東海科学機器協会の会報

No.334 2011新年号

〔会員だより〕 釣りを通して


㈱カーク 横山 幸司


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 現在私の唯一の趣味は釣りです。一言で釣りと言っても海釣りもあれば、川釣りもあり最近疑似餌を使ったルアフィッシングもあります。そんな中私がはまっている釣りがヘら鮒釣りです。へら鮒釣りにはまっている理由は、場所がすぐ近くの公園の池ということで自転車でいきたい時にいつでもいけることと、他の釣りと比較して最初にお金を投資すれば、あとは餌代だけで釣りが楽しめるという点です。
 釣り自体は真夏以外はオールシーズン楽しめますが、自分として一番足しげく通うのは真冬の一番寒い時期です。春、秋は良く釣れますが真冬は殆ど釣れません。ただし、釣れると良型の(30㎝)以上のものが釣れます。
 真冬の釣りは非常につらいものがあります。朝から日が落ちるまで丸一日釣りをしていてもあたりが1回か2回あるかないかで、あたりじたいも非常に小さく、浮きが1㎜か2㎜動いたか動かないかそのあたりを見逃すと1日ボーズということがよくあります。そんな過酷な状況のなかで釣れた1匹は最高の幸せを感じられます。
 そんな釣りにのめりこむきっかけを作ってくれたのが父です。自分が小学校の低学年のころ、近くの釣堀に毎週日曜日になると、鯉釣りにつれていってくれました。当然釣堀なので、釣れてあたりまえ!本当によく釣れた記憶が残っています。
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 現在は父の体調があまり良くなく、一緒に近場の公園に釣りに行くことはなくなりましたが2、3年前までは一緒に良くいきました。そんな父と釣りの話になると盛り上がり、会話をする良好の関係が築けていると思います。
 現在、自分と息子の関係というと、お互い好きなものに共通点がなく、会話もままならない状態です。今からでも遅くはないとおもわれるので、息子との共通の趣味を見つけ出してみようと思っています。まずは手始めに釣堀にでもさそって良好な関係がもてればと今考えています。