東海科学機器協会の会報

No.379 2021 夏号

第68回定時総会 挨拶

東海科学機器協会理事長 高木 裕明

 日頃は東海科学機器協会の運営に対しまして格別なご協力とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて令和3年度がスタート致しましたが依然として新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。昨年は新型コロナウイルスの感染を防止する手立てが今一つはっきりしていない状況でしたので書面決議となりましたが、本年は参加者の方々が密にならないよう工夫をすることにより何とか対面で開催することが出来ました。会場設営にあたって頂いた皆さんに感謝申し上げるとともにご出席いただきました会員の皆様に御礼を申し上げます。
 昨年度を振り返りますとコロナ禍の為多くの事業を実施することが出来ませんでした。夏のファミリーイベント、見学会、新春懇親会、ボウリング大会そしてゴルフ大会は残念ながら中止いたしました。そのような中、野球大会は屋外での実施で密になることが無いことから、参加者に徹底した感染予防処置を取って頂き開催することが出来ました。
 又、講演研修会につきましては担当役員の方々の工夫により協会事業では初めてとなるWebでの開催となりました。時節柄オンラインでのコミュニケーションの取り方を勉強しようと言うことで「Webでの打ち合わせ・会議に役立つ話し方」について講演頂きましたところ配信期間中に300名を超える方にご視聴いただくことが出来ました。今後のWebによる事業開催に大きな手ごたえを感じました。ご視聴いただきました皆様誠に有難うございました。
 そのような厳しい状況の中でも4社の新入会員を迎えることが出来ました。誠に有難うございます。只、ご加入頂いたにも拘らず殆どの事業が実施できませんでしたので昨年度の新入会員
の皆様には入会金を免除させていただきました。
なお、本年度につきましては昨年度の収支において事業未消化による繰越金が大幅に増加しましたことから年会費の減額と新入会員の入会金の免除の継続を決定いたしました。
 今年度は何とか新型コロナウイルス感染症がワクチンの接種により一日も早く収束し多くの事業が計画通り開催できることを願っております。皆様方のご支援を宜しくお願いいたします。
 なお、本年実施を予定しておりました協会主催の展示会につきましては、すでにご案内の通り来年6月に延期いたしております。コロナ後の最初の当協会のビッグイベントでございます。皆様方のご協力の元、本展示会を盛大に開催することにより東海地区の科学機器業界の景気拡大の一助になればと願っております。
 本年もまだまだ不自由な事業環境ではございますが、今一層の感染予防を徹底頂き会員企業の皆様方そしてご家族の皆様が罹患されないようお祈りいたします。
 当協会の益々の発展と会員各社のご繁栄を祈念申し上げご挨拶とさせていただきます。