東海科学機器協会の会報

No.318 2007 冬号

編集後記

■今年の秋はアッという間に過ぎてしまったような気がします。最近の日本列島は暑いか寒いかのどちらかしか無いような感じです。これも温暖化の所為でしょうか?さて今年は偽装!偽装!で明け暮れた一年でした。「白い恋人」や「赤福」など日本の食品業界に賞味期限改ざんがいかに多いかということを思い知らされました。賞味期限が過ぎたら直ぐにダメになる訳では無いのですが、食品衛生法で決められている以上各食品メーカーはしっかりとルールを守ってもらいたいものです。日本は他国から真面目で信用ある国だと思われてきただけに残念でなりません。2008年は国にとっても我々科学機器業界にとっても良い年にしたいものです。(H・T)


■本年は、法令順守とか物事の判断がはっきりしてきている年であったような気がします。設計・入札・食品製造・電気製品のリサイクル・賄賂・贈賄……、それだけグレーの部分が少なくなってある意味透明感が増してきています。政治の世界でも白黒がはっきりしてきて見えなかったものが見えたりしますが、その分先行きを主導するものがなくそれぞれが自己責任をもっていかなければならない時代になりそうです。(M・Y)


■今号より会報編集委員を拝命し、初めて編集後記を書かせていただくことになりました。前任者のように気の利いたアイデアを捻り出すことはできないと思いますが、皆様のご指導ご鞭撻を賜りながらやっていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。街では銀杏並木の黄色が目に鮮やかです。ギンナンをフライパンで炒めて塩を振ればいい酒の肴になりそうですね。ただし食べ過ぎると大変危険で一日4粒が限度だそうですのでご注意を。(M・M)


■一年の早さが短いと感じられる12月になりました。温暖化の影響で遅れていた冬の便りも、シベリアからの寒波が到来し、北国の雪のニュースが聞かれます。この1年も新たな出会いと別れがありました。編集委員会においても小澤社長の訃報、島津製作所 北川氏の転勤による別れと松本氏との出会いがありました。会報誌は、会員皆様のご協力をいただき、充実した内容となりました。来期もより充実したものとするため、会員皆様のご協力の程よろしくお願いいたします。(S・K)