東海科学機器協会の会報

No.321 2008 夏号

[ 会員だより ] 円盤投げ

有限会社 中央ハリキ
浅井 幹雄


1501 私は身長184cm、体重110kg(体脂肪率19%)あり、初対面でまず聞かれることは、「スポーツ何かやってました?」です。すかさず僕は「円盤投げです」と答えます。相手は円盤投げ??と首を傾げます。陸上競技のっと言うと「あ~あ~室伏の!っと」、また僕はすかさず、「それはハンマー投げ」ですと即答します。相手は困惑した顔で「どんなやつ」と必ず聞き返してきます。ぼくは「丸い皿見たいなやつを」っと言うと、相手は必ず手を手前から外へ投げる格好で「これか~~」って自信たっぷりに言ってきます。

1502またすかさず僕は「それはフリスビーです」と答えます。そんな会話を初対面の方と楽しんでいますが、皆さんの回りで「円盤投げ」をしている人っていますか?まずいないかと思います。私はバリバリの体育会で勉強が大嫌いで(特に理数系)、この会社に入るまではこの業界とは縁のないところで過ごしていました。だから今でも理化学業界の難しい話しになるとハクション大魔王のように体が痒くなります(苦笑)

僕と「円盤投げ」との出会いは高校時代からです。ある日、体の大きいやつが欲しいというクラブにいったら陸上競技部でした・・・そして努力した結果、秋田インターハイで5位に入賞し、奈良国体にも愛知県の代表として出場させていただき、僕の人生が180度変わりました。そのおかげで中京大学体育学部に入学し、恩師の室伏重信先生と出会い、大学時代には全日本インカレで優勝し、日本ランキング5位までの成績を残すことができました。卒業後は3年間、日本電装?(現?デンソー)に選手としてお世話になりました。陸上競技で飯が食えるなんて思ってもいませんでしたが、日本電装でお世話になっていた3年間は充実した時間を過ごさせていただきました。今は家業でもある?中央ハリキを継いで細々とやっています。

1503僕の人生の礎を作った「円盤投げ」ですが、そこで多くの仲間ができ、多くのことを学びました。その中でも自分に常に言い聞かせていることは「感謝」です。当たり前の言葉ではありますがどこか忘れられている言葉ではないでしょうか。僕が今あるのは、僕の成長を見守ってくれた親に感謝、陸上競技に出会わせてくれた恩師に感謝、共に励ましあい努力した仲間に感謝、8年前に規模を縮小しましたが、それまで支えてくれた社員に感謝、今日まで弊社と関わっていただいている皆様に感謝、そして僕を支えてくれている家族に感謝、まだたくさんの感謝がありますが、「感謝」はどんな時でも忘れることはありません。ですから今でも「円盤投げ」はやめていませんし、現在は愛知陸上競技協会の強化コーチとして後進の育成にも頑張っています。僕の人生の方向付けをしてくれた「円盤投げ」はこれからも一生付き合っていくと思います。

 自慢話みたいになってしまいましたが、読んでいただいた皆様に感謝いたします。