東海科学機器協会の会報

No.361 2017 新年号

野球大会準優勝 来年こそは、きっと

㈱カーク 主将 大出 祥彰

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 第55回TKK野球大会にて、準優勝という結果を収める事が出来ました。

 初戦から気が抜けない試合が続き、年々TKK野球大会の野球の質が上がってきており、あと1本のヒット、1つの四死球、1つのエラーが勝敗を分けるという試合展開が非常に多くなってきていると実感しております。試合に出場しプレーをしている選手はもちろん、試合を観戦頂いている方々も実感しているのではないかと思います。そんな中勝ち上がっていくのは並大抵の事でないという思いから、2016年度は、練習試合数を増やし毎月1回~2回程度試合をこなし野球大会に挑みました。

 決勝戦では理科研さんにサヨナラ負けという大変悔しい結果に終わってしまいました。あとアウト3つが取れず、勝つ事の難しさを改めて実感しました。

 試合終了後、選手たちを集め今大会の総括を行いました。そこには、選手たちの一人一人が表情を曇らせ、普段は決して見る事のない表情がありました。

 例年は、自分自身の気持ちの整理が出来ず、周りの仲間の表情が全く目に入っていませんでした。「自分が悔しい時」は「もちろん仲間も悔しい」という、そんなあたり前の事すら見えていなかった過去の自分に気づかされました。私はいくつになっても視野が狭く、意識しなければ周りを見渡せません。苦しい時、辛い時、そして楽しい時、周りを見渡せば信頼すべき仲間たちがいて、いつでも支えになってくれる、そんな仲間がいるのだと実感しました。今回の野球大会を終えて、その事を仲間達に気づかされました。いくつになっても真剣勝負から得るものは多く、真剣勝負だからこそ楽しい大会であると思います。「負け」という結果は、結果としてしっかりと受け止め、カーク野球部が、既に来年に向かって走りだし始めました。「来年こそは、きっと」

 最後に、大会を運営頂きました皆様方、審判員の方々、応援に駆け付けて頂いた皆様方、本当にありがとうございました。