東海科学機器協会の会報

No.295 2003 春号

会員だより 伊丹寛一相談役に捧げる

東海科学機器協会 理事長 岡野忠弘


9-17 正月まだ避けやらぬ1月29日(水)、東海科学機器協会相談役伊丹寛一様逝去。一瞬いろんな思いが駆け巡りました。最新科学機器展や遠く台湾への科学機器展への参加、秋紅葉の東北奥入瀬の旅……。協会の運営また科学機器団体連合会でのご活躍に、我々後輩を時には厳しく時には優しくご指導いただきました。
 告別式は、多くの業界人、知人、友人に囲まれながら、1月31日(金)厳粛に、いちやなぎ中央斎場にて営まれました。葬儀委員長に東海科学機器協会理事の壽工業株式会社社長伊丹惣三氏がつとめられ、弔辞を読ませていただきました。         合 掌

9-21 [弔辞]
壽工業株式会社 取締役会長 東海科学機器協会相談役 伊丹寛一様 謹んで御霊に申し上げます。



 あなたさまとは小生の父とのお付き合いからみますと50年以上になります。お酒、特にビールは大好物。しかしその温度かげんと注ぐタイミング、宴席と二次会、注ぎ方に難しい方でした。一度お宅へお邪魔したことがありますが、数々のゴルフの優勝カップ。そう大変ゴルフの好きな方でもあります。天国へいかれましても、多くの仲間とのゴルフとお酒を楽しんでください。協会理事長時代難しい理事長と聞いてはおりましたが、私は一度も難しさを感じた経験はありません。すべて理のかなった考え方、進め方でありました。二次会の最後はメガネケースに大事そうに書いてあります、歌謡曲をあの美声でおうたいになりました。お話はつきません。伊丹大先輩、ながいあいだご親切なご指導を賜りありがとうございました。
 最後に東海科学機器協会を辞任されたときに贈りました歌を詠ませていただきます。

9-3

 今ここに在りし日を偲びつつ哀悼の意をささげ、安らかなご冥福をお祈り申し上げておわかれのことばといたします。