東海科学機器協会の会報

No.333 2010 冬号

〔会員だより〕ブラジリアン柔術で充実ライフ!


オザワ科学㈱ 松本博之


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 ブラジリアン柔術とは、組技を基本とした、パンチやキックのような打撃攻撃も視野に入れた武術で、ブラジルでは、組技も打撃もあるバーリ・トゥードという方式の試合で実戦をつんできた、格闘技でもあります。
 私は現在、名古屋市の露橋スポーツセンターをメインに活動をしている【名古屋ブラジリアン柔術クラブ】に所属し練習に励んでおります。私が始めたのは、32才(2002年)の時でした。学生時代たいした運動経験も無く出来るか、不安ではあったのですが、今でも初めて柔術衣に袖を通した喜びを忘れることができません。
 営業という職性と入門当時の勤務地が三重県四日市市ということもあり、稽古は週末の日曜日のみでしたが大会には積極的にチャレンジをし、中部地区、近畿地区、関東地区等へも出掛け、更には香港、タイランドと海外の大会へもチャレンジしました。異国の地での現地の日本の方との交流。対戦相手とのブロークンな英語での会話等、海外での体験は非常に刺激的でした。最初の頃は大会に出場する度に負け、連戦連敗でしたが、無理せず週一回の練習ペースを維持し、経験を重ねて行くうちに自然と大会でも結果を残せるようになりました。
 大会の魅力は試合前に純粋な自分に向き合え、素直で真っ直ぐな気持ちになれる自分を感じることです。カッコ良く勝ちたい、みっともない負け方はしたくない、怪我とか痛い思いは嫌だ。色んな気持ちの中で自己嫌悪になりますが、試合が始まれば気持ちを真っ白に、対戦相手を受け入れ、お互いの体で相手と対話し競技します。柔術は相手と接触することから始まるので、これにより他人を受け入れる寛容な人柄を形成し、コミュニュケーション能力を高め一般社会生活の中でも多いに役立ち、営業職に限らず実生活をする上でも非常に重要なことを学ぶことが出来る競技ではないかと思います。これまで、大きな怪我もなく無事継続して出来たのも、クラブの先生、仲間、家族、社内の方々のサポートと感謝し【仕事、柔術、家族】を大事に、これからも充実した社会生活が送れるよう頑張りたいと思います。
 現在、私は弊社の沼津営業所に勤務しており稽古の回数は今までよりも更に少なくなってはいるのですが、これからも所属する名古屋のクラブでの柔術ライフを満喫し、日頃のライフワークに役立てて行きたいと思います。