東海科学機器協会の会報

No.352 2014 秋号

「JASIS 2014」を 訪問して

東海科学機器協会理事長 八神 基

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 (一社)日本科学機器協会と(一社)日本分析機器工業会の合同展として5回目、“JASIS”と名打って一体での展示会となってからは3回目のJASISが9月3日〜5日、幕張メッセ国際展示場を主会場として開催されました。今回は“未来発見”がメインテーマ。展示会の小間数は1400小間(昨年1359小間)、出展者数467社(昨年446社)と過去最大でした。

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 また展示会に併設して、「新技術説明会」「JASISカンファレンス」「日科協セミナー」等も過去最大の規模であった由。これらの登録入場者数目標は3万人(昨年は2.3万人)。

6_3 初日3日9時40分から開会式、経済産業省、文部科学省、米国大使館などからの来賓を向かえ、華々しい中にも厳かに執り行われました。TKKからは理事長の八神・高木副理事長・小澤展示会実行委員長・岡野相談役が臨席しました。9時55分、テープカットで開場しました。 開場後の来賓・役員巡回は今回からは限定20名の規模で行なわれました。

 会場は4号館から8号館まで5ホールで、ざっと参観しても充分1日は要します。TKKとしては来年6月の最新科学機器展への出展勧誘という仕事が最重要ですから、開場直後の巡回は遠慮申し上げて、直ちに各小間を回る手順を決め、2班に分かれて動きました。
【11時半からはアジア地区の科学機器業界団体との会議“ASIC”への参加を要請されていました。ここでは昨年10月TKK60周年記念研修旅行で台湾の科学機器展参
観に行った折、熱烈歓迎をしてくださった台北の許さんとお会いでき、御礼を申し上げることができました。昨年訪台時の歓迎会席上で、呂理事長に日本では地区の科学機器協会はオールジャパンとして纏まった旨お知らせした時、是非台湾でもそうしたいと申されていましたが、今回許さんの口から来年にはオールタイワンとしたいとの話が出ました。また高雄の洪理事長からは是非来年5月の高雄での展示会へお越しくださいとのお誘いがありました。】

6_4 その間も高木さん・小澤さんは精力的に展示各社の小間を回っておられました。午後1時半からは岡野相談役も出展勧誘を自ら買って出られ私と組んでいただき、恐縮の至りです。午後4時前には小間回り作業を切り上げました。平生の運動不足を改めて実感、脚がパンパン・指先のシビレも。

 以上の次第で、展示会はじっくりと参観出来ませんでしたが、その分しっかりと最新科学機器展への出展PRはいたしてまいりました。ざっと見た感想は大きな小間には来場者が目立ち、小間の担当者の説明も活発に行なわれていました。またライフサイエンス系の展示が従来に比べ目立った印象を持ちました。展示会に併設の説明会・セミナー会場へはまったく足を運べませんでしたのでその状況などについての報告が叶わない点、お許しください。全般については別途、協会機関誌“科学機器”での報告に委ねます。