東海科学機器協会の会報

No.355 2015 夏号

会員だより 本と搭乗券の半券

コフロック㈱名古屋支店 林 静

15_1 5月11日に東京から名古屋に転勤してきました。引っ越しの荷物の受け取りが終わり、大事にしていた本をめくっていたところ、一枚小さいチケットのようなものが落ちてきました。初めて来日した時の搭乗券の半券でした。

 搭乗券のインクは薄くなって、本に赤ペンで入れていたマーク、感想などの色もオレンジ色っぽくなりました。文章の隙間に私が書いていたメモに目を引かれました。

 横軸は試してきたチャレンジの数で、縦軸は自己価値の関数図でした。
(Find a place where you can be challenged.)試してきたチャレンジが多ければ多いほど、自己価値もより多く発見(実現)できます。逆に、チャレンジを怖がったリ、受け入れたりできなければ、自己価値の発見(実現)も原点「0」に近寄ります。

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 これを見て、なんとなく当時の気持ちを思い出しました。私は自分の点の位置を高くまで持って行きたくてここに来ました。日本語学校に通って、大学を卒業して、就職して社会人になって、あっという間の8年でした。

 現在コフロック株式会社の名古屋オフィスで勤めており、社会人の責任を十分に感じながら、日々営業として頑張っています。何事も始まりが難しいと認識し、自分なりに最大限のチャレンジを試していきます。何に対しても、いつまでも最初の気持ちを忘れずに、自己価値を発見(実現)したいと思います。

 気づいたら、もう昼の時間がきていました。搭乗券をテープで丁寧に包み、再び本に挟みました。