東海科学機器協会の会報

No.324 2009 新年号

[ 年頭所感2009 ] 2009年新年にあたり

東海科学機器協会監事
宮木康光 株式会社栄屋理化


 
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 会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。年明け早々から大変厳しい一年のスタートとなりました。
 2008年9月アメリカ発の金融危機の影響で我々の経営・事業承継を取り巻く環境が厳しくなってきている現実をひしひしと感じています。
 2008年を表す漢字「変」はよくも悪くも変化の多かった一年を象徴しています。わが国の度重なる首相交代による政治不安定、忘れ去られた食の安全、株価暴落、異常な円高ドル安の不安定経済、世界的規模の気象異変が引き起こす地球温暖化など深刻な問題ばかりです。
 世相を表した漢字は、1995年の「震」から食、倒、毒、末、金、戦、帰、虎、災、愛、命、偽、変、と並んでいます。最近では、すでに派遣切り下方修正と下向きの話題ばかりが先行しておりますが、なんとか少しでもよい方向に向かえばと願っております。
 本年の干支である丑は、食や労働と社会に密接に関わっています。粘り強さや誠実であるとも言われています。
 2009年からは、もう一度基本にたち今まで以上に企業倫理を守り誠実な経営を心がけなければならないと改めて思います。
 本年4月には、最新科学機器展が開催されます。少しでも業界の活性化のため皆様と共に力を注いで参る所存でおりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。