東海科学機器協会の会報

No.292 2002 秋号

[ TKK釣り大会レポート ] 絶好のコンディション!楽しさも最高潮!

釣り大会実行委員長 (資)昭和理化 山岸 晃


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 今年の夏は猛暑に加え、度重なる台風襲来の予報に会員の皆様も日々肝を冷やされたことと思います。このような中で、天候がすべての釣り大会。実行委員共々、当日の空模様を大変懸念いたしておりました。大会日の設定はいつもながら頭の痛い課題です。本年より小・中学校が土曜休校となり、それに乗じて例年稀な土曜日開催とさせていただきました。土曜出社のある方々には誠に申し訳ありません。
 諜報機関?を通じ、当所では有名なハゼの名所、半田市衣浦を本年度の釣り場といたしました。盛期では一人で100匹、200匹も釣れるとのこと。早速下見に出かけてその噂を目の当たりにいたしました。小さな突堤の浅瀬で決してポイントとは思われない所で、お子さんがなんなく良型のハゼを釣り上げているのです。いよいよ釣り場に自信が沸いてきました。とは申しましても大会は9月中旬です。落ち鮎ならぬ落ちハゼの季節。秋口になるとハゼは沖の大海へ帰って行きます。
 諸条件を満たされぬ覚悟を胸に、大会の日を迎えました。案じていた天候も、うす曇で昨日までの暑さは嘘のよう。波風穏やか、台風の心配もなく多数の方々の参加をいただき盛大に開催されました。かなり入れ込んでおられる若い社員の方、気楽な気分で楽しみに来られた方など、とても活気のある雰囲気です。釣り場で見られる和やかな風景。家族で来られたお子さんが良い型を釣り上げるや歓声が沸き起こり、針はずし専門のお父さん、顔は笑っていてもやや複雑な面持ちになっておられました。
 いよいよ12時の検量です。皆さん、少々小ぶりな釣果でしたが、中でもメダカ(失礼!)とは申しませんが小型ながら粒ぞろいを十数匹、根気良く邪念を捨てて釣りにいそしんだお子さん連れの方を見ますと、この大会の主旨がジワリとにじみ出てきます。このような方に賞があれば実行委員が全員で敢闘賞大推薦!です。
 ハゼの部優勝は、中央理化器製作所の後藤繁和さん。昨年に続き会社として堂々の二連勝です。輝く準優勝は、初参加の八神理化器製作所の水野さんでした。他魚の部でも八神理化器製作所の中島さんが栄えある優勝。惜しくも準優勝は、名古屋医理科商会の赤井さんでした。今年度はBB賞を設定。どんな釣果であれ、釣り上げた魚はとてもいとおしく心に残るものです。なかば賞をあきらめていた方にプレゼントを用意いたしました。残念ですが、先のメダカさんはBBメーカーでした。本当にごめんなさい。
 とても楽しい釣り大会になり、参加されました各社のご家族、社員の方々に実行委員より心から感謝申し上げます。

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