東海科学機器協会の会報

No.362 2017 春号

編集後記

◎私も花粉症に悩まされる一人ですが、二年前より「舌の下にスギ花粉の液を滴下してスギ花粉症を治す」という舌下免疫療法をはじめました。免疫療法とは、病気の原因になる抗原(スギ花粉)を少ない量からゆっくり増やして体内に入れ、徐々に抗原に反応しにくい体質に変えていくという方法です。私が使用しているのは「シダトレン」という名前で、スギ花粉を抽出した薬です。舌下(下の裏)にこの液を滴下して、舌下に保持したまま2分間そっとしておき、その後飲み込みます。一年365日毎日投与し続けるため、お金と根気が必要ですが、昨春も今春も効果は絶大でした。昨年来、実績が増えているようですから、お悩みの方には一考をお勧めいたします。弱点が一つ、「ヒノキ」には効き目なしです。
(K.I)

◎すっかり花粉症の季節に入りました。今年は去年の240%という予想です。職場には花粉症にもかかわらず”ノーガード”で臨む人もいますが、私は一月末ぐらいから「鼻にワセリン」という対処方法をしてきました。これが意外と効果があり驚いています。目がかゆい、鼻水が止まらない、生産性が下がるばかりか、自動車運転では事故の原因にもなります。ヒノキの終わる4月仲間で、自分に合った方法でしっかりと向き合っていきたいと思います。
(H.O.)

◎最近「働き方改革」という言葉をよく耳にしますが、一億総活躍社会の実現に向け、日本の企業や暮らし方の文化を変えるものとし提唱されています。先日も平静29年2月24日からプレミアムフライデーが始まりましたが、個人消費を喚起し、働き方改革につながることを期待されています。女性、男性、若者、高齢者、障害や難病のある人、失敗した人など、だれにも出番と役割があり、働きがいや生きがいを感じることができる社会に繋がって欲しいと私も願っています。
(K.ITO.)

◎寒さも和らぎ、春の到来に喜びを感じつつ過ごしております。しかし花粉症の方にはつらい季節でもありいつもに増してマスク姿の方を多く見かけます。また春は新たな出会いの季節でもあります。弊社も新入社員が入社してまいります。期待と不安を抱え入社してくる新たな仲間。受け入れる側も期待と不安を抱きつつ準備しております。お互いにとって良い出会いになればと心から願っております。
(T.O.)

◎3月まで夕方に見えていた「宵の明星」近世が、4月ごろから明け方の空に「明けの明星」として見えはじめます。名古屋市科学館だよりで紹介した《昼間の星をみる会》は、この金星を80cm望遠鏡で見ることができます。ぜひ一度、参加してみてください。
(N.K.)

会報編集委員
委員長 伊丹 勝司:壽工業(株) 副委員長 岡野 裕史:名古屋科学機器(株)
委員 伊藤弘一郎:(株)三弘 委員 齋場 三高:(株)島津製作所
委員 小澤 大地:オザワ科学(株) 事務局 木部 信夫:伊勢久(株)