東海科学機器協会の会報

No.334 2011新年号

新年号 2011

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㈱島津製作所 松本幹雄様よりご提供

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北海道阿寒郡鶴居村(釧路湿原の北15km程度の位置)にて

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〔年頭所感2011〕 輝かしい年でありますように

東海科学機器協会理事長
岡野忠弘 名古屋科学機器株式会社


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 皆様あけましておめでとうございます。昨年は会員諸氏の絶大なるご支援で各行事も滞りなく終了し、今年度もボウリング大会を残すだけとなりました。
 会員家族様を主体にしたファミリーイベントは多くの方々の参加で昨年以上の賑わいをみせました。また工場見学会は土岐の核融合研究所で、第三の火の巨大科学をご覧いただきました。引き続き今年も皆様のお役に立つ事業を行っていきたいと思っております。
 さて、あと一年あまりで「第22回最新科学機器展」の開催です。準備も始まりました。つきましては、会員の皆様のご支援をぜひともお願いするしだいであります。
 今年が会員の皆様にとって輝かしい年でありますよう、心よりお祈りし新年の挨拶といたします。

No.334 2011新年号

〔年頭所感2011〕 五行歌

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〔年頭所感2011〕 平成23年の年頭にあたり

東海科学機器協会副理事長
八神 基 株式会社ヤガミ


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 干支は60年で一巡りします“還暦”です。60年前の昭和26年はサンフランシスコ講和条約が締結され日本が被占領国から主権を回復した年でした。隣の朝鮮半島では南北間での激しい戦争が続いていました。今また少しキナ臭くなっています。当時の日本はその補給基地として“朝鮮特需”に沸き、戦略物資が大量に安定的に求められたことから、科学的品質管理手法や工程管理の導入が始まりました。ここで計測機器や試験研究機器などが必要とされ、結果として科学機器業界の戦後の黎明期となりました。しかし、当時の国家予算のうち占領軍に支払う“戦後処理費”(現在の米軍への思いやり予算に相当)が多くを占めていて、まだ戦時経済を引きずった貧しい日本でした。この年、私はまだ幼稚園児でした。
 さて、今年の干支は“辛卯”でウサギが充てられます。ウサギの特徴は“長い耳”と“跳躍力”です。「飛耳長目」と云います、耳を飛ばし目を長くする。でも普通には長くするのは耳で、飛ばすのはガン(眼)、この方が素直に理解できます。遠方のことをよく見聞きできる耳目で物事を鋭敏に観察し、時を掴んでは果敢に踏み切り跳躍する、こんなウサギにあやかって新しい年の始めを迎えましょう。

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〔年頭所感2011〕 年頭にあたり

東海科学機器協会副理事長
木下 実 株式会社木下理化


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 東海科学機器協会の会員の皆様、明けましておめでとうございます。
 平成23年の初春にあたり、皆様に新年のお慶びを申し上げます。
 名古屋は、かつて日本一元気な都市といわれていましたが、リーマンショックに端を発した世界的な金融危機は景気の悪化など、当地区にも深刻な影響を与えました。長引く不況の中で、中小企業の受注は激減し、新卒者の就職内定率は低迷するなど、今後も危機的な状況が続くものと思われます。
 こうした厳しい状況下で新年を迎え、当協会としましては、本年も協会会員の皆様と「研讃と親睦」を深め得る事業を展開してまいる所存であります。事業につきまして、多くの参加をお願い申し上げます。
 本年が皆様にとりまして実り多い年となります様、祈念申し上げます。

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〔年頭所感2011〕 今年もスポーツ界から当地区を明るくしてほしい

東海科学機器協会理事
竹田 政夫 株式会社イリエ


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 新年あけましておめでとうごさいます。
昨年一年を振り返ってみると、かなり厳しい状態にありました。上期は政府の緊急経済対策や新興国の経済成長により一時は景気の回復をみましたが、その後の急激な円高などにより再び先行き不透明感が増してまいりました。 そんな中、スポーツ界において、野球では中日ドラゴンズのセントラルリーグ優勝(日本シリーズは残念でした)、サッカーでは名古屋グランパスの優勝と当地区を明るくしてくれた年だったと思います。
 さて今年の経済環境も「春以降、新興国経済の伸びにけん引され、日本経済も回復に向う」との楽観論もありますが、引き続き厳しい状況下にあります。そんな中、今年も中日ドラゴンズ、名古屋グランパス共にかんばって連覇を達成して、当地区を明るくしてほしいと思います。今年も皆様のご支援、ご協力よろしくお願いいたします。

