東海科学機器協会の会報

No.326 2009 夏号

第21回 最新科学機器展レポート


開会式挨拶

東海科学機器協会理事長 岡野忠弘


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 第21回最新科学機器展、第9回計量計測総合展、知財情報&戦略システム展in名古屋を代表してご挨拶申し上げます。
 官公庁様のご支援を賜り感謝申し上げます。今回出展者の皆様に置かれましてはこのような環境の中、出展を賜り厚く御礼申し上げます。出展社の企業数は前回を少し上回りました。また新しく「知財情報&戦略システム展in名古屋」の方々とも展示会が開催できましたことを関係各位に厚く御礼申し上げます。誘引に関しましてもそれぞれ懸命に誘引をされております。すばらしく、実のある展示会が開催できましょう。
 この展示会が情報発信となり、この地域の発展に寄与できますことを念じております。また今回の講演も「代替材料フォーラム」と時を得た内容となっております。是非ご聴講お願い申し上げます。3日間の展示会が有効でありますように心より祈念申し上げます。
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TKK恒例イベント!
名古屋市消防音楽隊の演奏でスタート!
開会式報告


第21回最新科学機器展 実行副委員長 八代 智


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 4月22日開会式は、名古屋市消防音楽隊「カラーガード隊・リリーエンゼルス」の音楽隊演奏に始まりました。これは、分析試験計測関係展示会では、TKKだけが行っている恒例のイベントです。昨秋から始まった景気後退局面にあって、力強い太鼓の響きに、展示会初日の高揚感を盛り上げるすばらしい演出でした。
 その後、開会式には、主催者側挨拶としてTKK岡野理事長、フジサンケイビジネスアイ江口会長に続き、来賓の中部経済産業局長尾局長、神田愛知県知事、松原名古屋市長、入江日本科学機器団体連合会会長から祝辞を戴きました。苦境に立つ東海地区経済ではありますが、景気対策・補正予算等で更なる研究開発振興が叫ばれる中、今回の最新科学機器展に寄せる期待の高さを感じさせるものでした。

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報告1日目<平成21年4月22日(水)晴れ>
来場者総数 5,244名

第21回最新科学機器展 実行委員 岩田勝己


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 前日の搬入日は雨でやや心配をしていましたが好天に恵まれ、待ちに待った3年ぶりの最新科学機器展の初日がやってきました。
 開会前の会場内は各出展者担当の方々が慌しく最終調整をされており、3日間の展示会への期待に満ち溢れていました。
 会場前では、名古屋市消防音楽隊が華やかに演奏された後、主催者の東海科学機器協会岡野忠弘理事長、フジサンケイビジネスアイ江口峻会長の挨拶、各来賓の方々より御祝辞を頂きこの展示会を通して更に中部地区を活性化したい期待と意気込みを充分に感じました。
 テープカットの後、音楽隊のマーチングバンドを先頭に来場者が多数詰め掛けて華やかなスタートとなりました。
 9F展望ホールでのレセプション・開催記念講演会、新製品新技術説明会・企業プレゼンテーションも開催され、初日の来場者数は思ったよりも少ないものの順調な初日となりました。


報告2日目 <平成21年4月23日(木)晴れ>
来場者総数 6,453名

第21回最新科学機器展 実行委員 渕田健二


 初日に続いて好天に恵まれ、2日目(4月23日)が始まりました。会社への出勤前に来場いただいたユーザーが多く、まずまずの滑り出し。
 午後からの開催記念講演会では、産業技術総合研究所中部センターによる「レアメタルの代替・有効活用技術最前線」と題し、約60名の方が参加されました。
 また、同時開催の「知財情報&戦略システム展」では、知財戦略についてのコンファレンスが同ホールで開催され、約70名が参加されました。参加者からの質疑も多く、知財に対する関心の高さが感じられました。あとは来場者数が気になるところですが、初日よりも1,200名多い6,453名の来場者となり、まずは一安心。
 午後5時30分からは、「サッポロビール・浩養園」にて恒例の出展者懇親会が開催されました。200名に上る方が参加され、八代理事による乾杯の後、懇親会が始まりました。今日の出来事、明日のこと、その他諸々、参加者全員が異様なほどに盛り上がり、会場内は熱気でムンムンしていました。そして大盛況の中、当展示会の成功を祈願して閉会いたしました。


報告3日目 <平成21年4月24日(金)晴れ>
来場者総数 6,995名

第21回最新科学機器展 実行委員 梶原修三


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 本日は3日目最終日です。1日目5,244名、2日目6,453名。この数字を受けて役員・実行委員、心から多数の来場者を念頭に朝を迎えました。
 2日目までトヨタ関連のお客様が厳しい現状の中、平日の見学は、ままならないと言うことで3日目の本日、休みを返上して見学していただけることを期待して、朝から祈るような気持ちで当日を迎えました。午前中は、かなり厳しい状況でしたが、2時頃から通路を埋めるほど多くの方が参集し、各ブースに製品問い合わせの申し込みが多数ありました。ただ、トヨタ関連の方がどれだけ各ブースに来られたかは掴みきれていません。4時終了に至るまで熱気に溢れ、東海科学機器協会ここにありと思える程、活況を呈しました。4時を過ぎると各社一斉に段取り良く搬出作業を終え、無事第21回最新科学機器展を終えることが出来ました。3日目、6,995名。延べ18,692名の方がお集まりになられました。今回の第21回最新科学機器展は、第9回計量計測総合展・知財情報&戦略システムin名古屋2009併設による総合展示会となり、東海科学機器協会にとっても、非常に実りのある展示会が運営できたのではと痛感しています。どこの出展ブースの方々にとっても、この厳しい時に、やりきれたことに対して意義深いイベントとなったことは、大きな財産となったと思います。
展示会を通じてお客様からいただいた情報を大切に、引き合いを実らせ各社、尚一層のご発展とご健勝をされますよう、紙面をお借りしてお祈りいたします。
 最後に、展示会終了後に、岡野理事長が詠われた五行歌をご紹介して、3年後の更なる各社の発展の下で、今後は東海科学機器協会が発信基地となれますよう開催を誓い合って終了の運びとなりました。
  ここに、展示会に携われました関係各位の皆様に、感謝とお礼を申し上げますと共に、謹んでご報告いたします。ありがとうございました。

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