東海科学機器協会の会報

No.283 2000 10-12月号

TKK秋の懇親旅行会 レポート

8-11

日時:2000年11月18日(土)~19日(日)
宿泊:山田温泉・藤井荘 鳳山亭
参加:34社38名

 雲ひとつない快晴のなか、バスは名古屋テレビ塔横駐車場を定刻の8時30分に出発した。今回は34社38名の会員の参加で、昨年より9名多く、「やあ、お久し振り」と交わす挨拶がとても明るく賑やかで、楽しい旅の始まりを感じさせてくれる。
 各務実行委員長より「大勢の皆さんのご参加ありがとうございます。この機会に会員同志の懇親を深めて下さい」との挨拶があり、東急観光の日比野さんから旅程の説明を受けつつ、東片端IC(名古屋高速)に入り、勝川IC(東名阪)を出て19号線経由で春日井IC(中央道)に入った。
 数度の途中休憩を取り、豊科IC(長野自動車道)を出てドライブイン穂高に到着した時は12時を過ぎていた。馬刺の皿もある豪華な料理に舌鼓を打ったが、「馬刺はダメ」という人が他に人に勧めるというシーンが見られた。
 次に訪ねたのが、信州三年味噌の石井味噌店。主に信州産の大豆と国産米、自然塩を原料にして、昔ながらの天然醸造法によりじっくり熟成させ、二寒二土用を越した三年味噌が入っているという大きな木樽の傍らで説明を聴く。隣室に移って、薄味の上品な香りの三年味噌汁のサービスにお袋の味を思い出す。通信販売しかやっていないというので、ここで買求める人、発送依頼をする人などのお陰で、結構な売上げがあった模様である。 
 松本IC(長野自動車道)から北上して上信越自動車道の須坂長野ICを出る。このあたりから両側の山の紅葉は見事に錦絵のムードを醸し出している。
 今日の宿、山田温泉藤井荘に着いたのは16時頃。玄関を入ると吹抜きの向こうで琴の演奏に迎えられ、抹茶を一服いただいて各自、部屋へ入る。さすが由緒ある旅館だけあって、豪華なうえに上品で、従業員のマナーや心遣いがとても行き届いていて、いい気分にさせてくれる。温泉はナトリウム・カルシウム・塩素泉との由で、大きな浴槽で旅の疲れを癒す。
 午後6時に大広間に集合。全員が自己紹介のあと、岡野理事長の挨拶、山田社長(中央理化)の音頭で乾杯し、賑やかな宴会の始まり。5人のコンパニオンや仲居さんのサービスに皆さんホロ酔い気分になり、カラオケが始まると最高に盛り上がる。
 楽しい2時間の宴も八神副理事長の中じめでお開きとなり、各自の部屋に戻って皆さん心地良い眠りについたことでした。

8-21



宴会後の初雪に大感激
(株)三弘 伊藤政弘


 TKK秋の恒例事業懇親旅行会が、久し振りの晴天の中、挙行されました。
 8時前から徐々に会員の方々が集まりはじまりました。参加者も昨年より約10名程多く、今回の旅行会の人気の高さを感じさせられます。名旅館『藤井荘』か、小布施観光かなと、つい考える程の熱気を乗せてTV塔を後にしました。途中昼食をし、石井味噌店で温かい味噌汁をいただき、一刻も早く藤井荘へとの気のはやりか予定より早く到着。バスの疲れをロビーで抹茶の接待を受けながらいやし早速、宴会の前に温泉に直行。身も心も軽くなったところで、宴会場の岡野理事長挨拶もそこそこに、中央理化の山田社長の乾杯で宴会の始まり始まり。渡辺商行の平河内さん、東洋計量器の内藤さんの好リードでカラオケ大会も盛り上がり、あちこちで輪が出来て、大いに懇親を深めていました。ふと外を見ると雪が楽しく降っており、これには皆、大感激の初雪でした。



燃える秋・小布施・藤井荘
(株)イリエ 竹田ひとみ


8-31

 株式会社愛知電子の奥様に“藤井荘はとってもいい所なのよ。一緒に行きましょうよ”と誘っていただき、今回初めてTKK懇親旅行に参加させていただきました。
 藤井荘に着き、宴会が始まるころから、雪が舞っていたので、もしかしたら雪が積もっているのかと少し期待をしながら朝、露天風呂にはいったら、少しだけ粉砂糖をふりかけたような雪景色でした。
 お天気もよくとっても素敵な藤井荘をあとにして、次の目的地は小京都と呼ばれている小布施です。窓の両側に少し白くなった山並みと紅葉を堪能しながら小布施ワイナリーに着きました。お酒のことをいろいろと説明していただき、驚いたことがありました。伊丹さんも帰りのバスの中で話されましたが、焼酎とウイスキーは兄弟だということです。蒸留した焼酎を一年以上樽の中でねかせるとウイスキーになるのだそうです。白色から褐色に変わるのです。
 もうひとつびっくりしたのは、輸入品しかないと思っていたアイスワインを小布施ワイナリーで造っていることです。輸入のアイスワインは自然に凍ったぶどうで造るそうですが、小布施ワイナリーではぶどうを干して造っているそうです。
 次は小京都と呼ばれている小布施の町の散策です。北信濃きっての文化人高井鴻山を生み出し、北斎や一茶が訪れた文化の町。白壁と屋根瓦の美しい町並み、特産の栗を使ったお菓子に舌鼓をうちながら秋晴れのなか散策を楽しんできました。
 お天気に恵まれ、信濃路の燃える秋を堪能し、会員の皆様方によくしていただき、参加させていただいてとってもよかったと思っております。ありがとうございました。

八神副理事長より、2日目の寒い朝に一句いただきました。
 信濃路の 細め初雪 振り浴びて 夜寒に清し 残り紅葉木
岡野理事長も五行歌を作られていました。
 ぬれ縁に 初雪 脚の裏に ひやり もう冬の感触