか、簡単にご説明致しますとスポーツに特化した自転車です。曲がった形のハンドルがついた自転車というとイメージしやすいかと思います。また、ブレーキは初めからついており、タイヤが細く、変速ギアが合計20段前後、そして重量が10kg程度ととにかく軽いです。

 ロードバイクの良さは、そのスタイル故に長い距離を走りやすく、自分の力で走ったという達成感を味わえることだと思います。富士山を登ったときも、非常に大変でしたが、大きな達成感を味わいました。(自転車で行けるのは車と同じ5合目までです。ちなみに125CC以下なので¥200かかります。)

 また、毎月どこかで、その地域を挙げてのイベントライドというものが開催されています。スピードを競うレースとは違い、景色を楽しみながら、時に文化に触れ、特産を知り、おいしいものを食べる。旅先の魅力を知るにはもってこいのイベントです。特におすすめなのは、長野県安曇野市周辺を走るアルプスあずみのセンチュリーライドです。センチュリーの名の通りおよそ100マイル(160km)を走り、松本市から白馬まで往復します。このイベントの最大の魅力は、日本アルプスを望む壮大な景色を楽しめることです。また、エイドステーションと呼ばれるポイントがいくつかあり、そこでは地域の名産品を頂くことができます。「ねぎ味噌おにぎり」は最高です。もちろん、そんな距離は無理という方のために様々な距離やファミリーコースなどもあり、今では非常に人気の高いイベントになっています。

 さて、ロードバイクの魅力が伝わったかわかりませんが、楽しむためにも大事なことを最後に書かせて頂きます。それは、ルールとマナーです。どんな趣味やスポーツでもそうですが、ルールとマナーを守ってこそ本当に楽しめます。特にロードバイクは、公道を使わせて頂くことが多いスポーツです。車や人、自転車にも気を配り、安全に楽しむことを心掛けていかなければなりません。逆に自分が車を運転するときも同じです。思いやりをもって、充実した仕事、生活、趣味が続けられるよう努めていきたいと思います。そして、いずれは自転車の聖地「しまなみ海道」に出かけたいと思っています。