東海科学機器協会の会報

No.329 2010 新年号

〔年頭所感2010〕 ご挨拶

東海科学機器協会監事
中園秀己  株式会社堀場製作所


7-116

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、100年に1度の大不況といわれ、大変厳しい年でした。今年も引き続き厳しい状況と予測されておりますが、一方で半導体分野が上向きになってきており、夏以降には持ち直してくるのではとの予測もあります。私は、100年前には生存していませんでしたので、不況であることは理解しておりますが、決してなんともならない状況とは思えません。この状況下を次なる飛躍のチャンスと捉えて、皆様方と力をあわせて日々邁進することが一番の対処法であると考えています。
 弊社では、最近「他責厳禁」「スピード」という言葉をよく使うようになっております。前者は、このような状況下にも関わらず、「聞いていない」「指示がない」「隣の人の事」「あなたが悪い」などという他人事のような発言や行動を起さないということです。一人がミスをしても全員でカバーする、誰が悪いではなくどうすればよくなるか?ということを考え、1+1が3にも4にもなるように積極的に行動することを期待されています。後者は、文字通り「直ぐに行動」「1ヶ月は1週間、1週間は1日,1日は1時間」と単位を変えて実行することで、効率を上げ大きなチャンスを逃さないことを期待されています。今年は、更に自分の行動を見直し、皆様方とさらに深い協力関係を築くことで、皆様方とともに大きなチャンスをつかみたいと考えています。
 個人的には、厄年がやっと終わり、爆発する?大好調な?運気になるのでは?と大いに期待しています。本年もどうぞよろしくお願いいたします。