東海科学機器協会の会報

No.329 2010 新年号

〔年頭所感2010〕 新年を迎えて

東海科学機器協会理事
水野隆二  株式会社カーク


4-212

 新年 明けましておめでとうございます。
 会員の皆様には昨年、多大なるご協力ご尽力を賜りましたこと、まことにありがとうございます。
本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
 さて、日本の景気はまさに剣が峰になってまいりました。デフレ、株安、円高、失業、所得減と、どれをとっても先行き深刻な情況を向えており、世界が回復基調の中で日本だけが置いてきぼりといった様子です。この地域においては「物づくり」といった製造業が大半をしめ、特に急激な円高がいっそう景気に悪影響をおよぼし、業績回復への道のりを険しいものにしているのが現実ではないでしょうか。国であり地域の政・官・民のみんなで将来へ向けた再生への意識と力を合わせないと、これから長期停滞への心配が現実のものになるような予感がいたします。
 2010年この厳しい難局、知恵を出し共に乗り越えていきましょう。会員会社様の益々のご繁栄と皆様方のご健勝を心より祈念しまして新年の挨拶とさせていただきます。