東海科学機器協会の会報

No.299 2004 新年号

悩み、考え、笑い、 話し合おうではありませんか

fuji12悩み、考え、笑い、
話し合おうではありませんか

東海科学機器協会 理事 後藤 聡(株式会社中央理化器製作所)


4-114
  2004年
 新春明けましておめでとうございます。
 光陰矢の如しといわれますが、本当に1年が過ぎるのは早いものですね。2003年にはどんな足跡を残したのかなと振り返っても、これだと言われるほどの物もなく、年だけは容赦なくきてしまう。ただ私事の中では初孫ができて、無性にうれしく思います。人生の年輪の1つを味わえる節として心の中では、にやにやしてしまいます。
 ビジネスに関しては、依然厳しい環境が続いていますが、日本の構造改革の変化の中でいかに生き残るか、先日の50周年記念旅行の上海事情の見学等も参考になりますが、ものすごいスピードで後進国の技術水準のアップが迫ってきており、これからの日本はわれわれは何を作れば、メシが食べていけるか、暗中模索の1年であったようにも思います。
 このままでは、先行き大学卒生の就職先は、日本になく東南アジアにしかなくなってしまうのではないかと、危惧しております。新技術新思考新産業分野がいかに早く開発されるか、今まで以上に必要となっており、われら科学機器産業分野も必死にそれらの橋渡しができるか、お屠蘇をなめながら牛歩の頭で惑う年明けにかしわ手をうっております。
 いずれにせよ、健康第一。今年も皆様はりきって悩み、考え、笑い、話し合おうではありませんか。