東海科学機器協会の会報

No.295 2003 春号

表紙の言葉 「我が家のペット自慢」

名古屋科学機器(株) 岡野忠弘さん


名  前 : シノワ
誕 生 日 : 01年9月23日
誕生場所 : マーシャルファーム(NY in USA)
毛  色 : バターミット 黒白



14-2 永年飼っていた柴犬が思わぬ交通事故に会い他界してから数年、どうしても動物が欲しい娘は、なんとフェレットというイタチ科の動物を買ってきました。まだ生まれてまもないフェレット器具一式を買い、いったいどうなるのか心配でした。専用のケージ、専用の餌、とにかく今まで見たことも飼ったこともない動物が突然あらわれたのですから。
 イタチの一種ですから、部屋の隅っこに(テレビの裏側)に自分の隠れ家を盛んに作りたがって、そこへいろんなものを溜め込みます。このフェレットは「お手玉」と遊ぶのが大好きのようです。排泄は比較的訓練次第できちんと行います。それも隅っこですね。暑さに弱く、夏はエアコンでの温度管理が欠かせません。寒さには比較的強いといわれていますが、風邪をひくこともあるので冬も適度な温度管理が必要になります。もちろん部屋での運動もきちんと行います。運動が済みますと、自分のケージへ戻り、自分のベッドの中に潜りウツラウツラ状態です。24時間の内、大半ウツラウツラ状態です。鳴くこともあまりありません。人懐っこく、静かなものです。でも、動物になじまない方にはお勧めいたしません。噛み付くからです。痛くはありませんが、噛み付きますよ。なにせパジャマ、ジーンズへもぐりこむのが大好きですね。なお、価格はピンからキリです。きちんとしたフェレット専門店でお買いください。
 フェレットが日本でペットとして受け入れられてからの歴史が短く、飼育方法についてもまだまだ途上の部分があります。いわゆる飼育書でも古い本では現在正しいとは言えないことが書かれています。また、一番大変なのは専門に診察できる獣医師が少ないことです。残念ながらフェレットはいろいろな病気にかかる可能性があります。飼うにあたっては、なるべく専門の獣医師を見つけること、最新の情報から情報に踊らされずに正しいものを見極めることが、かなり重要になっているようです。