東海科学機器協会の会報

No.288 2001 冬号

かきゃ~あんたも 東海は投げ釣り天国だ。

(株)島津製作所 大藤 晋


 釣りを趣味としてる方は多いと思います。私はいろいろな釣りのなかでも投げ釣りに凝っています。
 投げ釣りとは4mほどの竿で、仕掛けを100m以上遠投する、まさにスポーツフィッシングです。対象魚は春先から晩秋にかけてシロギス、晩秋から初冬にかけてカレイ、冬場は岩礁地帯でいわゆる根魚といわれるカサゴやアイナメが挙げられます。この他、大物としてマダイ、クロダイ、マゴチ等々いろいろな魚が釣れます。が、やはり代表格はシロギスですね。20cm程度の小型の魚ですが、釣れたときには大きさに似合わずファイトしてくれます。このときのブルブルッという手応えが何とも言えない快感なのです。食べても白身の上品な味で、最高です。
 東海地区は投げ釣りのポイントがたくさんあります。最も有名なポイントは渥美半島の遠州灘沿いの浜で通称「表浜」と呼ばれており、この「表浜」にいくつものポイントがあります。知多半島にもいくつかのポイントがありますし、三重県の紀東、南紀にもたくさんのポイントがあります。さらに、名古屋からですと日本海(福井県、京都府、兵庫県)も対象となり、好ポイントがたくさんあります。こうしてみると東海地区は遠州灘、伊勢湾、紀東、南紀、日本海と投げ釣りを愛好する者にとって天国のような土地です。
 投げ釣りのクラブもいくつかありますし、プライベートで投げ釣りのホームページを開設している方も多くいらっしゃいます。そういった方々と情報の交換をしたり、釣り大会に参加したりしています。最近の釣果で、渥美半島表浜でシロギス153匹というすごい記録が出ております。