東海科学機器協会の会報

No.322 2008 秋号

[ かきゃああんたも ] 欠点にも蓋をせず、商品開発に取り組むことが大切

日本ダイオネクス(株)名古屋営業所
中西 雄


11_011 このたび、大阪営業課より名古屋営業所所長として7月1日に着任いたしました。

 東海地区の方々に接して数ヶ月ですが、昨今の景気の陰りとは逆行して、活気のある元気な地区であると感じています。

 日本ダイオネクスはダイオネクス・コーポレーションの100%出資の日本法人として1990年に設立されました。イオンクロマトグラフ法は1975年にDr.H.Smallらによって開発され、1976年にダイオネクス・コーポレーションが装置化し、30年以上にわたりイオンクロマトグラフのパイオニアとして業界をリードしてきました。

 現在ではEPA、ASTM、日本でもJIS(日本工業規格)や上水試験方法など多くの各種試験法に採用されています。また、昨今では質量分析装置もその検出器として用いられるようになり更にその応用範囲が拡大しています。

 欠点にも蓋をすることなく、商品開発に取組むことが製品力を伸ばす上で大切なことだと思っています。社員一人一人が『大きな耳』をもつ営業・技術となり、高速液体クロマトグラフや高速溶媒抽出装置(ASE)を含めて、製品力とサポートの向上に努力していきます。