東海科学機器協会の会報

No.322 2008 秋号

[ TOPICS ] 東海科学機器協会二世会 JET創立30周年記念式典 祝辞

東海科学機器協会理事長 岡野忠弘


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 二世会が設立されたのは、1979年です。

それをさかのぼる1977年、TKKでは創立25周年事業として長島グランドで大運動会を開催しております。そのときに何かお手伝いをした記憶があります。それが二世会のきっかけかもしれません。

 さて、このたびのJET創立30周年おめでとうございます。こころよりお祝い申し上げます。二世会としては日本有数の歴史を持つ会でもあります。会を発会するにあたり、当時のTKK八神会長からのお祝い金は2万円でした。活動資金を得るために協会関係者に勉強会の講師をお願いし、その謝金を還流してもらおう…これは壽工業の伊丹現会長様の案。そんな方法で会の運営をしたのも懐かしい思い出です。10年が経ってどうにか、こうにか自立できるようになった時、手元には10万円がありました。TKKに無理を言って年史の発行費用をいただき、無事10周年を開催することができたのです。

 「お前らは飲んでばかり、少しも勉強セン」先輩の社長からはよく言われましたが、現実にはまじめに勉強会をしていました。あるとき会報に二世会活動が掲載され、役員からは「二世会もなかなか勉強しているね」とのお話が出た時は、溜飲をさげたこともあります。会報や総会の場所や時間を使ってJETのPRが出来たのも結果的にはよかったことでしょう。

 さて、過去の努力もありますが、それよりさらなる大飛躍をお願いしたいのです。各地協会二世会よりも、ひと味もふた味もちがう会JET…TKKの役員の7割がJET出身者です。

 TKKに遠慮せずいろいろな勉強会、海外研修ももちろんです。老いては子に従うという諺があります。そのような関係が出来ればいいですね。道は広く開けています。どうか遠慮せず追い抜いてください。皆様のますますのご活躍を祈念申し上げます。