東海科学機器協会の会報

No.300 2004 春号

[ 新春初夢ビンゴゲーム ] 新年の幸運

東海科学機器協会 副理事長 水野隆二(株式会社カーク)


 偶然性に左右される「勝負事」には縁のない私ですが、TKK恒例の新春懇親会のイベントで見事一等賞をいただきました。
 年に一度の顔合わせがあったりして会員諸兄が楽しみしている毎年最初の事業ですが、経済も今年は回復基調、名古屋は元気という来賓挨拶に、集まった会員は例年にもましてお酒の回りも良く、あちこちで談笑の花が咲きました。
 一段と喧騒が高揚した頃を見はかりビンゴゲーム開始。小生も談笑しながらも遅れてディスプレイの数字に合わせて穴を孔けていくと、意外とスムースに事が運ぶ。「いつもとは全然ペースが違うナー!」と独り言。それでも何の期待もなく、みるみる内にリーチ。「いやはや きっと穴を孔け損ねているに違いない」と思ったりもしたものだ。隣の会員から「役員は当たっても辞退せにゃアカンデー!」と言われても「これから先が思うにまかせんとこや!」と返事する間もなく、あっさりと縦一列があいてしまった!おそるおそる前に出て「確認してください?」と言ったものだ。
 喜気とした感動もないまま、一等賞の大きな大きな水引の掛かった目録をもらった。同時に「TKK会報の原稿を出してくださ~い」と言われて俄に「当たった! 当たった!」と妙に実感。
 辞退どころか「勝ったもん勝ちヤ」と自分に言い聞かせながらも、この日ばかりは「やっぱりTKKに入ってて良かった」とも思った……。
 一等賞は「最高級黒毛和牛・しゃぶしゃぶ肉」でした。好物のお肉でありがたい。76名の参加者の皆さん、一等賞もらってしまってごめんなさい。後日、我が家では暖房の効いた暖かい部屋で、程良く冷えたビールとともに豪華晩餐会が「食べ放題」で開かれた事は言うまでもありません。
 年の初めの幸運が得られる運命にあったとしたら、まさにそれは「偶然と偶然の交点」。これで偶然の運も使い切ったので、今年いっぱいは専ら自力本願で邁進する覚悟です。
 ありがとうございました。