東海科学機器協会の会報

No.367 2018 夏号

TKK第65回定時総会 挨拶

東海科学機器協会理事長 高木 裕明

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 只今ご紹介いただきました、東海科学機器協会理事長の高木でございます。
 東海科学機器協会創立65周年記念式典に際しまして一言ご挨拶を申し上げます。
 本日はお忙しい中、当協会創立65周年記念式典にご来場賜りまして誠に有難うございます。

 日頃は協会運営にあたりまして、会員の皆様方には大変温かいご理解とご協力を賜り、本当に有難うございます。心より感謝申し上げます。そしてこのように盛大に65周年の式典を皆様方とお祝いできますことを大変嬉しく思っております。創立時から今日までご尽力頂いた先達に思いを馳せ、感謝しながら本式典を開催したいと思います。
又、本日はご来賓の方々にも遠路お越し頂いております。(一社)日本科学機器協会矢澤会長様、フジサンケイビジネスアイ日本工業新聞社荒井本部長様、(一社)愛知県計量連合会酒井専務理事様、本日はご来臨賜り誠に有難うございます。又、岡野相談役、八神相談役、そして二世会の岡野会長にも出席頂き有難うございます。

 さて当協会の沿革につきまして紹介させて頂きます。当協会は昭和28年、日本理化学機器商工会の東海支部として設立されました。設立時の会員は20社で、初代支部長には島津製作所名古屋営業所の樋口所長が就任されました。

 その後、各地区での科学機器業界の活動が活発となり、全国単一組織の日本理化学機器商工会では運営が難しくなってきましたので、各地区毎に独立することとなりました。当地区は昭和35年に東海科学機器協会として新たに発足いたしました。その初代会長には同じく島津製作所名古屋支店の吉永支店長が就任されました。そしてその年の10月には第一回の東海科学機器協会野球大会が8チームの参加で名古屋大学グランドにて開催されております。以来各会員の熱意と大会開催担当役員の努力により毎年開催され今年で第56回大会を迎えます。

 又、当時は東海地区の工業生産が著しく拡大しており、お客様から科学機器の機能や品質に対する要求や要望が高まってきておりました。すでに東京ではそれらの要求に応えるべく昭和35年(1960年)に第一回全日本科学機器展(通称全科展)が開催されました。当協会では全科展開催の5年後、他地区に先駆けて昭和40年(1965年)に第一回最新科学機器展を開催しております。当初は毎年開催し現在は3年に一度の開催になっておりますが、回を重ね本年6月には第24回最新科学機器展を名古屋国際会議場にて開催する運びとなりました。そのほかにも、時代時代の要請に合わせた行事を開催させていただきました。麻雀大会や釣り大会などもございました。現在は技術見学会や講演研修会のほか、野球大会やファミリーイベント、ボーリング大会、そして新春懇親会などの事業を実施しております。毎年多くの会員企業にご参加いただいて現在に至っております。なお、本日現在の会員数は104社を数えるまでになりました。

 今年は65周年の節目の年ですが、先ほどお話ししました通り、第24回最新科学機器展、第12回計量計測総合展および最新技術セミナーを6月27日から29日にかけて実施いたします。今回も前回に引き続き最新技術セミナーを充実させて参ります。120社を超す企業に参加頂き、各社の新製品や最新技術を見て頂けるとともに、お客様の現場での課題を解決できる最新技術セミナーも30テーマ以上用意しております。又名古屋大学などをはじめとした産学官連携コーナーも設けております。更に基調講演として中部経済産業局の富吉局長から「中部経済の現状と展望」という演題でご講演頂くとともに、東海エリアで好調な産業であります自動車、航空機、ロボット、医食品、化学の各分野を代表する企業、研究機関より技術責任者の方をお招きしご講演頂く予定であります。又、真空技術や環境分析をテーマにした科学機器学習教室も同時開催いたします。65周年節目の年の展示会開催でありますので、皆様のご協力のもと多くのお客様にご来場いただき我が国の科学技術の振興に貢献したいと思っております。ご支援のほどよろしくお願いいたします。

 なお、秋には65周年記念行事としてゴルフコンペも計画しております。東海科学機器協会としては久しぶりのゴルフコンペの開催となりますが、今回の反響をみて来年度以降の年間行事に加えることも検討していきたいと考えております。どうか奮ってご参加いただきますようお願い申し上げます。

 さて本日は後程、優良永年勤続の皆さんを表彰させていただきます。本日表彰されます方々は各会員企業において優秀な業績を上げられ、科学機器業界に大きく貢献された永年勤続の方々でございます。日ごろのご努力と業績に敬意を表するとともに今後のご活躍を期待いたします。本日は皆さんが主役でございます。どうぞごゆっくり式典ののちの祝宴会をお楽しみいただければ幸いでございます。

 最後になりますが、東海科学機器協会のますますの発展と会員各社のご繁栄、そして本日ご参集の皆様方のご健勝を祈念申し上げまして、理事長のあいさつとさせていただきます。本日は誠にありがとうございます。