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〔年頭所感2011〕 TKKは今年58年目

東海科学機器協会理事
各務 隆弘 朝日テクニグラス株式会社


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 新年あけましておめでとうございます。
 会員の皆様方にはどのような新年をお迎えになられたでしょうか。連綿と続くTKKは創立以来今年58年目を迎えます。昭和60年代以降、会員数は時代背景から増減があるものの、常に100余社を数え安定的な運営がなされています。人で言えば再来年は還暦の年。長寿時代の今の還暦は格段の感慨は少ないかも知れませんが、それでも組織としては温故知新を問いながら折々を反映するご意見を取り込み、更に発展していくTKKでありたいものです。市況は尚厳しい状況が続きそうですが、個々の企業努力の上に、今こそ厚生行事や見学会などのTKK事業や組織を活用して自社の装備を整える時期かも知れません。
 今年一年、皆様にとって、より良き年になりますよう祈念申し上げる次第です。

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〔年頭所感2011〕 2011年は正念場

東海科学機器協会理事
水野 隆二 株式会社カーク


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 明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては清々しい新年をお迎えになられたことと存じます。昨年はTKKの行事にも積極的にご参加いただきありがとうございました。本年も引き続きよろしくお願い申し上げます。
 さて日本経済はいくつもの不安要素を抱え、大変困難な状況にありますがどのようにお考えでしょうか。経済のグローバル化において国内の経済といった視点ではもはや不十分で、時々刻々と変化する世界経済の動向と変化を見逃せない次代に突入してまいりました。先進国から新興国に中心軸が移るという歴史的な時代に直面した今、どうすることによって生き残り、競争に勝つ事が出来るのか、まさに今年は正念場かと思います。
 会員の皆様におかれましては健康に十分留意され社業が益々発展されますことを心より祈念いたしまして新年の挨拶とさせていただきます。

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〔年頭所感2011〕 お客様課題解決力(提案力)が必要

東海科学機器協会理事
八代 智 株式会社島津製作所


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 新年明けましておめでとうございます。
 今年が会員各位にとって、さらに飛躍する年となりますように祈念申し上げます。
 さて、昨年の日本経済は、中国を中心とする新興国市場発展効果で、リーマンショック後の危機的状況から一息ついたという感じです。
 しかし、国内市況、特に輸送機産業が主体である東海地方の市況は、十分に回復しているとはいえません。但し、国内のお客様に関して、リーマンショック直後と現在で違うことは、資金力をかなり回復されていることです。つまり、必要な設備・製品またはサービスには、積極的に投資される力が戻りつつあります。その状況下、我々のビジネスに必要なことは「お客様課題解決力(提案力)」です。会員各社の販売方針は尊重するとして、できる限り会員各位の連携で、より良い提案がお客様にできるような土壌をつくり続けることを、協会理事の一人として行って参ります。今年も引き続きご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

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〔年頭所感2011〕 共に科学技術の発展に寄与していきたい

東海科学機器協会理事
高木 裕明 伊勢久株式会社


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 新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、ご家族お揃いで楽しいお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。
 さて、一昨年急激に落ち込んだ世界経済も、昨年は何とか各国の経済政策や金融緩和策により持ち直しつつ年を越しました。今年は一気に景気拡大と行きたいところですが円高やデフレ傾向に歯止めがかかっていないこともあり、まだまだ厳しい状況が続きそうです。
 しかし自動車業界に於いてはエコカー補助金が終了し厳しい経営環境とは言うものの、今年から来年にかけて新型車が続々と発表されるようで面白くなりそうです。
 特にEV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッド車)など次世代型自動車が世の中にどんどん出て参ります。電気自動車が普及するには電池の飛躍的な技術開発とインフラの充実が図られなければ不可能ですが、将来2011年がEV元年だったと言われるくらい自動車各社には頑張って頂きたいものです。
 今年も皆様と共に科学技術の発展に少しでも寄与出来るよう頑張ります。どうぞ宜しく御願い致します。

