東海科学機器協会の会報

No.299 2004 新年号

2004年新年にあたり

fuji2004年新年にあたり

東海科学機器協会 二世会JET 会長 宮木康光(株式会社栄屋理化)


16-16
 会員の皆様、JETの皆様、新年あけましておめでとうございます。
 2003年度より会長に就任させていただき、3名の会員が新たに参加いただけることになりました。二世会の全国交流会でありますYESの交流会には6協会より代表が集まり、会議・交流が図られています。すでに二世会活動を休止している協会もあり、我々の経営・事業継承を取巻く環境が大変厳しくなってきている現実をひしひしと感じています。その中で、JETとしては、従来から単なる懇親の場だけではなく、経営・営業の役に立つ研修を行ってきています。今後もこの基本方針に基づき運営をしていきたいと思います。
 新年にあたり、私の好きな言葉を紹介させていただきます。
「力があるから重い物を持てるのではない。重い物を持つから力が出てくるのです。」 この重い物を責任という言葉にも置き換えることもできるのではないでしょうか。現在の世の中は、評価・成果に重点をおき点数化しデジタル思考で評価をします。しかし、世の中の歪みはこのデジタル思考万能に問題がないでしょうか。もう少し、気持ち・心を考えるアナログ思考を加味され心の余裕を持てる世の中が必要ではないでしょうか。この言葉には、心の持ち方・発想の転換がうまく表現されていると思います。経済環境は大変厳しいですが、未来の科学技術の進歩を支える業界として頑張っていきたいと思います。
 本年もよろしくお願い申し上げます。