東海科学機器協会の会報

No.318 2007 冬号

[ TOPICS ] トヨタ自動車堤工場見学会を11月12日に開催

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本年のTKK総会で公約した工場見学会が、世界のトヨタ自動車の見学会ということになり夏頃から計画を練っていましたが、小中学校の社会見学の時期と重なり、なかなか日程が決定できずにいました。9月になりやっと11月実施OKということになり、通常の見学コースである元町工場ではなく堤工場ということになりました。

この工場は、総面積34万坪の敷地に工場が18万坪あり、従業員は約7000人(内事務職は485人)で、年間48万台の車両を生産しているという豊田市内の7つの工場の中でも7車種(プリウス、カムリ等)を生産している工場です。工場見学者も年間44万人を超えるということでした。

TKKは、20社38人の陣容で見学会に臨みました。ボデー組立工場、溶接工場、組立ラインと順番に見学し、自動化97%といわれる工場であるにも関らず結構、人による作業が多くあるようにも思われました。工場内は「ひもスイッチ」「ユニット棚」などトヨタの従業員が自ら提案し導入された改善が随所に見られ、会社一丸で作業に取り組んでいる様子が伺われました。今回参加した会員も説明されるトヨタ広報の方の話をメモにとり、少しでもそのノウハウを取り入れようという様子が見られました。場所を変えトヨタ会館では、海外からの訪問者も多く来場されており、完成車両やF1など今をときめく最新のトヨタも見せていただき中身の濃い見学会でした。あっという間に2時間ほどの見学会は終了し、名古屋駅に戻ると午後6時となり解散となりました。