東海科学機器協会の会報

No.348 2013 冬号

TKK 創立60周年 記念旅行 報告③

台湾研修旅行に参加して

㈱堀場製作所名古屋セールスオフィス 米田 篤司

 東海科学機器協会設立60周年事業の集大成としての台湾視察旅行に参加し、初めて北米、独、仏以外の国を訪れる事ができました。

 今年はTKK60周年に加え、堀場製作所の創立60周年、また私個人の60歳を迎えた年という事で非常に記憶に残る研修旅行となりました。

 台湾は率直に言って予想していた以上に経済発展しているという印象を持ちました。街中を走る車に古ぼけた車は見当たらず、日本との違いはハイブリッドの車を殆ど見かけないこととドイツ車が少ない事くらいで、殆どがここ4〜5年の現地生産の日本車と見受けられました。

 車の間をぬって走るスクーターやなかなかブレーキを踏まずクラクションを鳴らしながら走る車の運転方法にはドキドキしましたが…。
 新竹サイエンスパークでは工場増築中の台湾セミコンダクターにはすさまじい勢いを感じました。一方、外観からだけの感想ですが勝ち組になりきれていない会社も見受けられました。

 台北世界貿易センター周辺の街並みや新竹のサイエンスパークを見るにつけ日本経済の失われた20年をひしひしと感じた研修旅行でした。
 最終日に訪れた九份の街並みには何故か懐かしさを感じたのは私だけでしょうか。

 余談ですが、帰国した翌日、オフィスの中で周りの人達が小声で話している言葉が中国語に聞こえてならなかった。それにしても八神副理事長の中国語には感服致しました。
この様な機会を与えて戴きTKKに感謝いたします。