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〔年頭所感2011〕 今年こそ明るい年になりますように

東海科学機器協会理事
小澤 惠子 オザワ科学株式会社


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 新年、明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましてはご家族と共に清々しくお迎えになられたことと存じます。
 さて、リーマンショック以来、経済、社会の大変化が続いておりますが今年こそ少しでも明るい年になりますよう心から願っております。
 協会行事ではファミリーイベントを担当させて頂いてますが、いつもたくさんの方々にご参加を頂き、ありがとうございます。これからも微力ではありますが協会事業の発展に協力させて頂きたいと思っておりますので本年もどうぞよろしくお願い致します。

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〔年頭所感2011〕 2011年新年にあたり

東海科学機器協会理事
宮木 康光 株式会社栄屋理化


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 会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 昨年は、政権交代は何だったのかと思わせる出来事ばかりでした。沖縄米軍基地問題・総理交代・尖閣列島問題等初心者マークにしてもひどいと思う人は私だけでしょうか。
  我々を取り巻く環境も事業仕分けの名のもとに科学技術関連予算が削減される傾向にあります。また、研究者・施設間の格差も広がり成果主義からくる偏りがみられてなりません。日本人が従来持っていたはずの心の優しさや思いやりは、どこに行ってしまったのでしょうか。あまりにも成果主義や能力主義に陥っていないでしょうか。
 ある冊子に「ありがとう」の本当の意味という記述がありました。その語源は「ありがたい=有難い」で「こんにちは=今日は」と同様に神に対する言葉でした。「有難い」は字の如く、有る(存在)ことが困難である、つまり有りえない、起こりえない、滅多にないことを意味しています。日本人は農耕民族として自然と共生してきており、太陽に関わる天候が暮らしに大きな影響を与えてきました。日照り続き、台風や大雨など、人間の力ではどうしようもない時に、恵みの雨が降ったり、晴天になると、「有難い」とその奇跡に感謝したのです。現在は、個人主義になりがちですが、人は様々なものにより生かされているのだということを忘れてはいけません。永続経営できる企業は、誠意がこもった「ありがとうございます」を言える社員創りが大切です。という記述がありました。ありがとうが素直に言える社会になるよう念願しております。本年もよろしくお願い申し上げます。

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〔年頭所感2011〕 2011年新年のご挨拶

東海科学機器協会理事
中園 秀己 株式会社堀場製作所


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 会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
 昨年は、少し明るい兆しがでてきたと感じられた方も多かったのではと思います。しかしながら、安定はしているものの円高水準であり「今年も楽観視できない」「今年も慎重だ」と予測されるのも大方の見通しです。このような状況下ではありますが、私たちは歩みを止めるわけにはいきません。より明るく、より発展的に歩む為には、皆様方と力をあわせて日々邁進することが一番の方法であると考えています。昨今の厳しい競争に打ち勝つには、差別化された技術、技能を見直し、さらに磨き、真のお客様の期待に応えるという原点に立ち返ることが最も重要ではないかと考えています。今年は、原点回帰を念頭に置き、自分の行動を見直し、皆様方と深い協力関係を築くことで、皆様方の着実なご発展に少しでもお役に立てるよう努力してまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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〔年頭所感2011〕 新年ご挨拶

東海科学機器協会理事
伊丹 勝司 壽工業株式会社


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 TKK会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。
 各企業様におかれましては、素敵な新年を迎えられたことと存じます。
 さて昨年寅年の世相としては、政治的な波乱が多いと言われます。一昨年の「政権交代」ほどの波乱は起こりませんでしたが、それでも、まだ記憶に新しい外交上の問題が、近隣諸国との関係に緊張感を高めています。
 また世界経済への影響も大いに懸念されるところであり、本来であれば、この波乱の寅年を乗り切って卯年の飛躍に繋げると行きたいところですが、大きく飛躍に繋がりそうな外部要因は政治的にも経済的にも、とても見込めそうにありません。このような閉塞感漂う時には、各企業が自助努力により、何か一つでも確実に実行に移し結果をだすという姿勢が必要ではないかと思われます。
 今年もまた本協会の活動が、各会員企業様の取り組みに少しでもお役に立てるよう努力してまいります。
 本年もどうぞ宜しくお願い致します。

