東海科学機器協会の会報

No.348 2013 冬号

準優勝 チームの活躍が社員の士気高揚となる大会

理科研㈱ 河嶋 力

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 理科研野球部はTKK野球大会の毎年優勝を目標に出場しますが今大会は準優勝という結果に終わりました。やはりTKK野球大会で優勝することは非常に難しい事と感じました。一戦一戦を勝ち抜く厳しさもさることながら、毎度の事ですが大会に臨むまでにチーム全員の気持ちを一つにまとめる難しさも味わいました。

 『大会だから頑張る』ではなく普段の練習やリーグ戦の段階から今まで以上に『チームの為に勝つ』という事に重点をおいたチームづくりをしなければならないと感じました。今大会で印象に残った事を戦績を振り返りながら述べさせていただきます。

 準決勝の島津製作所戦では最終回に同点に追いつき大会規定によるジャンケンで辛くも勝ちました。終始リードを許し途中で最大5点差をつけられて非常に苦しい試合でした。最終回に同点のランナーの走塁ミスで万事休すとなりましたが後続の勘里選手、今井選手が必死でつないで追いつくことができました。ジャンケンは両チーム9人対9人でおこない、先に5勝したほうが勝ちというルールでした。

 自軍の選手が一勝するたびにベンチの選手が歓声を上げ最後の選手が勝利を収めたときにはベンチから大歓声が沸き起こりました。出場できない選手もチームの勝利を強く願っていた事が解り心から感激しました。同時に出られない選手のために勝ちを運んでくることができた事が本当に良かったです。

 また野球部以外の弊社社員からも多数の応援をいただいた事も感謝しております。大会前には『応援しに行きます、試合時間と場所はどこですか?』『2連覇目指して頑張れ』『必死さに感動した、また観たい』など温かいご声援をいただいたことが非常に励みになりました。応援ご支援くださる方々のためもう一度優勝するんだと強く思いました。

 TKK野球大会の良さは、社内全体が大会に注目しチームの活躍が社員の士気高揚となっている事だと思います。選手はそういった雰囲気の中で緊張で押しつぶされますが、その中で放つ一本のヒット、一つのアウトを取る事は何物にも変え難い感動を覚えます。野球を通じて社内が一つになるこんな素晴らしい大会に参加させていただいている事を弊社社長ならびに幹部の方々に重々感謝せねばなりません。

 前回優勝したこともあり今回は大会幹事を務めさせていただきましたが非常に大変でした。抽選会場の設営、トーナメント表などの書類作成、トロフィーや大会に必要な備品の注文に始まり、当日の大会本部の業務、大会後の記録の編集など想像以上でした。大会前は多忙で何事もなく終わってくれればいいと思った時も有りました。

 今まで幹事を務められた方や大会実行委員の伊丹様、吉田様ならびに関係者の皆様のご苦労が身に染みてわかりました。今年で52回を数えたTKK野球大会が続いているのは、こういった方々の御尽力があったからこそとあらためて感じました。今後も永年この素晴らしい大会が続いて行くことを祈念いたします。