東海科学機器協会の会報

No.348 2013 冬号

創立60周年記念事業を終えて

実行委員長 宮木 康光

 本年創立60周年を迎え、記念ゴルフコンペから海外研修旅行(台北展示会視察)で記念事業関係を会員の皆様のご協力で無事に終了することが出来ました。
 企画段階で何をするのか議論が行われ、現在開催されなくなっているゴルフコンペは、周年の時に開催を検討することとなっていたこともあり、各社の代表者だけでなく社員の皆様にも広く参加が可能な開催条件で開催することに決定いたしました。当日は、晴天にも恵まれ36名の参加で大変有意義なゴルフコンペが開催出来ました(60周年ロゴ入り記念ボールは大切にしてください)。

 次に平成25年10月3日、当協会の60周年記念式典・記念講演・懇親会が開催されました。式典には、中部経済産業局・名古屋市・(一社)日本科学機器協会・各地区科学機器協会理事長・(一社)愛知県計量連合会・日本工業新聞社等多数の来賓の出席を頂きました。式典では、本年初めて創設時から60年間会員として活動頂いております9社表彰と、優良社員の表彰が行われました。記念講演会は、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)森村副社長に「新幹線から超伝導リニアへ」という演題で、航空機との差別化・中越地震での脱線から世界で唯一の実車により脱線を再現できる試験施設が、東海地区の小牧に設置されているなど一時間にわたり熱心にお話しいただきました。ちょうど、東京ー名古屋間のリニアの駅予定の発表の時期と重なり、記憶に残った講演会ではなかったかと思います。懇親会は、新たに着席のビュッフェスタイルでの懇親会を初めて採用いたしました。また、この日のためだけに結成されたTKK弦楽四重奏団が演奏で盛り上げていただき、賑やかなうちに閉会することができました(ロゴ入りお菓子はお腹に収まりましたか)。

 次に式典終了から中一日で平成25年10月5日~7日の日程で海外研修旅行(台北展示会視察)を実施いたしました。台風が台北を襲う中(実際に6日が一番台風の影響を受けました。)展示会視察以外の予定を6日と7日変更しながら無事に終了することが出来ました。初日に見学した新竹のサイエンスパークの国家プロジェクトとしてのスケールの大きさなど、日本国内の企業が競争するためには何が必要か少し見えたような気がしました。展示会は、台北の科学機器協会の主催で日本のように全国規模の協会連合会組織は無いようでした。日本企業・海外企業の製品が多かったのですが、中には台北製で品質も遜色なく日本に輸出している企業もありました。観光は、故宮博物院・九份散策など楽しく過ごすことが出来ました。

 終わりに、今回60周年の担当実行委員長をさせていただきましたが、少し地の利も悪く委員会の皆様・役員の皆様・事務局吉田様に大変お世話になったことを感謝し報告とさせていただきます。