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〔年頭所感2011〕 地球温暖化防止

東海科学機器協会理事
中野 良昭 株式会社中野


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 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
 昨年は東海科学機器協会の役員に選出して頂きながらTKKの運営にほとんど貢献できなく申し訳ありませんでした。本年こそは少しでも役に立つようがんばりますので皆様方のご指導を賜わりますようお願い申し上げます。
そして今年は以前より気になっていて何も行動できずにいる『地球温暖化防止への取組み』を自分なりに真剣に考えてみたいと思っています。TKKの皆様にとってはISO14001の認証などで今や当然のこととお考えでしょうが自分にとってはまだまだ実行に至っておりません。現在は温暖化だけでなく環境破壊全般においてもさしせまった事態に見えます。温暖化には異論を唱える人もいると思いますが環境破壊や地球温暖化の影響はすでに地球規模になっており大雨による洪水などの異常気象、農業・漁業・生態系への影響など事態は遠い未来ではなく今現在でも急変しているように感じます。とはいっても直接に影響を受けていない人々の一部(自分を含む)は世の中の流れの中であまり現実に考えてはいないと思います。世界各地で行われている環境保全に関する会議、日本政府が打ち出している政策や方針等を見守りながら、まずは自分でできる節電、節水、自動車の低燃費走行や自動車を使う仕事の効率化、消耗品の節約・再利用・リサイクルへの行動など仕事や生活の中での僅かな節約術などの発見に日々取り組んでゆきたいと思います。そしてTKK会員様の事業の更なるご発展と皆様方のご健勝を祈念申し上げます。

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〔年頭所感2011〕 新年ご挨拶

東海科学機器協会理事
林 宏樹 ハヤシ化成株式会社


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 東海科学機器協会の会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年は大変お世話になり、ありがとうございました。今年もよろしくお願い申し上げます。
 さて、昨年の新語・流行語大賞のトップテンは以下の通りでした。
・ゲゲゲの〜
・いい質問ですねぇ
・イクメン
・AKB48
・女子会
・脱小沢
・食べるラー油
・ととのいました
・〜なう
・無縁社会
そして、特別賞には、日本ハムからドラフト1位指名を受けている早稲田大学の斎藤佑樹投手の「何かを持っていると言われ続けてきました。今日何を持っているかを確信しました…それは仲間です」が選ばれました。仲間、良い言葉だと改めて感じました。今年は“仲間を大切にする”、そして“仲間に感謝する”、この事を忘れずに日々、過ごして行きたいと思っています。
最後になりますが、2011年が皆様にとって最良の年である事を祈念して新年の挨拶とさせて頂きます。

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東海科学機器協会 第49回TKK野球大会実況中間レポート PART2


【大会総評】 カーク対島津製作所に決着!!
例年に比べ接戦が多数!各参加チームのレベルも年々上昇!!

野球大会実行委員長 伊丹 勝司


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 昨年10月9日を大会初日と計画し、足掛け約70日間にわたる長い長い大会期間となりましたが、12月19日の決勝戦において島津製作所さんの優勝という結果でようやく幕を閉じました。そもそも初日から雨で開催できず、しかも順延となっていた10月30日予定の決勝戦まで雨に泣かされるという大変天候に嫌われる大会となってしまいました。これもひとえに、今年から大会委員長を務めることになった私の不徳の致すところ、来年の就任が危ぶまれます。
 さて、初日から計画が変わってしまった影響で、変更日時がお仕事と重なり、結果棄権となったチームが3社あり、大変残念でした。
そんな環境の中でも各参加チームの選手は笑いあり涙ありの素晴らしいプレーを見せて下さいました。しかも例年に比べ接戦が多く、「同点延長規定によりジャンケン」が2試合もあり、各参加チームのレベルも年々上昇しているのではないでしょうか。島津製作所さんも一試合がジャンケンで、また決勝戦ではカークさん相手に2対1という僅差の勝利と、来年の大会でも、そう簡単に「島津製作所2連覇」とは行かないことでしょう。
 来年はついに第50回大会という節目の年になります。今まで以上に多くのチームに参加頂ければ、ということと、記念大会らしい趣向を凝らした楽しい大会に出来ればと思っております。参加企業の皆さま、運営関係者の皆さま大変お世話になりました。来年もどうぞ宜しくお願い致します。


