東海科学機器協会の会報

No.352 2014 秋号

会員だより 私の自転車歴 ダウンヒルからロードバイクへ

エスペック㈱ 日野 孝則

12_1 私がレースに出始めたのは20数年前の入社後間もない頃、同期の友人に「日野、おまえマウンテンバイク持ってたよなぁレースでぇへん」が始まりでした。当時はスキー場の初心者コースやモトクロスバイクのコースを使い、緩やかな未舗装路を下るレースがほとんどで、近年のテクニカルなダウンヒルから比べると自転車も特殊な機能が無く、テクニックもほとんどが初心者だったように思います。

 その後、自転車の方は開発が進み前後のサスペンションやディスクブレーキの搭載が当たり前でさながらエンジンの無いオフロードバイクの様に発展しました(写真1:流行に乗って私も購入)。一時期はホンダもCVT付きの革新的なマウンテンバイクを開発、ワークス活動をしていたほどです。私の方は年間約5レースぐらい参戦していましたが結果はさっぱり。ダウンヒルと言うレースの性質上、練習する為の未舗装路の急斜面が近くに無く、レース出場時が唯一の練習だったのです。その後転勤もありレース活動も減少、年に何度かサイクリングで乗る程度になっていきました。

 エスペック社内には自転車部があり私も所属。最近は部内のロードバイク率が増え活動も盛んになってきた頃、淡路島一周のイベントが企画されたのです。たまたま譲り受けたロードバイクを持っていた私も参加。結構楽しく次の週から毎週ロードバイクに乗るようになりました。さすがに毎週100㎞以上のサイクリングを続けていると家族サービスがおろそかになりクレームがついたので、現在は月に一回ぐらい長距離サイクリングへ出かけます。(写真2:自転車部の活動、左から2番目が私)今、乗っているロードバイクもオークションでフレームだけを購入し、パーツを全て自分で
載せ替えたり、ホイールも自分で組みます。自転車イジリも趣味の一つになりました。

 自転車は、ダイエットに非常に向いており、体の中で一番エネルギー消費の大きい太ももの筋肉をフルに使う運動で、ゆっくりしたペースのサイクリングをすると有酸素運動領域の運動となり脂肪燃焼効果が高く、さらにジョギングよりも膝に対する負担も少ないので生活習慣病予防に適したスポーツです。

 また、自転車は環境にもやさしい乗り物です。
環境についてみんなが考える時代になりました。CO2排出も抑えなくてはなりません。そこで有効な交通手段として自転車が見直されています。名古屋を含め大都市でベロタクシーと呼ばれる自転車タクシーが走っています。自転車は排気ガスも出さないし場所もとらない。おまけに運動不足解消という良いことずくめ。最近では自転車専用道も整備されつつあります。ぜひ近くの買い物などは自転車を使ってくださいね。

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