東海科学機器協会の会報

No.312 2006 秋号

[ ハゼの部 ] 魚に「つられ」今日の日は

(株)八神理化器製作所 水野 秋治


02_0111 9月9日朝7時15分出発。今日はまずまずの天気かな、でも雲が多少多いような気がする。「知多道路」に入り次第に雲も多く暗くなって来た。半田を過ぎた頃から雨もパラパラと降り出して来て今日一日雨か、と思いながら豊浜へと急ぐ。豊浜インターを出た頃から雨も止みホッとする。途中餌を買い「豊浜さかな広場」で受付を済ませいざ釣り場へ。

 小さな漁港を歩き回るがなかなか釣れない。人影も少ないし釣り人に聞いても「ハゼは釣れないよ!」と言われるばかり。たまに釣れてもセイゴ、グレ、フグなど、全てリリースサイズばかり。昨年釣れた場所へ行ってみると人影は無く私一人。セイゴの12~15センチほどを釣っていると、以前この場所でハゼを多く釣ったという人が様子を見に来ました。聞くところ、今年はハゼが不漁の年だとか。毎週豊浜近辺に来ているけどあまり釣れていないとの事である。話し終わり少々気落ちしてしまったせいなのか、潮時を考え2本の内1本を納竿、また漁港の中をウロウロ。かろうじて釣れたのはハゼ4匹、他魚のグレ、セイゴを合わせても12、3匹。

 世間で言われている温暖化現象の影響?いや自分の腕の悪さ!そう言えば今年5月に三重県鳥羽方面へ釣りに行った時、地元の漁師が言った言葉を思い出しました。名古屋から来て「何かを感じませんか」と言われ、「何のことですか」と聞くと、「潮の匂いがだんだんしなくなってきた」と言うのです。そう言われて胸一杯空気を吸い込んでみましたが、「なるほど」と納得しました。帰宅して思いますと知多の海も潮の匂いが余り無かったようにも思えます。

 話をもどし今日の釣行は、日差しも強くなり辛くなってきたので納竿し集合場所へ。比較的大きいハゼ3匹を計量して、なんと!なんと!まさかの優勝。本当に委員の皆様、ご苦労様でした。尚、追伸といたしまして優勝賞品のアイ・ポッドは帰宅するやすぐに娘に取られました。娘曰く、お父さんの聴く演歌ではアイ・ポッドがかわいそう・・だそうです。残念!