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No.334 2011新年号

〔TKK野球大会優勝〕 祝!!優勝!島津製作所


第49回TKK野球大会決勝戦を振り返って

島津製作所名古屋支店 八代 智


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 今年は、試合日の天候に恵まれず決勝戦は、12月19日に開催されました。優勝は株式会社島津製作所、準優勝は株式会社カークです。以下、島津製作所側から決勝戦を振り返ります。昨年、カークに負けて準優勝となった島津が雪辱を果たした試合でした。
 冬とはいえ晴天で暖かい日差しを浴びて、名城公園野球グランドにて、13:15に、島津先攻、カーク後攻で試合が始まりました。1回裏に、カークが1点を先制しました。島津に嫌なムードが漂う中、2回表に島津・元森遊撃手のタイムリー2塁打で1点を島津が返しました。その後、この日が誕生日であった島津・船橋一塁手の見事なバースデーアーチで1点を追加しました。
 また、6回裏に迎えた無死1、2塁というピンチを、島津・大谷投手と島津・安藤捕手のバッテリーによる緩急を織り交ぜた絶妙なピッチングとバックの守りで無得点に抑えました。その後、投手戦の様相を呈し、早い試合運びで経過しました。カークも島津と同様に攻守共にバランスの取れたチームでしたが、接戦の結果、島津がカークを抑えて2対1で勝利しました。MVPは、島津・船橋一塁手が選ばれました。平成20年(島津優勝)に続いて2度目のMVP獲得です。
 思えば、第一試合に強豪チームである理科研株式会社と当たり、同点で試合終了。その後、選手総当りのジャンケン戦において、最後のジャンケン戦に勝った島津・斉田中堅手も評価されるべきです。理科研戦は、4点リードからのまさかの逆転、そして島津として踏ん張ったものの同点で終わったことをチーム全員反省し、修正を行いました。その後、準決勝の株式会社テクノ西村戦では、島津は7対0と快勝。理科研戦で逆転を許した島津・大谷投手が意地をみせて完封勝利をしました。
 試合で流れをつくった選手を中心に報告してきましたが、忘れてはならないのは、春から雪辱を果たすために、練習グランド手配や準備をしてくれた島津・吉川選手、嶋本選手、工藤選手などの部員たちのことです。島津チームを率いた林監督をはじめとして、将にチーム一丸となった勝利でした。そして決勝戦に参加した全員が怪我もなく無事終えられたことが、この喜びを一層大きなものにしました。
 最後に、MVPを獲得した島津・船橋一塁手のコメントを記して報告を終えます。

「昨年の雪辱を果たし、優勝出来ましたこと非常に嬉しく思います。自身の誕生日の試合で、デッドボールで出塁し帰塁できたこと。勝利につながる弾丸ライナーでの《バースデーアーチ》を打てたことが大変嬉しいです。勝ち続けることは、非常に難しいですが、来年も優勝します。最後になりましたが、今大会にご尽力いただきました大会関係者の皆様に心から感謝申し上げます。」

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〔かきゃああんたも 〕 ご挨拶


ヤマト科学㈱ 名古屋支店長 中川 博一


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 ヤマト科学㈱名古屋支店長の中川博一と申します。この度、関西支店より名古屋支店へ赴任いたしました。
 出身地は兵庫県宝塚市で、入社以来京都、滋賀地区を11年、大阪地区を18年間担当してまいりました。初めて近畿エリアを離れる不安もございますが、自動車、航空機など先端産業と産官学研究機関がバランス良く立地する東海エリアで仕事が出来ることを楽しみにしております。
 ヤマト科学の行動指針は、研究開発・生産技術の”革新”を支援し、人類に幸福をもたらす科学技術の進歩・発展に貢献することです。
 東海科学機器協会会員の皆様とお互いに実りの有る仕事をすることが、地域社会への貢献につながることと思い全力を尽くす所存です。
 『誠実』『忠恕』『感謝』を行動規範とし、一生懸命頑張りますので今後ともご指導ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

