東海科学機器協会の会報

No.374 2020 春号

かきゃあ あんたも ニューカレドニア旅行

オルガノ株式会社 中部支店 機器営業グループ 渡邉 慧

 先日、長期休暇を頂いてニューカレドニアに行ってきた。予め断っておくと新婚旅行ではない。年に1回は、旅に出ようと思い、たまたま行き先がニューカレドニアだっただけだ。
 ニューカレドニアは、オーストラリアの東側、ニュージーランドの北側にある島で、フランスの海外領土である。ニューカレドニアといえば、「天国にいちばん近い島」を思い浮かべる方も多いのではないだろうか。新婚旅行の行先でも上位に入るビーチリゾートで、透き通った青い空と海が特徴的だ。日本人観光客が多く、レストランでも日本語メニューが当たり前のようにでてきた。ニューカレドニアの航空会社が、成田国際空港と関西国際空港から直行便を飛ばしているのだから、日本人観光客が多いわけである。エコノミークラスでも、ウェルカムドリンクにシャンパンを選べるサービスの良さもあった。たまたま搭乗した時がエアバス社の最新鋭旅客機A330neoでの運行で、乗り心地もよかった。
 現地では、海を眺めてゆっくりした時間を過ごすことができた。食事も、フランス領であることもあって、おしゃれなフランス料理や美味しそうな洋菓子屋さんが多かった。フランス料理なので、お値段もそれなりに高かった。きれいな海と空を眺めながら食事ができたので、場所代だと思えば安かったのかもしれない。

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 イル・デ・パン島にも行ってきた。想像以上の透き通るような青い海と空、白い砂浜が広がり、楽園のような景色が広がっていた。ピッシンヌ・ナチュレルでシュノーケリングをした。お昼に食べたフランスパンを持っていき、餌やりをしてすごい数の魚が寄ってきてくれたので、いい経験ができた。クト・ビーチで飲んだビールは最高に美味しかった。
 驚ろかされたことが、2つあった。1つは、週末になるとスーパーマーケットでのアルコールの販売が規制されることだ。調べてみると、下戸な方が多く、飲み過ぎ防止のために制定された法律のようである。もう1つは日曜日の午後になると、スーパーマーケットやレストランなどのお店が閉まってしまうことである。観光客の多いホテル周辺は、空いているお店もあったが、ガイドブックに載っているような市街にあるお店は閉まっていた。結局、お土産は空港で買えたのでよかったが、日曜日の深夜便で帰国する私は、お土産を買えないのではないかと焦った。
 一斉に休む国民性に驚き、時には休むことも大事だと気付かされた。また来年も、旅に出たい。