東海科学機器協会の会報

No.359 2016 夏号

TKK第63回定時総会 挨拶

東海科学機器協会 八神 基

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 東海科学機器協会は、その前身であります日本理化学機器商工会東海支部として1953年(昭和28年)5月12日の設立以来、ちょうど明日で満63年となります。設立から7年後の1960年(昭和35年)5月に、今の東海科学機器協会へと衣替えをいたし、現在に至っております。

 当協会は昨年6月に第23回最新科学機器展を催しましたが、この第1回は、今から半世紀前の1965年(昭和40年)10月、東京での全日本科学機器展開催に遅れること5年、地方協会としては最初の展示会を開催するという、進取の気性を持ち味とする歴史を誇って参りました。

 「常若」という言葉があります。常に若い状態を言い表しますが、とりわけ日本人の心の柱=伊勢神宮での20年ごとの式年遷宮の神事を指して、この「常若」が使われます。衰えることなく、瑞々しいエネルギーを次の世代へ伝え、歴史を営々と継続させる仕掛けなのでしょう。

 ちょうど私も当協会の理事を拝命して満20年となりました。TKKの役員規定では、改選のある定時総会開催日時点で、満70歳以上の役員は身を引くとの役員定年制を設けています。私は、理事で2期4年、副理事長で7期14年、理事長として1期2年、都合20年間、年齢では50歳から70歳の間、TKKと人生を重ねて参れましたのも、皆様方からの温かいご支援があったればこそと感謝申し上げます。

 今日の定時総会では、明日からのTKKを担う役員候補の方々をご披露いたしますが、是非とも皆さまのご賛同を頂戴して、「常若」を?ぎ、さらに力強く・進取果敢の気概に満ちたTKKを作り続けていただきたく存じます。

 本日の議案は6つと、盛りだくさんでありますが、議場の皆さまのご協力を得て、円滑に進めて参りたく存じます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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