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〔会員だより〕 つまずいたおかげで


㈱尾張屋 水野 公子


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 今回、原稿の依頼を随分前より頂いておりましたのに中々筆を取ることが出来ず〆切間近になって慌てて書いた次第です。「今年は何事も、もっと計画的に…」と年頭に誓った次第です。
 先日、テレビを見ての受売りですが、どんなことにでも①関心を持つこと②感動する心を持つこと③感謝する心を持つこと…
このことが人生の3Kと言っておられました。当たり前のことのようですが自分自身、毎日、振り返ってみると忙しさにかまけて、唯々、時間が過ぎていくだけの時を過ごしているのかなぁという感があります。時間の経つ速さって人によって違うんですよね。同じ1日24時間でも…もっと有効に!これも今年の目標にすることにします。
 昨年、奈良の山寺にこんな言葉が半紙に書かれて壁に貼ってありました。居合わせた数人の方々に庵の主人が「皆さん一緒に声を出し読んでください」と言い、誰からともなく唱和したのです。


つまずいたおかげで

つまずいたり ころんだりしたおかげで
物事を深く考えるようになりました
あやまちや失敗をくり返したおかげで少し
ずつだが人のやることを暖かい眼で見られる
ようになりました
何回も追いつめられたおかげで
人間としての自分の弱さとだらしなさをいやというほど知りました
だまされたり裏切られたりしたおかげで
馬鹿正直で親切な人間の暖かさも知りました

 そして…

身近な人の死に逢うたびに人のいのちの
はかなさと いま ここに生きていることの
尊さを骨身にしみて味わいました
人のいのちの尊さを骨身にしみて味わった
おかげで
人のいのちをほんとうに大切にするほんものの人間に裸で逢うことができました
一人のほんものの人間にめぐり逢えたおかげで、それが縁となり次々に沢山のよい人たちにめぐり逢うことができました
だから わたしのまわりにいる人たちは
みんな よい人ばかりです


読み終わった時、鼻をグスグスしている人もいました。私もその中のひとりでした。

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〔会員だより〕 釣りを通して


㈱カーク 横山 幸司


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 現在私の唯一の趣味は釣りです。一言で釣りと言っても海釣りもあれば、川釣りもあり最近疑似餌を使ったルアフィッシングもあります。そんな中私がはまっている釣りがヘら鮒釣りです。へら鮒釣りにはまっている理由は、場所がすぐ近くの公園の池ということで自転車でいきたい時にいつでもいけることと、他の釣りと比較して最初にお金を投資すれば、あとは餌代だけで釣りが楽しめるという点です。
 釣り自体は真夏以外はオールシーズン楽しめますが、自分として一番足しげく通うのは真冬の一番寒い時期です。春、秋は良く釣れますが真冬は殆ど釣れません。ただし、釣れると良型の(30㎝)以上のものが釣れます。
 真冬の釣りは非常につらいものがあります。朝から日が落ちるまで丸一日釣りをしていてもあたりが1回か2回あるかないかで、あたりじたいも非常に小さく、浮きが1㎜か2㎜動いたか動かないかそのあたりを見逃すと1日ボーズということがよくあります。そんな過酷な状況のなかで釣れた1匹は最高の幸せを感じられます。
 そんな釣りにのめりこむきっかけを作ってくれたのが父です。自分が小学校の低学年のころ、近くの釣堀に毎週日曜日になると、鯉釣りにつれていってくれました。当然釣堀なので、釣れてあたりまえ!本当によく釣れた記憶が残っています。
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 現在は父の体調があまり良くなく、一緒に近場の公園に釣りに行くことはなくなりましたが2、3年前までは一緒に良くいきました。そんな父と釣りの話になると盛り上がり、会話をする良好の関係が築けていると思います。
 現在、自分と息子の関係というと、お互い好きなものに共通点がなく、会話もままならない状態です。今からでも遅くはないとおもわれるので、息子との共通の趣味を見つけ出してみようと思っています。まずは手始めに釣堀にでもさそって良好な関係がもてればと今考えています。

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〔名古屋のグルメ 〕 シェフ自慢の手打ちパスタがおすすめ!! 手打ちパスタとワイン

