東海科学機器協会の会報

No.326 2009 夏号

編集後記

◎金融危機に端を発した経済危機に追い討ちをかける形で、新型インフルエンザが発生致しました。WHOも南半球での感染拡大により遂にフェーズ6を発表、まさにパンデミックに突入致しました。北半球においてもウイルスが毒性を増し、今冬に再度猛威を振るうのではないかと危惧されています。一日も早いワクチンの開発、生産が待たれますが、先ずは日頃の不摂生を改め規則正しい生活により免疫力を高め未知なるウイルスに打ち勝つ身体作りに励みたいと思います。これからTKKの行事が始まります。奮ってご参加頂けます様宜しくお願い致します。(H.T.)


◎定額給付金がほぼ全国に行き渡り、政府の景気対策の真価が問われる時期になってきました。G.W.から始まった高速道路料金1,000円政策も人気が高く、確かに利用者が増えているようです。いずれにしても9月までに必ず行われる衆議院選挙(発刊の段階ですのでに終わっていなければ良いのですが)で国民の評価が下されるでしょうが、小手先の景気対策に終始し日本の構造的な問題を先送りするようなことにならないようお願いしたいものです。(K.I.)


◎梅雨に入り、日々鬱陶しい季節となりました。新型インフルエンザも5月の騒動が一服した感がありますが、南半球の流行でフェーズ6まで引き上げられ、秋以降の再流行が危惧されます。世界景気も北米から世界に感染し、未だ先行きが不透明な状態です。実体のない金融バブルが元凶で、ものづくりの重要性が認識されるこのごろです。(K.S.)


◎TKKは、5月の総会が終わり、新年度がスタートしました。本年度最大行事の第21回最新科学機器展は、4月になんとか終了し、ホッとした感はありますが、これからもいろんな行事が行われます。行事を通してTKKの絆が深められるといいなと思います。さっそくTKK野球大会の予定を紹介しております。ご都合がつけば、そんな場に一度お出かけください。(M.Y.)


◎GWが終了してからというもの、新型インフルエンザ対策に頭をいためているうちに一ヶ月が過ぎ去ったような気がします。弱毒性ではあるものの感染力は非常に強く、季節性インフルエンザが流行する秋冬の強毒化、感染拡大が懸念されてます。突発的な事象に対する危機管理体制整備の重要性を改めて痛感した次第です。
今年度の会報発行はこの夏号が皮切りとなります。昨年度同様のご協力をお願い申し上げます。(M.M.)


会報編集委員

委員長  高木裕明:伊勢久(株)
副委員長  伊丹勝司:壽工業(株)
委員  小島司郎:(株)ヤガミ
事務局  吉田実:名古屋科学機器(株)
委員  松本幹雄:(株)島津制作所