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トラットリア・パージナ

【案内人】 三洋電機㈱ 権田 雅保


 伊勢久㈱名古屋南営業所の上村様からご指名をうけました、三洋電機㈱バイオメディカ事業部中部営業所の権田と申します。私が紹介させていただくお店はイタリア料理の「トラットリア・パージナ」というお店です。
 名古屋市営地下鉄桜通線の「久屋大通駅」1A出口から北へ徒歩1分のところにあるホワイトメイツビルの2Fにあります。店内に入ると目の前に久屋大通公園が見え、特に夜になると公園のイルミネーションがロマンチックで、開放的な空間になっています。Pagina(パージナ)とはイタリア語で「ページ」や「一枚の葉」という意味だそうです。
 常時10種類以上のパスタを用意し、スパゲッティだけでなくショートスパゲッティやシェフ自慢の手打ちパスタを使った料理をお楽しみいただけます。料理は定番「いろいろホルモンのパッパルデッレ」の他、旬の食材を使った「シェフおすすめメニュー」を月替わりで用意しています。
 先日、妻と娘の3人で食事に行ってきました。「前菜」「全てのメニューの中から選べるパスタ」「メインデザート」のコースを注文し、少し抵抗がありましたが看板メニューの「いろいろホルモンのパパルデッレ」も注文いたしました。もっちりとした自家製のパスタとホルモンは本当に相性が良く、お酒との相性も抜群でした。メイン料理もボリューム満点で非常に満足いたしました。
お酒の種類も豊富で、カクテル、ワインなど常時20種類以上揃えており、普段あまりお酒を飲まない私でもついついたくさん飲んでしまいました。またスタッフの方の応対も親切で、私みたいなカタカナメニューが苦手な人でも丁寧に料理の説明をしていただき、お好みの料理を注文することができます。
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 若い方なら窓から綺麗な夜景を見ながら語り合うのもよし、奥さんとの記念日やお子さんの誕生日などにもピッタリの雰囲気です。12名までOKの完全個室や18名までOKの半個室も完備。店全体を貸し切ると最大60名まで入れますので、結婚式の2次会など様々なシーンにご利用いただけます。
 お昼のランチもやっており、1000円でサラダ、スープ、パスタリゾット2種類、カフェまで付いています。1皿でパスタとリゾットが食べられるのはすごくお得です。
 同じ系列のお店で、本場ナポリで修業したピザ職人がイタリアから輸入した窯で焼き上げた、本格的なナポリピッツアを提供しているお店が矢場町にあります。「ピッツエリア・パージナ」というお店です。こちらも是非一度行ってみてください。

 普段居酒屋ばかり行かれている方も、「大切なひと」と最高のシチェーションでお酒とお食事を楽しまれてはいかがでしょうか。


Paginaパージナ

名古屋市東区泉1-14-23 ホワイトメイツ2F
TEL:052-955-3715
地下鉄「久屋大通」駅 1A出口 徒歩1分
営業時間: ランチ 11:30〜14:30 ディナー 18:00〜23:00
定休日:無


次回は、アドバンテック東洋㈱名古屋営業所 石川英幸さんがご案内します。

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会員動向


◆代表者変更
・㈱堀場テクノサービスは、平成23年1月1日付けで中部統括部長 前田光彦様に交代されました。
・ヤマト科学㈱は、平成23年1月1日付けで名古屋支店 支店長 中川博一様に交代されました。

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東海科学機器協会 2010年度第9回役員会議事録

日  時 2011年1月11日(火)
場  所 ガーデンパレス 5F 梅の間
出席者 岡野理事長、八神副理事長、木下副理事長、竹田理事、各務理事、水野理事、小澤理事、
            八代理事、高木理事、二村理事、宮木理事、中園理事、伊丹監事、中野監事、林監事


議 題

(1)H22/12/19 H22年度 第49回TKK野球大会終了報告(伊丹)
10/9を大会初日とした野球大会でしたが足掛け約70日かかって終了しました。野球大会の進行の難しさを象徴した年となりました。優勝は昨年準優勝の島津製作所となりました。

(2)1/25 会報新年号の段取りについて(高木)
新年号は、新年の役員の挨拶、野球大会の決勝、会員だよりが有り、いつもの新年号より話題抱負なものとなる予定です。1/14に校正を行う予定です。

(3)1/11 TKK新春懇親会について(中園)
64社76名を集めて新春のスタートに相応しく実施する予定です。マジックショーなども準備され、会員に喜んでいただけるものを企画しました。

(4)1/28 第63回新春大懇親会について(岡野)
TKKから岡野理事長、木下副理事長が出席する予定です。今回の懇親会は昨年から各地区で役員の交代があり、その意味でも重要な場となります。

(5)2/10(木) TKKボウリング大会について(宮木)
昨年25社132名を集めて開催しましたが、今回集客が遅れ気味なので、新春懇親会で参加を募ることと
しました。

(6)H23年度役員会日程案、事業計画、議案事項の検討の開始(岡野)
H23年度の役員会日程が提示されましたが、特に役員間で異存はないので、この日程で進行していくこととしました。

(7)5/10(火)第58回定時総会準備の開始(岡野)
H23年度の事業計画などで順次計画していくこととしましたが、第22回最新科学機器展を開催する準備、HPの更新、野球大会の記念行事の可否のための準備なども開始することとしました。

No.334 2011新年号

東海科学機器協会 2010年度第5回会報編集委員会議事録

日  時 2011年1月14日(金) 15:30〜
場  所 名古屋BK協会
出席者 高木委員長、伊丹副委員長、小島委員、松本委員、吉田事務局


議 題

(1)新年号(1/25発行)について
表紙 北海道阿寒湖 鶴
TKK会報として恒例の役員挨拶を掲載、新年の抱負を特集しました。
野球大会は、天候で順延となっていた野球大会決勝を掲載。
会員だよりを2件投稿いただきました。
これまでの新年号とは少し違う構成となりました。

(2)春号(3/25発行)について
新春懇親会、TKKボウリング大会を中心に掲載をする予定です。
平成22年度終了ということもあり、総会の準備号としての案内も行います。

No.334 2011新年号

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編集後記

◎新年明けましておめでとうございます。
本年の干支は「辛卯」(かのとう)であります。辛は新しいものが生まれると言う意味があり、卯は茂ると言う意味があるそうです。又、相場の格言では卯は相場が跳ねると言われ誠に景気の良い年回りだそうです。格言の通りTKKにとってそして会員企業様にとって素晴らしい年になりますようお祈り申し上げます。(H・T)


◎新年明けましておめでとうございます。当初予想されたよりは穏やかな気候での年明けとなりました。やはりこの東海地区は日本のどこよりも早く、穏やかな景気回復となるかも知れません。さて、今年は卯年です。本編集も卯のように大きな耳でアンテナを張り、卯の心のように繊細な紙面作りを心掛けます。本年もどうぞ御贔屓に。(K・I)


◎新年明けましておめでとうございます。昨年は政治・経済・身近な朝鮮半島を含む世界情勢の動向と不穏な年でした。今年も昨年の課題を引き継いだままでのスターとなり、当面は余談の許さない状況が続くと思われます。機関誌は、皆様のおかげでますます充実してまいりました。今年もより充実するよう微力ではありますが努めさせていただきます。よろしくお願いいたします。(S・K)


◎新年明けましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては良いお年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年の干支は卯です。大変素早く動くことが出来、またジャンプ力もあるウサギにあやかって、躍動感溢れる一年となるよう祈念したいと思います。本年もよりよい紙面作りを目指して行きますので何卒ご協力の程お願い申し上げます。(M・M)


◎新年明けましておめでとうございます。新年はたいへん穏やかに始まりました。皆様におかれましてはいかがでしたでしょうか?元旦は雪予報でしたが、まったくその心配もなくちょっぴり期待はずれでしたが、大きな事故の報道もなく幸いでした。経済不安、政治不安もあるものの、不安慣れしてきたようなこの頃です。(M・Y)


会報編集委員

委員長  髙木裕明:伊勢久(株)
副委員長  伊丹勝司:壽工業(株)
委員  小島司郎:(株)ヤガミ
事務局  吉田実:名古屋科学機器(株)
委員  松本幹雄:(株)島津制作所